【注意】
この作品ではデジモン、アプモンに出てくるキャラクター(デジモン、アプモンも含む)が一切出てきません。
全てオリキャラ、オリジナルモンスターの設定で物語が進んでいきます。
「デジモン、アプモンの活躍が見たい」という方はブラウザバック推奨です。ご容赦ください。
【注意終了】
時は2850年。少年「瀬宮センサク」はプロジェクションモンスター「ズームモン」と出会う。
この一人と一匹の出会いは果たしてどのような結末を迎えるのか。
【あらすじ終了】
<< 前の話 次の話 >>
2850年3月27日。今日は日曜日、そして春休み。
母さんに口うるさく言われる宿題を昨日で全て終わらせてやった。よしっ、今日は1日ぶっ通しでゲームができるぞ!
「おっとその前に……」
俺はプロジェクションを展開して掃除のアプリを押す。その場に現れた掃除機は音を立てながら部屋全体を掃除しに動き出す。
「母さんそんなに心配しなくてもいいのに。このボタン一つがめんどくさいだよな」
内蔵してあるアプリを一押しするだけで料理やスケジュール管理、食料の買い出しまでしてくれる空中ディスプレイ「プロジェクション」。この俺、いや人類すべてがこれを利用していると言っても過言ではない。
「言われてたことはやったし、ゲームをするぞ!」
俺はドアノブに手をかけるとゴミ箱が俺の足元を一瞬で通り過ぎていった。
「そういえば、最近ゴミが溜まりっぱなしだったな。母さん絶対見抜いてたよなこれ。」
なんでもお見通しの母さんに口角が自然と上がる。そそくさと自分の居場所に戻るゴミ箱を眺めて俺はゲーム部屋の扉を閉めた。
俺はすかさず目的のゲームアプリを起動させる。
「ログイン。パスワード12345。セーブデータ『中盤草原』」
「プレイヤー認証しました。ゲームを開始します」
瞬きもしない一瞬で草原に出ていた。草が風になびく音が心地いい。
ゲームは拡張現実で構成されていて全方向で本物と見間違えるような体験ができる。
このゲームの目標は全アプーチメント解除だ。このゲームはそこまでボリュームはないはずだから1日、俺の腕前をもってすれば半日で終わるはずだ。
さっそくアプーチメント画面を開く。しかし、「NEW」と赤色のアイコンが光るアプーチメントが追加されていた。こんなの昨日確認した時にはなかったぞ。けど、気になる。
「『ズームモンと会話をする』?」
ズームモン?そんなの攻略アプリに載ってなかったぞ。ついさっき追加されたアプーチメントか?昨日緻密に立ててきた計画があるけど、どうでもいいや。まずはこの追加されたアプーチメントをやろう!
俺はアプーチメントのナビシステムを起動した。そうも時間も経たないうちに後ろから草をかき分ける音が聞こえてきた。
緊張感を押し殺して、すぐ後ろを振り返った。
奴は俺の腰下ぐらいの大きさで、青紫色の探偵帽子の上に虫眼鏡を引っ提げていた。あれがヤツの武器なのか?あのちんちくりんの腕では殴られてもあまりダメージは受けなそうだ。探偵帽子と同じ色の短いマントを巻いている。おそらく軽装なので魔法、物理どちらの攻撃も通るはずだ。
話しかけるクエストなので俺が話しかけない限り進行しないイベントのはずだ。ゆっくり考えて装備を整えよう。
「一つ聞いていいですか?君はボクのバディなのですか?」
あれ?ペット要素やキャラクター育成要素はこのゲームにはなかったはずだ。きっとこれはイベント戦闘だろう。そうだろう。それにしてもなんだろう、背中の寒気が止まらない。きっとこれは選択肢を間違えれば殺される。多分レベル差がとんでもなくでかいんだろう。中盤のレベル帯で新しく追加されたアプーチメントなんてすぐクリアできないのはわかるはずだろ。俺のばかやろう。今すぐに逃げないと。
相手の目は今にも俺に襲いかかろうとギラギラしている。もうシナリオは進行しているのか!?この選択を間違えてはいけない。
「そ、そうだ。俺がお前のバディだ」
しばらくの沈黙が流れる。ヤツは鋭い視線を俺以外に変えるつもりはないらしい。選択を間違えたか……。俺はヤツに悟られないように武器を握る準備をする。そのとき、ヤツの目が輝かしいものに変わった。
「やった!やった!会えた!会えたんだ!あの人が言っていたことは正しかったんだ!ありがとう!」
選択は合っていたのか?
