少し経って。
荘厳さを失った神域、その瓦礫の山を椅子の代わりにする、神の最高傑作ともうたわれる天使――ルーチェモンは、面倒くさそうに後ろ髪を掻くと、ケルビモンに向けて左手で何かを放り投げてきた。
天使というカテゴリにおいては同胞でありながら、過去現在全ての所業から敵としての側面が強すぎる相手から投げられたもの――と警戒心を抱きつつも受け取ったケルビモンが掴んだ手の中に見たものは、紫色の皮に覆われた黄色のホカホカした野菜。
つまる所、何の変哲も無い焼き芋であった。
「……餌付けのつもりか?」
「あのさぁ。頭脳労働する時は甘いもの食べるのは今の世界の常識でしょ? 智を司る天使がいちいちケンカ越しになってマトモに機能しないとか、敵対してる間ならともかく今は好ましくない。解ったらそれ食べながらでも大人しく話を聞くんだね」
そう言うルーチェモンの手には、どこから取り出したのかチョコレートでコーティングされたドーナツがある。
というか、瓦礫の上に腰掛けた彼の膝の上にはいつの間にか(可愛げなデジモンの顔などで彩られた)紙の箱が乗っかっており、手に持ったドーナツはそこから取り出したのであろう事が見て取れた。
元は同郷の相手の死屍累々をとことん他人事扱いだなと憤る一方、ケルビモンは指摘される程度には自分が冷静でいられてないことを自覚すると、焼き芋をひと齧りし、改めてルーチェモンに対して問いを出した。
「……それで、結局どうなのだ? 貴様は、あのファスコモン達についてどこまで知っている?」
「まずは先に言った通り。ふざけた格好を除けば、あいつ等は見かけこそ成長期のそれだけど、考えるまでもなく実態は違う。アレはデジモンの類というより、いわゆる分身――というか『技』の類。扱いとしては、四大竜のゴッドドラモンが使役してるのとかが近いのかな? まぁ、頑張って一体潰したところで根本の解決にはならないだろうね」
「そこまでは聞いた。あれが分け身の類とは到底信じ難くはあるが、貴様が言う以上は嘘が含まれることは無いだろうからな」
傲慢の魔王、ルーチェモン。
彼はその過剰とまで言える自尊心も相まって、基本的に他者を騙すための言葉などは吐かない。
自らの都合を通す上で、騙しを用いるのは弱者――ひいては邪なる『悪』の為すことだと認識しているためである。
基本的に都合を通すために用いるのは自らの力だけであり、例えその行いが他者から見て邪悪であろうとも彼自身はそれが正義だと信じきっており、魔王に至る以前より変わらぬその在り方から彼は傲慢の大罪を背負うに至っている。
そんな彼が言うには、神域を蹂躙した複数の――怠惰の大罪を司る冠を宿し、実際にそれを有しているはずのデジモンと同じ技を用いることが出来たファスコモン達は、根本からしてデジタマから生まれて育った"普通の"デジモンとは異なる存在であり。
即ち、何らかの特殊な力を持つデジモンの手によって生み出された者達である、とルーチェモンは語っていた。
「で、そのデジモンもどきが七大魔王と何の関係がある? 貴様がそんな傷を負うほどの事柄など、およそ常識外れの事柄ではあるだろうが」
「まぁそうだね。正直言って、今回ばかりは僕も結構驚いてる。色々な偶然が重なった結果なんだろうけど、まさかあんなモノが現実に現れるとは……ってね」
「前置きはいい。事の重さは既に理解している」
「硬いねー。まぁ、頭使えてるのならいいけどさ」
ルーチェモンは持っていたチョコドーナツを食べ終えると、続けざまにフレンチクルーラーを掴み取りながら言葉を紡ぐ。
「事実から言うけど、憤怒と嫉妬と色欲……アイツ等の罪の力が怠惰にちょっと奪われた」
「……何?」
その言葉は、ケルビモンの心に並ならぬ動揺を与えた。
