ブラッディ⭐︎ロード 第一話【https://www.digimonsalon.com/top/dezimonchuang-zuo-saron/zabike-buratudeirodo-di-1hua-xing-noxia-wozheng-kuzhe 】
ナイトロードのデビュー戦、その馬の走りは競馬界に衝撃を与えた。
ジョッキーの『ヨシダ』を名乗るヴァンデモンは身体から煙を上げ堂々と馬群最後方から差した。
史上初のデジモンジョッキーのデビュー戦での一着。
それを見た幾らかのファンの中には人間の積み上げてきた歴史に泥を塗られた様な苛立ちを感じたものがいた。それは、ヨシダがほぼ全て一人でこなしたという事にもよるだろう。
常識はずれの騎手の人間ではあり得ない光景を見せながらのレース。それが反感を買うことはある意味当たり前だった。
きっとズルだと誰かが声を上げ、それは誹謗中傷の波を呼んだ。それに対して止めに入ったのは、名の通ったベテランであり、ナイトロードのデビュー戦で二位になったフレアフラワーの騎手、松浦だった。
「ーー彼等の走りは他者への妨害ありきだった。という言説は、あのレースに関わっていた全ての騎手や競走馬、調教師達に対する侮辱となり得ると、私は考えております」
あのレースの日について会見をすると松浦が言い出した時、マスコミや大衆は、ヨシダをさらに叩けると思っていた。きっと非難するものだと思った。
しかしその目論見に反し、松浦は自分のことのように熱くヨシダとナイトロードを弁明した。
「ヨシダ氏はナイトロードの世話をほとんど一人で、JRAの厩舎ではなく自分の厩舎で行っています。レース後の尿検査で薬物反応が出なかったことは存じていますが、デジタルワールド由来の検出できない薬物を使っていたとは考えられませんか? レース中にヨシダ氏の皮膚が焼けて剥がれ後続の馬の方に飛んだのもカメラには映っております。ナイトロード以外の馬に何かしたと考えることもできるのではありませんか?」
一人の記者がそう質問した。つまり、レースに不正があったのではないのかと。
人間とデジモンの友好の為と形骸化してなきものとなりかけていた国の取り組み。それを利用し、ヨシダは試験に合格し、正規の資格を取得している。それはレース前にも話題になったニュース。
不正は、ヨシダの存在に反発する人達にとって唯一差別感情以外で避難できる理由だった。
「つまりあなたは、騎手の汗や抜け毛が後ろに飛んでいったら反則だと仰りたい訳ですね?」
松浦は毅然とした態度でそう返した。
「いや、そんなつもりは……」
「しかし、重要な視点ではあります。現在の薬物検査の項目は、デジタルワールドとの友好がまだ珍しい時期に作られたものです。確かに今の時代ならば、全ての関係者に検出されないデジタルワールド由来の不正をできる余地はあります」
思った風向きにいかないことに、記者はたじろいだ。
「薬物検査始め、デジタルワールドの存在に追いついていないのは競馬界の課題です。ヨシダ氏個人の課題ではありません。ヨシダ氏を初めデジモンの参入を受け入れることを決めた、私達競馬界全体が向き合うべき課題です」
そう強く主張した。
「……ヨシダ氏はナイトロードをJRAの厩舎にほぼ連れてきたことがないのはご存知ですか」
松浦はさらに続けた。
「その理由は、ヨシダ氏がいると馬が怯えると立ち入りを制限されたからです。そして、今ヨシダ氏は自費で用意した厩舎を使い、レース直前の調整ルームに入る時以外は一人でナイトロードの世話をしている。その状況に対して、世間が誤解し、不正の余地があると言われてもJRAは声を上げない」
さらにいうならば、と松浦は続ける。
「こうした誤解による騒動に対して、同じ騎手である私がこうした会見をしなければいけないことが残念です」
ヨシダ個人の反則から、責任の所在を競馬界にすり替え、それ以上の反論はまるで差別かのような空気が会見場に流れる。