「自己紹介が遅れてごめんなさい。ボクの名前はズームモン。よろしくお願いします」
ただ呆然とするしかない俺をよそ目に、今までの警戒が嘘だったかのようにズームモンは俺にべったりとくっついている。
はっと我に返るとアプーチメントが達成されているか確認するために画面を開く。「ズームモンと会話をする」アプーチメントは達成されていて、ついでに新しくアプーチメントが追加されていた。
「『畑川市一番町宮武55にあるビルの2階 窓際の部屋に行く』!?」
これはおかしい。このゲームは家に閉じこもってできる完全ルーム制のゲームのはずだ。こんなアプーチメントが出るはずがない。運営に報告しなければ。俺はメニュー画面を開いて運営へ連絡のボタンを何度も押した。操作不可の効果音が流れるわけでもなく、ただ無音でそのボタンは押されているエフェクトだけが流れた。
「しかたない。スロットセーブ。ログアウト」
真っ暗なゲーム部屋に戻る。いつまでたっても電気がつかないのでカーテンを開けた。
「な、なんでお前がいるんだ!ゲームキャラじゃないのかよ!」
目の前には殺気をおぼえたあのモンスターが立っていた。一気に血の気が引くのを感じる。俺はこの出てきたモンスターに殺されてしまうのか。
突然、俺に襲いかかっていた。強烈な突進を受け続けるのか、それともあの虫眼鏡で俺を殴り倒すのか。俺はなにも対応できずに尻もちをついてしまった。
しかし、モンスターは攻撃するどころか俺を抱きしめてきた。顔をぐりぐりとうずめて、俺の顔を見るや、いなや満面の笑みを返してきた。
俺はひきつった声色で恐る恐る質問してみた。
「お前は俺を殺すモンスターじゃないのか?」
「お前やモンスターじゃなくてズームモン!」
「はい!ズームモン!」
ズームモンが頬を膨らませる。
「俺を攻撃したりしないんだ」
「まさか!?バディにそんな仕打ちしないですよ」
ズームモンはよっぽど驚いたのか目を丸くしている。その言葉に俺はほっとした。
「ひとまず、どいてもらってもいいか。ゲームの運営会社に報告を入れたいんだ」
「その前に君の名前を聞いておきたいです」
ズームモンは俺に顔を近づける。俺はその質問に答えるしかなかった。
「俺は瀬宮センサクだ」
「センサク。いい名前ですね」
「うん、そうだな」
ズームモンが退くと俺は立ち上がってプロジェクションを展開する。通話のアプリを起動させてみるが立ち上がる様子もない。
それに、おかしい。掃除のアプリを起動していたはずなのに物音一つもない。それなりに広い家だからこんなに早く掃除が終わることはない。階段を下りてリビングを見てみると停止した掃除機が横たわっていた。
再び掃除アプリを起動させようとするが反応しない。それどころか料理や洗濯など軒並みのアプリを起動させようと試みるが全く反応しなくなっていた。
不自然にあるはずのないクエストアプリだけが反応を示した。
「もしかして乗っ取り要求か?警察に連絡しないと。幸いテレポートだけは他と違うみたいだ」
テレポートアプリを起動して移動先を警察署を指定しようとする。けれどもそれは出来なかった。ただ、移動先はあの指定されたビルの住所を指し示すだけだった。辺りに警察署がないか確認しようとするが地図アプリとの連携が解除されているのか何がどこにあるのか全然わからない。
「ビルに行くしか選択肢はないのか」
俺はこれからのことを思って気が滅入ってしまった。思わずため息がこぼれてしまう。
「大丈夫ですか?」
声の先を見るとズームモンが心配そうにこちらを見つめていた。
待てよ、こいつを連れて行って乗っ取り犯を脅せば楽々とアプリの起動権を返してくれるかもしれない。よしっ、こいつは俺にしか目がないみたいだし利用してやるか。
「実は悪徳ハッカーにこの家を乗っ取られてな。この家を取り返すために力をかしてほしい」
「任せてください。少し待ってください。この家の同胞に声をかけてみます」
ズームモンはそう言うといろんな部屋を回って何もないところに向かって話しているようだった。一通りの部屋を回ると肩をがっくりと落としてトボトボとこちらに近寄ってきた。