七大魔王――ダークエリアの秩序を担い、表に出れば確実に厄災を招くとされる七体の恐るべきデジモン達。
その内の三体の力が、怠惰の魔王――ベルフェモンに奪取されたと、傲慢の魔王としての側面を持つ天使は言う。
「君も天使なら知ってるでしょ? 魔王が司る七つの大罪は、それぞれ異なるデジモンが異なる姿で司っているけど、その全てはふとした拍子に変質する場合がある。色欲が度を越して強欲と相違無くなったり、嫉妬が深まり過ぎて憤怒に至ったりとかね。いわゆる罪の歪曲だよ。ある程度の歪曲は、捻じ曲がった罪のカタチを元々司っている魔王に力が分配される程度で済むんだけど、度を越えると全ての大罪を内包した……いわゆる超魔王が現れたりもする」
「貴様の……黙示録の竜としての姿。いわゆるサタンモードもその一例か」
「まぁね。見たことは無いけど、事の成り行き次第では他の魔王にもそういう可能性はあると思う。そして、今回の件は実際に"それ"が起きてしまっているって話だよ。怠惰の魔王にね」
超魔王。
一つの大罪だけでは飽き足らず、他の六つの大罪をも貪り、結果として一つの領域を超越した存在。
傲慢の魔王が過去に至った、黙示録の竜の姿をした怪物を始めとして。
憤怒と強欲と暴食と色欲と嫉妬と怠惰――それぞれ異なる姿を持つ魔王にも、在るとされている罪科の到達点。
元々、七つの大罪とは個が犯しうる過ちの中で、大罪へと繋がりやすい『可能性』を示すものだ。
どの魔王にも、現時点で観測こそされてはいないが、そうした危険性を内包している『可能性』は三大天使の間でも認知されていた――なまじ元同胞が前例を作ってしまった故に。
そして、懸念はこうして現実になろうとしている。
ケルビモンから見ても、あの奇妙な姿のファスコモンの存在はこの惨状と合わせて異常と思えたが、事が超魔王に絡んでいるともなれば不思議と納得が出来た。
「怠惰の罪は、全ての罪の中でも一番解釈の幅が広い罪だ。何も知らない馬鹿は食って寝るだけの安息を"そう"だと考えてるみたいだけど、あの罪の本質は『責任の放棄』だからね」
「……なるほど。確かに、それは世の中で最も蔓延っている罪だろうな」
「生じた怒りを自力で整理せずに他者に当て付ける怠惰。欲望を自制出来ない理由を他者に求める怠惰。自らの努力不足を認められずに抱く嫉妬の根源にある怠惰。軽く考えて三つ挙げられる程度には、怠惰の罪は歪曲の対象として成立しやすい。なんと言っても、他の罪とは違って、殆どは誰かから押し付けられたような冤罪ばかりだからねぇ。世界には嫌というほど蔓延ってる罪であり、だからこそベルフェモンは他の魔王と比べても並外れた呪いの力を蓄える事になっていた。それこそ、1000年置きにキレて発散させないと『爆発』しかねないほどに」
「レイジモードのアレも、十分に『爆発』だと思うがな」
デジタルワールドであれ、人間の世界であれ。
自らの責任を放棄する、無責任に害意をばらまく。
そうした愚行に走る者の存在は、少なくない。
世界の平定を望んで活動した時期がある都合、ケルビモンもよく理解している話だった。
今でこそ文明が発展し、社会が構築されて秩序は安定しつつあるが、それでも無責任なデジモンは存在する。
自分の間違いは自分のせいじゃない、何もかもアイツのせいだ――などという見苦しい発言は、人型デジモンと獣型デジモンが互いを差別していた時期にも覚えがある。
「つまり貴様はこう言いたいわけか。本来目覚める時期に無いベルフェモンが、他の大罪の『歪曲』によって過剰な力を得て、超魔王に至ろうとした結果生み出したものが――あの多数の奇妙なファスコモンである、と」
「まぁ、そうだね。アレはあくまでも成長の過程。認めるのは癪だけど、このまま放置したら僕の『あの姿』に匹敵する力を得て、何かやらかすのは確定だと思うよ」