「私は、ヨシダ氏に続いてさらにデジモンが競馬界に参戦してくれればと思っています。競馬は、デジモンと人が平等に競える類稀なスポーツです。この度は不安を抱かせてしまったこと、一人の競馬に携わるものとして謝罪させて頂くと共に、是非皆様には今後の競馬界の動向を見守り応援して頂けたらと、切に思います」
当事者でもないのに最後に深々と一礼。その会見は、それより後の世間の反応を大きく変える。ヨシダとナイトロードは、デジタルワールドからの侵略者から、競馬界に吹く新しい風、新しいスターとして扱われることになる。
会見を終え、ホテルの裏に松浦が用意していた車に乗り込むと、その後部座席には既にヨシダがいた。
「……驚いたな。なんでいるんだ」
「驚いたのは貴様だけではない。貴様が何故私を擁護するのかあまりに解せず気持ち悪いので話を聞きに来た」
ヨシダは眉間に皺を寄せ、松浦を睨みつけた。
「そうか、なら飯でも行こうか」
松浦はどさっと隣に腰掛けると、そのまま運転手に車を発進させるよう促した。
「……恐れんのか?」
「怖いさ、あれが騎手を初めてやるやつの覚悟の決まりっぷりかと! だが、お前達がすぐにフレアフラワーが負けることはなくなる」
ピクリとヨシダの眉が動いた。
「聞き捨てならんな」
「俺が思うに、お前の弱点は三つある」
松浦は指を三本立てた。
「一つ目は戦法だ。侮られてれば勝ちやすかろうがこう派手に勝った訳だからな、確実にマークされる。そうなるとレース経験の差や相手の研究ってのは影響してくる。人脈がないと入ってくる情報は限れるからな」
「……まぁ、せっかくだから続きも聞いてやろう」
今出てるのはわかってる事だがなと呟き、ヨシダは続きを促した。
「二つ目、一人で調教師から騎手から全部やることの無理だ。前日には俺達は『調整ルーム』に入らなきゃならん。一番デリケートなタイミングで側を離れ、普段いないとこに馬を入れておくのなんか避けるべきなのはわかるだろ?」
「会見ではまるで私がそれを強いられているように言っておきながら、自前で改善しろとは言うではないか」
そう返し、ヨシダが笑うと、松浦はポリポリと頭を軽くかいた。
「正直会見の時はそう思ってた。レースの時も丁寧に礼してたし、健気な奴だって噂を聞かされてたからな。でも、お前は違うわ、丁度いいからと全部一人でやってたろ」
「会見したことを後悔したか?」
「いんや、骨がありそうなやつでよかった。狙ってるんだろ? てっぺん」
松浦は、そう言ってヨシダの目を覗き込んだ。
ヨシダは、松浦を品定めしていた。騎手らしい小柄で細身の体躯、しかしそれは重量制限故で裾の隙間や首元を見ればその自己管理の余念のなさは見て取れる。この男も同じものを狙っている。
「無論だ。ナイトロードと私はこの世代の覇者となる」
「やっぱそうだよな! でも悪いな! 今後は全部フレアフラワーが勝たせてもらう!」
背中を無遠慮にバシバシと叩く松浦の手を、ヨシダは勝つのはナイトロードだと言いながら振り払う。
「……本気はわかった。だが、一人じゃ限界がある。人気になれば取材とかも増えてくる。一人じゃ対応しきれんだろ」
「取材など受けてやる理由がない。私達の目標はクラシック、そんな暇があるならばするべきことは他にいくらでもある。」
「へぇ、つまりはファン投票上位の馬が優先出走できる有馬記念と宝塚記念からは逃げるわけだ。3歳以上で人気以外は獲得賞金額の多い順に出走できる、日本最高峰のレースからは逃げるわけか」
チッとヨシダは舌打ちをした。
「……獲得賞金を稼げばいいだけだ。で、三つ目はなんだ」
「三つ目は……すまん、適当言った」
ふざけたやつだなとヨシダは怪訝な顔をしながらため息を吐いた。
「まぁ、それはいいが……貴様は私達に好意的すぎるな。何故貴様が私の味方をするかがますます解せなくなった」
そう言いながら、松浦を睨みつける。その圧に、松浦の額を冷や汗が伝った。
ヨシダと松浦は仲間ではない。レースでは敵同士、商売敵。敵に塩を送るのは大抵打算があってのことだ。
「……俺も聖人って訳じゃない。実は、うちの甥っ子がJRAの厩務員を辞めたがっててな?」
その言葉に、はぁとヨシダの口から呆れた声が出た。
「……それで、私にそいつを雇えと? 辞める理由が何かは知らんが、そんな欠陥厩務員を雇うな