「ダメでした。みんな今は動けないの一点張りで……」
一体何をしてたんだ?ダメなら期待させないでくれ。こいつを不機嫌にさせないようにため息を押し殺して、テレポート画面を見つめる。
「犯人はこれから行くビルにいる。行くぞ」
「ごめんなさい。何も力になれなくて」
「別にいい。ズームモンがいれば絶対に相手を丸め込めるからな」
その言葉に反応してこいつは嬉しそうな表情を見せる。
「それじゃあ、行きましょう!」
「言われなくても、そうする」
俺は行き先が固定されたテレポートアプリを起動させた。
テレポート先に着くと不自然なほど静かだった。周りを見てみると人1人いない。まるで一瞬で異世界に迷い込んだようだった。
怖くなって引き返そうとするが今度はテレポートアプリが使えなくなっていた。
それに連れてきたこいつもなぜかピリピリしている。
「気をつけてください、センサク。ここに何かいます」
怖いこと言わないでほしい。普通ならカギがかかっているはずのビルの扉はドアノブをひねるといとも簡単に開いてしまった。もう進むしかない。
「いくぞ」
俺たちは2階を目指して階段をのぼっていった。3つあるうちの部屋の1番奥の部屋に入っていった。
「おい!来てやったぞ!何が要求だ!?」
部屋の奥では人ではなく、俺についてきたこいつと似たようなヤツが立っていた。手は羽根はたきの先端のようなふわふわの毛先で、後ろの尻尾の先にはバケツに似た容器がついている。
「お前は何者だ!?早く俺の家を返せ!」
「『俺の部屋を返せ』ですって?そんなの知らないわ。まあ、ワタクシのバディになる人には名前を教えてあげましょう。ワタクシの名前はクリーナモン。どうぞお見知りおきを」
その言葉にズームモンが間に入る。
「待ってください。センサクのバディはボク、ズームモンです。手を出したら、いくら同胞でも許さないです」
クリーナモンが忌々し気に目を細める。
「あら、先客がいたのね。それなら力ずくで奪い取ってやるわ!」
いきなりクリーナモンはズームモンに向かって一直線に向かっていく。
「シャープノック!」
クリーナモンの掛け声とともに ズームモンはそれをかわした。ズームモンの後ろに合った窓は攻撃の衝撃を受けて粉々になってしまった。
嘘だろ……。あんな攻撃受けたらひとたまりもない。逃げないと。
戦闘に夢中になっている二匹を横目に俺は出口のドアノブをひねった。しかし、さっきの衝撃でドアがいかれたのか力強く押してもひいても開く様子がない。
「なんで開かないんだよ!くそっ!」
再び二匹の戦闘を見る。クリーナモンの攻撃は激しさを増していて、部屋のところどころに穴が開いている。ズームモンは反撃できずに防戦一方だった。
「弱点を……。くっ、敵の攻撃が激しくて弱点を見ることができません……。」
「ズームモン!なんで反撃しないんだよ!敵に情けをかけてるのか!」
「そうではないです!ただ、相手の弱点を見極めたいのです。しかし相手の猛攻がすごくてできません!」
どうすればいいんだ。こいつが倒れれば、俺はあのモンスターに腹に風穴が開けられてしまう。それだけは嫌だ!絶対、ここから逃げるんだ!
何もできない俺の目の前に勝手にプロジェクションが展開された。しかし、一つのアプリしか表示されていなかった。それも見たことのない。そのアプリの上部にはこんなことが書かれていた。
「コレ ヲ オセ」
動かないはずのプロジェクションがどんどん俺の方に迫ってきている。一歩、また一歩後ろに下がりあの開かないドアにぶつかった。
「押せばいいんだろ!」
俺は光り輝くその不思議なアプリをやけくそ気味に押した。
するとそのアプリは強烈な光を放った。まぶしくて目を開けてられない。俺の右腕が光の熱に包まれていることだけがわかった。手には何かを強制的に握らされている感触がある。
光が収まって目を開けるとその手には見たこともない機械がいつの間にか握られていた。その機械の画面は未だにあのまぶしい光を放っている。
左目がぼやけて見える。あの光に目がやられたか?