事の危険性は知れた。
だが、明確に無視できない、意味不明な点が残っている。
「だが、そこまで考えたのなら同時に生じる疑惑も解っているな? 傲慢の魔王」
「今はフリーの天使だけどね。……仮に超魔王に至ろうとしてるのが本当だとして、そもそもの話として使い魔を作る能力なんてベルフェモンは有していない。他の魔王の大罪の力が流入しているとしても、あんなモノを生み出せるようになる要因としては考えにくい。なら、そこには魔王以外の何かが外せない要素として内在しているはずだ。疑惑はそんなところでしょ?」
「ああ」
「アレが超魔王としてのベルフェモンの力、と単純に考えてもいい気はするけどね。まぁ、あるよ。まだ憶測に過ぎないけど、アイツがあんな使い魔を使役出来るようになった根源。その見当なら」
怠惰の魔王の使い魔たる、謎のファスコモン達。
その衣装の大本について、古代に君臨した天使はこう述べた。
「見間違えはしない。あのファスコモンの衣装は、かつての『鋼』の十闘士のものだよ」
「『鋼』の十闘士……エンシェントワイズモンか」
「そうそいつ。昔は一時期、僕の側に立ちもしていた叛逆ド腐れ鉄血軍師ね」
「叛逆ド腐れ鉄血軍師」
「アイツと同じ衣装をしたデジモンは、覚えている限りいない。ただ、その力を色濃く受け継いだデジモンであるメルキューレモンやセフィロトモン、そして同じ名を持つ現代のワイズモン。この三体の中には、あの冷血クソ軍師のデータがかなりの割合で混じっている。そして、この三体にはある共通点があるんだけど……解る?」
「……『過去の再現』が出来る、という点か」
「そういうこと」
メルキューレモンの"イロニーの盾"。
セフィロトモンの体を構成する球体、
そして、ワイズモンの所有する"時空石"。
鋼の十闘士であるエンシェントワイズモンのデータを特に継承していると認知されている三種のデジモン達には、共通して過去に起きた事柄を何かしらの形で世界に出力する能力を有している。
その多くが『反射』という形に見えこそすれ、そもそも過去に行われた行為そのものである以上、それはあくまでも『再現』であると認識すべきなのだ。
まして、エンシェントワイズモンというデジモンは、古代の卓越した叡智を全て記録するアカシックレコード的な存在なのだ。
その能力をどんな形であれ継承しているのであれば、他ならぬエンシェントワイズモン自身のデータが混じっていてもおかしくは無く。
データを所有していて、それを再現する術を有しているのであれば、衣装程度再現することなど造作も無いのだろう――必要性はさておいて。
「現代のデジモンの中には、デジタマ化や進化の過程で失うはずの能力をそのまま継承する個体がいる。最近だと継承者《サクセサー》とか呼ばれてたかな? もし仮に、先に述べた三体のように『過去の再現』が出来る能力、および技を継承した状態で、怠惰の魔王に至った個体がいたとしたら。その『過去の再現』を魔王の出力でもって行使出来るとしたら。そして、そいつの中にエンシェントワイズモンのデータが刷り込まれていたのなら。なんでわざわざクソ軍師の外見を模したのかはさておいて、出来るんじゃない? 『過去の記録を魔王の力基準で出力出来る使い魔』の作成って」
「……言葉にしてみると、真面目に悪夢と疑いたくなる話だな」
「まぁアイツの技ってエターナルナイトメアだしね」
「やかましいわ」
奇妙な姿のファスコモンも、この惨状を生んだ別の種族の技も。
全ては怠惰の魔王自身、あるいは別の誰かの過去を現在に編み込んだ結果であり。
恐らく、基となっている技はワイズモンの『パンドーラ・ダイアログ』だろうとケルビモンは推察した。