さんて、理由がない」
「固いこと言うなよ、DWじゃどうか知らんが二人ぼっちの支配者(ロード)ってのも格好がつかんだろ」
競馬への造詣の深さは保証するからさ、と松浦は手を合わせた。
「……何も知らん新米を雇うよりはマシといえばマシだが、お前の甥なのが既に気に食わん」
「おいおい、ほぼ俺のことなんも知らないだろうに、もう俺は嫌われたのか?」
「お前みたいに気安く背中を叩いてきたりする様なのを部下に迎えるのは虫唾が走る」
それなら大丈夫、根暗だからと松浦は言ってヨシダと肩を組もうとする。しかし、それをヨシダは部分的にコウモリになってすり抜けた。
「まぁ、こっちで勝手に話しつけたって事にして向かわせるから、気が向いたら雇ってくれや。ちょっとなら血を吸ってもいいぞ!」
「……甥っ子のミイラが家に届いても泣くなよ。マツウラ」
ヨシダはそう言ってメモを一枚破いて後部座席に置くと、おもむろに窓を開けた。
「おい、ヨシダ! もう店着くぞ!?」
「貴様と食卓を囲むといつ言った」
後部座席でヨシダの姿が黒く溶け、無数の蝙蝠へと変わる。マジかと松浦が呟いている間に全ての蝙蝠は窓から外へ、そして空へと消えていった。
残されたメモには、住所と面接できる時間が書いてあった。
「……本当に行っちまったな、あいつ。行きつけの店だからカロリー計算とかも大丈夫だって先に言ってやるべきだったか……」
「松浦さーん……俺、めっちゃ怖かったんすけど……実際のところなんで化け物の肩持つんです? 甥っ子さん、再就職先はもう見つけたって言ってましたよね?」
運転手の若い男は、そう涙目で松浦に訊ねた。
「……大塚、お前今の競馬をどう思う?」
「え?」
大塚と呼ばれた男は、質問の意味を捉えかねていた。
「デジモンが現れて以降の競馬界の落ち込みっぷりたらないぜ? ユニモンだとかシマユニモンだとかデジモン達のレースはF1みたいなスピードを生身で出す。しかもその当人に直接インタビューができて感想も聞ける。ばんえい競馬なんてさらに悲惨だ、引ける重量の桁が違う」
「それは……そうっすけど! 競馬ってそうじゃないじゃないですか! そういう出鱈目じゃない生身の馬を鍛え抜いてやるのが……」
そう熱く大塚は語る。
「面白いよな? 馬がいて騎手がいて、コースの差と駆け引きもあって……でも、じゃあそれをどうやって知る?」
松浦はヨシダと話している時とは打って変わってずっと真顔だった。
「え……」
「派手なデジモン達だけで成立するスポーツが既存のスポーツを食って、メディアは金になるとこに食いつくから既存スポーツの露出は減る。オリンピックが『人間しか出ないからつまらない』と言われる時代に競馬がまだ生きてるのは、公営ギャンブルだからだ」
実際、近代競馬発祥の地イギリスでは、デジモンのスポーツギャンブルが当たり前に行われるようになって競馬はひどく衰退していることは、大塚も知っていた。
「それは……」
「だから新しく目を引かなきゃいけない。デジモンと人がフェアに競い合えることを一部の理事は押し出したい、でも保守派もまだ多いから、『現役騎手の独断の会見』でヨシダを擁護する必要があった訳だ」
「……」
大塚は何も言えなかった。
「今の競馬は夜の暗闇の中にいる、日が出るまでは時間がかかる。ヨシダとナイトロードはその暗闇の中に一筋の道を示してくれるかもしれない」
「確かに、そうっすね……」
「まぁ、受け売りだ受け売り! ヨシダを健気なやつとか吹き込んできたおっさんの言葉をどれだけ信じていいかはわからん! もっと大きいレースでバッキバキに仕上がったナイトロードとやってみたい。それ以上の理由はない!」
松浦はわははと笑った。
……なんだかあまりヨシダらしくないね。
「そうか、らしくないか」
ヨシダはボクの言葉にそう返しながらボクの毛にブラッシングをかける。
マツウラという二本足はボク達に親切で、世話してくれる二本足を紹介してくれる。しかも他の二本足みたいにヨシダを恐れて遠巻きにもしない。
ボクが逃げもしないと面白がって声をかけたのに、マツウラは気に入らないの?