俺に命令しているプロジェクションは、まだ続いている。目の前には命令と虫眼鏡のアイコンのアプリだけが表示されている
「ソノ アドネスローダー ヲ カザセ。ソシテ サケベ 『プロチャージ ズームモン』」
俺は一瞬ためらう。今はアプリが放った光で二匹が怯んでいるが、もし先に敵のモンスターの方が正気に戻ったら?このままズームモンが押し負けたら?
しかし、俺を命令しているプロジェクションがそんな考えをしている暇がないと言いたげな様子だった。それがまた、近づくのを再開して俺を押しつぶそうとしてきた。
「わかったよ、やればいいんだろ!」
俺は虫眼鏡のアイコンに自分の手の中にある機械をかざす。そして俺は叫んだ。
「プロチャージ!ズームモン!」
その瞬間、機械からズームモンに向けて電流のような太い光の線が放たれる。そのままズームモンを包み込み、晴れていった。
俺はズームモンを見つめる。ズームモンは自分の手を見つめて開いては握ってを繰り返している。
警戒して後方に下がっていたクリーナモンは自らの腕を硬化させる。次の瞬間、ズームモンの方に向かって蹴り出し腕を槍のように突き出した。
「どこを見ているの!シャープノック!」
ズームモンは今までの劣勢が嘘のようにクリーナモンの腕を受けとめた。
「なんです、これ?力があふれてきます!」
ズームモンはクリーナモンを投げ飛ばし、体勢を崩したところにタックルをお見舞いした。相手は吹き飛び、一気に三枚の窓ガラスが割れた。
「弱点解析開始!……。君の弱点はその尻尾ですね!」
「弱点が分かったことでなんになるのよ!今のはたまたまですわ!」
クリーナモンは再び腕を硬化させる。ズームモンの腹に向かって一直線に跳びかかった。
ズームモンは難なくかわし、後ろにまわりこんだ。クリーナモンは信じられないという表情でズームモンを見ていた。
「レンズプレス!」
ズームモンの掛け声とともに手に握られている虫眼鏡がどんどん大きくなっていく。巨大になった虫眼鏡のレンズがクリーナモンの尻尾を押しつぶした。
クリーナモンは声にならない悲鳴を上げて倒れていった。
「勝った、勝ちましたよ!センサク!これもキミがバディであるおかげです。ありがとうございます!」
ズームモンは手をあげて大喜びしている。俺は今まで起こったことを信じられずに固まるしかできなかった。けど、今までのことを裏付けるように手にはあの不思議な機械が握られていた。なぜかわからないけど渇いた笑いがこみ上げてくる。
「俺は今何が起きたのか信じられねえよ」
「そうですね、センサク!ボクもこの興奮が収まり切れません!」
突然、影が横切った。クリーナモンがいたはずの場所を見ると跡形もなく消えていた。
「き、消えた!?クリーナモンはどこ行ったんだ?」
辺りを見まわしてもその姿はなかった。
一旦外に出よう。ここでテレポートを使えば痕跡を調べられて不法侵入で逮捕されるかもしれない。ドアは開かないはずなので窓から飛び降りるしかないか。いやそんな勇気や度胸はない。もしかしたら、ドアが何かの拍子で開いたりして。
俺はドアノブをひねって手元に引いた。するとあっけなく扉が開いた。
「なんで開くんだよ。そうじゃないと俺が困ってたけど」
外に出ると一気に緊張がとけて立ちくらみをしてしまった。ズームモンは心配そうに俺を支えようとしてくれている。ビルの周りには最初に入ったときとは信じられないぐらい人混みができている。しかし、俺たちの様子には目もくれず全員困った顔でプロジェクションをいじっている。
ふと、戦闘をしたビルの二階を見上げた。信じられないことに窓は一つも割れてなくきれいなままだった。あれだけ割ったというのに。
「ねえねえ。大丈夫、センサク?」
「大丈夫だ。早く帰ろう」
俺はプロジェクションを展開してテレポートアプリに手を伸ばす。けど、その手が固まった。
もしテレポートに不具合があったら怖い。試しに母さんに電話をかけてみる。
「あら、そっちからかけてくるなんて珍しいじゃない。朝も話したのに何かあったの?」
「いや、突然ほとんどのアプリが使えなくなったんだ」