ルーチェモンの言う通り、確かにこれではあの奇妙な使い魔を倒すだけでは何も解決しないだろうと納得をする。
討つべきは、何処に潜んでいるかも解らぬ本体であり。
そして、それを知る術は今の自分には無い、と。
「先に言った通り、これはあくまでも憶測。それに、根本的にアイツの目的はよくわかってないままだから、今後の動向も読めない。……思考回路があの『鋼』と似通ったものになっているのなら、尚更ね」
「……貴様はどうするつもりだ?」
「きっちり消し去る、と言いたい所だけどね。流石の僕でも、アイツが本当に『鋼』を継いでるのなら、真正面から挑んでも無様を晒すだけだ。まずは、弱点を探さない事には始まらないし、ぼちぼちやっていくよ」
伝えるべき事は伝えた、と判断したのだろう。
ルーチェモンは語りながらも食べ続けた合計6つのドーナツの入っていた紙箱と、手についた油を聖なる光で軽く消し去ると、その視線を改めてケルビモンに向ける。
見下すような姿勢で、何かを試すように問う。
「で、君は君でどうするの? 神域こんなになっちゃったけど。いつまでもそこで絶望してる気?」
「…………」
「一応同じ天使として言わせてもらうけどさ。ハッキリ言って、そんな体たらくじゃとても世界の秩序を任せてなんていられないんだよね。強さの問題じゃなくて、在り方の話として」
「……何が言いたい?」
「きみ、大方墜天するのが怖いんだろ。綺麗じゃなくなるのが怖いから、復讐という解りやすい動機から目を逸らして、あくまでも清廉潔白で在ろうとしてる。……墜ちようが墜ちまいが、天使の役割が変わるわけでもないのにね」
その言葉に、智の天使は僅かに言葉を詰まらせる。
古傷の痛みに苛まれるような、苦悶の表情を浮かべると、彼はルーチェモンに対してこう返した。
「――二度同じ過ちを繰り返す気は無い。ただでさえオファニモンとセラフィモンがいなくなった今、私が墜天などすればどうなるか……」
「あっそ。じゃあここでずっと引き篭もってたら? 今の神域に護る価値があるかはさておいてね」
小馬鹿にさえ、しない。
本当に、特に興味は無いといった様子で、ルーチェモンは踵を返す。
ケルビモンは何も言えない。
呼び止めた所で、これ以上聞く意味のある事柄は無い。
オファニモンもセラフィモンもいなくなり、事実として何も出来なかった自分が、これからどうするべきなのか。
解りきっていても、踏み切れない。
恐怖が、ある。
未知の脅威ではなく、既知の過ちに対する恐怖が、天使の羽を縫い止める。
そんな様子に何を思ったのか、何処かへと飛び立つ直前にあったルーチェモンは、ケルビモンに向けて最後にこんな言葉を残していった。
「――もしも君に奮起する気概が残ってるのなら、憤怒でも尋ねてみな。アイツも、一応は天から墜ちた身だ。少なくとも、ここの惨状を知った上で『後輩』を無碍にはしないでしょ」
「…………」
「僕は行く。この左眼のお礼参りもしないとだからね」
それっきりだった。
浅くはない傷を負いながら、微塵もそれを苦にしていない素振りで、傲慢なる天使は去った。
かつては、誰よりも厳しく護り抜いていた、彼を生み出した光輝の工房から。
智天使は、それをただ見送った。
どこまでも遠くに離れていく白い翼を、罪に塗れていながら善なる輝きを失わない裏切り者を。
ふとして、獣の天使は自らの手に雷槍を生じさせる。
天罰の象徴、善性の証明、何かを貫くためにあるもの。
彼はそれを攻撃に用いる事はせず、しばらく見直していた。
智天使の役割を、悪性に対する自らの在り方を顧みるように。
「……私は……!!」
考えて。
何かに思い至って。
そして、いつしか彼は立ち上がる。
◆ ◆ ◆ ◆
《あとがき》
そんなわけで。