「やつが私を恐れないのは悪くない。顔色を伺うばかりの人間と話すのもとうに飽いた」
じゃあいいじゃない。
「やつが私に気安く塩を送るのに抵抗がないのは私を見下しているからだ。騎手として自分の方が優秀であるとそう確信している」
ヨシダは不快そうにそう言った。
でも、あの日の『かけっこあそび』はボク達が勝ったよね?
「そうだな。そうだが、それだけでは測れないわけだ」
ヨシダの表情は険しくて、何か考えているようだった。でもまあボク、馬だから。難しいコトなんてわかんないだけど。
「まぁ、松浦の言葉にも確かにと思ってしまう部分はあった」
気に食わないという顔でブラシを置きながらヨシダは立ち上がった。
どこがそんな気になったのさ。
ボクが聞くと、ヨシダは答えた。
「『二人ぼっちの支配者(ロード)では格好がつかない。』だ」
ああ確かに、それはそうかも。誰を支配してるのってなるものね。
「そういうことだ。最低限必要なのは、召使(厩務員)と、門番(窓口担当)だな」
よくわからないけどイイんじゃない?
「貴様にとっても他人ごとではないぞ。貴様の召使だ、自分の世話をする人間などどうでもいいというなら別だが」
どんなのが来ても恨むなよとヨシダは言った。
うへえ、それはいやだ。
でも、ヨシダのことを煙たがるような二本足とはあまりやっていきたくない。かけっこ遊びの前の日の二本足もひどかった。ずっとヨシダの悪口ばかりだった。
今日の空はキラキラしていない。夜は好きだけどただ暗いだけだ。
「今日はこれから雨が降る。外には出れんな」
そう言って、今日のヨシダはボクの背にも乗らなかった。
わ、私が「馬だからわかんない☆」で誤魔化した部分に、全部説明付け&ちゃんとした展開が成されている……!?
この度は拙作『ブラッディ☆ロード』の2話目を、本当にありがとうございます! 1話の書き手として本当に喜ばしい限りです。いや、凄過ぎる……すごくちゃんとしている……(語彙力喪失)
Xで呟いたものといくらか被ってしまうところもあるかもしれませんが、感謝の想い、略して感想をお伝えしたいと思い、取り留めの無いものではありますが、ぽつぽつ書いていこうと思います。
ナイトロードとヨシダに立ちはだかる壁はたくさんあるだろうなぁという事自体は考えてはいたのですが、こうやって可視化されると本当に大変そうだなぁ。と、他人事のようにうんうん頷くばかりです。へりこにあん様の現実に基づいた世界観の詰め方は本当に勉強になるといいますか、見習いたいと感服するばかりです。
フレアフラワーくん? フレアフラワーちゃん? に、きちんとした騎手さんが付いてくれたのも嬉しいところです。松浦さん、記者達との受け答えにも、軽口やスキンシップ混じりにヴァンデモンであるヨシダへと絡みに行く振る舞いにもベテランとしての風格が感じられ、滅茶苦茶素敵なキャラクターとして仕上がっていますね。今後はフレアフラワーが負けることは無くなる。全部勝つ、と宣言しているのもカッコイイところ。次、フレアフラワーの馬券買います。
しかし招かれてもいないのにどこへでも勝手に入って行くなこの吸血鬼……。ヨシダはそういうヤツです。
気になさっていたヨシダの解像度ですが、それはもう満点どころか2億点ですよ。こういうヤツです。ひょっとして私が書いたのでは……? ってぐらい、こういうヤツです。(不敬)
そもそも競馬の世界に足を踏み入れたのも人間からの挑発に乗ったからなぐらい、すぐ対抗意識を燃やします。でもやる以上はしっかり勉強してやる事をやる。まあ……根は真面目なのでしょう、多分。