「まあ!それは大変じゃない。業者を呼ぼうか?」
「いいよ。もう解決したから。それだけ、もう切るね」
「ちょっと、もうちょっと話してもい……」
焦る母さんの顔を最後に通話をぶち切った。危ない。このまま話をしていれば夜まで話をされるところだった。通話のアプリが正常に使えていたということは他のアプリも正常に使えるはずだ。
「結局あのクリーナモンっていうヤツはなにがしたかったんだ?」
俺はテレポートアプリを起動してズームモンと共に家に帰った。
プロジェクションですべてのアプリが起動できるか確認しようとアイコンに目を通すと一件のメールが届いていた。メールアプリを開いてみると、そのメールは差出人不明。怪しい。すかさず削除フォルダに入れた。すると勝手にメールが開いた。ボイスチェンジャーを使ったのがバレバレな低い声でそのメールは読み上げられた。
「キミハ プロジェクションモンスター ニ エラバレタ。オノレ ヲ ミガキ、チカラ ヲ タクワエロ。ケントウ ヲ イノル」
その声がメールを読み終わるとそのメールが消えていた。念のため削除フォルダを一通り見てみるが見当たらない。
ああ、もう疲れた。ゲームをまたやるか。ズームモンと共にゲーム部屋でアプーチメント完全制覇を目指してゲームにログインした。
アプーチメントを確認するがズームモンに関するアプーチメントが消えていた。もういろいろ考えたくはない。装備画面をいじくって森に入る準備をした。そんな様子をズームモンは何か言いたそうな様子で見つめていた。
「どうした」
ズームモンはもじもじと顔をうつむかせながら小声で話した。
「ボクもゲームに参加したいです」
俺は首を縦に振った。俺の反応にズームモンは小躍りして喜ぶ。
俺はズームモンに装備をつけようとしたが装備装着画面が見当たらなかった。アカウントが別と認識されているのか?
「ズームモン。お前も装備をつけてくれ。この先はそれなりに強い敵が出るから」
「大丈夫。センサク!ボクのこの虫眼鏡で敵の弱点を見破ってあげるから」
本人がそれでいいなら口出ししないが心配だ。まあ、いつまでも考えても仕方ない早く森に行こう。
少し歩いた先に雑魚敵を見つける。
「まずは腕試しだ!いけ!ズームモン!」
「はい!わかりました!」
ズームモンの攻撃が敵に当たった瞬間、突然エラー音が鳴り響いた。
「不正なシステムを検知しました。アカウントを停止します」
その声を聞いた時にはもう元のゲーム部屋に戻っていた。どうやら垢BANされたらしい。
「一体なんなんだ……」
楽しみの一つを犠牲にして今日は終わっていった。
<< 前の話 次の話 >>
【後書き】
ここではデジモンサヴァイブの布教感想を述べていきます。
デジモンサヴァイブおすすめです。(自分はまだ配信を見ただけ)
ちなみに配信を見た後、感想はこんな感じです。
一番推しキャラクター:富永リョウ
一番推しデジモン:ドラクモン
正統進化先が意外だったデジモン:ラブラモン、フローラモン
エンディングの好み:調和>道義>新ルート>激情
人にお勧めしたいルート:道義>新ルート>激情>調和
※調和か道義反対の可能性あり
このゲームは絶対に戦闘、育成システム重視の人は買わない方がいい。
肩透かしくらうから。ちなみに比較対象は○ァイアーエムブレム。
こういう人は配信を見て是非、全エンディングを見てほしい。
逆にストーリー重視の人はネタバレ配信は見ないで間違いなく買ってほしい。
ちなみに鬱耐性がない人は配信でとどめた方がいい。1/3の確率で地獄ENDを見ることになるから。
あと、デジモンファンには買ってほしい。個人的に時系列は違えど、デジモンそのものの核心に触れていると思う設定があるから。
最後に配信を見た後に「PS4・Switch「デジモンサヴァイブ」本告プロモーション映像」最初の「ケモノガミ伝承」を見てほしい。
欲しいゲームは欲しいと思ってから一週間経ってからじゃないと買わないって決めているんだ。
早く土曜日にならないかな。
真エンドを見た後、OP曲を流して泣きそうになりながらリピートしまくる呪いにかかってるんだけど。
<< 前の話 次の話 >>