どうも、気狂いで鰐梨さんのザビケ作品『Heavenly Dynamites』第二話を書き走りましたユキサーンです。
設定上、および展開上の問題は無いかなどは鰐梨さん当人にX(旧ついったー)のDMで確認してもらって、問題のあると指摘された部分を特に見解の相違が起こらない形に書き直して、こうして投稿いたしました。鰐梨さん、この場をお借りして、確認と指摘をしていただいた事について深く感謝を。
知っての通り、鰐梨さんの顔(文字通り)というか定番とでも言うべき『諸葛孔明の衣装なファスコモン(???)』が今回のザビケ作品の主題となっていて、第一話の時点だと恐らく皆様共通して「?????」となっていたと思います。というか鰐梨さん自身も謎と言っている辺りいろいろとラプラスの魔味がすごい(ぇー)。
なので、新しい展開を書くよりはまずこの物語の主題となる孔明ファスコモン(?)の設定周りを肉付けすることを何よりも優先しました。まずはこいつがどういう存在かどうか解らん事には親の鰐梨さん以外に続きが書けねえ(確信)。
偶然にも私ことユキサーンは自作の『デジモンに成った人間の物語』などで怠惰の魔王・ベルフェモンについての解釈周りについて取り扱う予定もあり、作中でも『ワイズモンの力を扱う実質ベルフェモン』みたいなキャラを戦わせていたので、今回はその発想をちょっと大袈裟めに弄くって、ファスコモンの孔明衣装と彼がアスタモンやベルフェモンX抗体の技を扱えていた理由を「継承技:パンドーラ・ダイアログ(魔王パワーによる魔改造済み)」による過去の再現(と融合)という形で解釈させていただきました。ゆきさんサイバースルゥースのワイズモンからベルフェモンに進化出来るルート好き。
本体は別の何処かにいて、そいつは何かしらの目的をもって活動している。アカシックレコード的な古代の叡智を蓄えとする超魔王に対し、智の天使は如何様にして対抗するのか――という形で第三話にバトンを託しましたが、ぶっちゃけどうすれば勝てるんでしょうね。この実質『鋼』の実質怠惰の魔王で実質諸葛孔明な悪夢に。自分で書いておきながらワケがわからねぇぞこの存在。
果たして、怠惰の超魔王の目的はいかに。神域を襲撃した狙いとは? 色んな謎や疑問を木っ端微塵にする第三話へ続く?
それでは、今回の後書きはここまでに。
とても貴重な経験をさせていただく切っ掛けとなったシル子さん、そして可能性に満ち過ぎた第一話を執筆された鰐梨さんには重ね重ね感謝を。
ご読了、ありがとうございました。
PS 自爆しかありますまい!!(敵陣に放り込んだ分身ファスコモン達全員に『グランデスビッグバン』を再現させるの図)
鰐梨です。
この度は素晴らしい第二話を書いて頂きまして、本当にありがとうございました。
何の考えも無しに登場させてしまった謎のファスコモンの正体とその奇妙な格好に関して
・大罪の『歪曲』に起因するベルフェモンの超魔王化
・魔王に刷り込まれた鋼の闘士(急に名前出てきてビックリしました)のデータと、彼の血を色濃く受け継ぐ現生種ワイズモンから継承した技の影響
という非常に説得力のある理由付けが為されていた事には、ただただ脱帽するばかりです。
それに加えて、ルーチェモンが彼なりに考える「天使としての在り方」、それを聞いた上でのケルビモンの決意と今後の彼の精神的成長など、気になる要素が盛りだくさんでした。
以降、憤怒の魔王デーモン(&同じく力を奪われたリリスモン、リヴァイアモン)との接触が智天使にもたらすものは何なのか、そして彼は果たして、堕天への恐怖に打ち勝ち古代の叡智を備えた超魔王を打破することが出来るのか、今後の展開がとても楽しみになる素晴らしい第二話でした。
改めまして、素敵なストーリーをありがとうございました。