デジモンが参入したからこそ窮地に立たされるスポーツ業界。その一条の光、一筋の道になるかもしれないナイトロードとヨシダ……と、様々な思惑が交差する中、バッキバキに仕上がったナイトロードが見たいと言ってくれる現役騎手の松浦さん……いや本当にカッコイイですね。ライバルキャラとして1話からいた気がする(※いない)(※厳密には、いるにはいた訳だけど書いたのは快晴じゃ無い)(本当にありがとうございます)
騎手・馬ともにデビュー戦で勝利を飾ったとは言え、やはり騎手の方は松浦さんの方が格上。ヨシダもそれを感じているからこその苛立ちだと思うと、彼の根っこの真面目さを感じられて、本当に嬉しいです。根が真面目な男が癖なので……。
ナイトロードに「でもまあボク、馬だから。難しいコトなんてわかんないだけど」を言わせて下さったのにも、感謝……いや本当にかわいいな、へりこにあん様に書いていただいたナイトロード……うへへへへ……。
と、堪えきれずに最後に癖と気持ち悪い笑いを漏らしてしまいましたが、『ブラッディ☆ロード』の第2話、本当に楽しく読ませていただきました。繰り返しになってしまいますが、こんな素敵な続きを書いてくださった事に、心から感謝を。ありがとうございます。……既にここからあと3話も構成が……!?
暗いだけの夜を彩る天の河に、ナイトロード達はなり得るのか?
もはや彼らは私の手からは離れたもの。へりこにあん様の筆の赴くままに書いて下さって構いませんので、どうかかわいがってあげてください。
それはそれとして、バッキバキに仕上がるナイトロード、自分も楽しみにしております。それでは!
あとがき
ザビケ、二話書き一番のり! だったらいいなぁと思いながらこのあとがきを書いてましたが、そうはいかなかったですね。へりこにあんです。
快晴さんのブラッディ☆ロード【https://www.digimonsalon.com/top/dezimonchuang-zuo-saron/zabike-buratudeirodo-di-1hua-xing-noxia-wozheng-kuzhe 】の第二話を書かせていただきました! ありがとうございました! 問題等ありましたらご連絡ください。
ブラッディ☆ロード、ブラッドスポーツを吸血鬼にやらせたいという感じから発生したんだろうな感字があったので、じゃあ血=種族と捉え、デジモンと人が一緒に競馬をやっていこうとするとこんな壁に当たるんじゃない?みたいな種族差の話を、賞を目指すナイトロードとヨシダ中心に展開していけたら楽しいかなぁと思いました。
この続きをどれくらいの頻度で書くかは未定ですが、第三話で厩務員、第四話で広報、第五話でチームとしてレースに挑んで、俺達の戦いはまだまだこれからだ!で締められたらいいなぁと思って書いてます。
ヨシダがね、ちょっとプライドばかり高くて短気なキャラみたいになっているのは少し反省、三話ではもっと余裕があるところを見せるんだ……
ナイトロードくんの台詞量はエミュ精度の問題で一話あたりこれぐらいの量になるかなぁというところ。三話で出す松浦(甥)を一般人視点且つ解説に放り込み、一般人から見た余裕があってかっこいいヨシダや、普通にかわいかっこよく見えるナイトロードくんを書きたいな、なんて思ってます。
ではでは。楽しい作品の続きを書かせていただけて、ザビケは最高の企画ですね! また別の作品か、三話でお会いできたらと思います!