◇
要するに、彼はただ在るがままに在ったのだ。
【コテハナ紀行】
偶像で在った者
【木の闘士編】
一面の雲に覆われているらしい空は一切の乱れも無い。大陸でも南方、植物型や昆虫型が多く暮らすジャングル地帯はそんな純白の空の下に在った。
「道案内はここまでだぞ」
「助かったでやんす」
馴染みのトレイルモン・ワームに一礼するとボコモンのコテツはターミナルを降り、そのジャングル地帯に一歩足を踏み入れた。
まさしく熱帯雨林、鬱蒼と生い茂る木々を前に圧倒されそうになる。現地に住むデジタルモンスターを除けば全く人の手──デジタルモンスターは人ではないが──が入っていないそこはまさしく未開の大地であり、突発的な豪雨と強風とが空からの侵入者をも拒む天然の要塞でもあった。
「如何にもジャングルなんダネ。帰りの伝手は用意してあるんダネ?」
後ろで呆れたように項垂れている同行者をジロリと睨む。
「うへえ、それどう考えても自殺行為なんダネ」
そんな相方にゴムパッチンしてやろうか逡巡したが、今この場で余計に体力を浪費するのも賢くないだろう。
いつも通りの光景である。ネーモンのハナビは未知なる探訪への浪漫など微塵も感じていない様子で、ただ自分が今から歩くことになるらしき道を前にうんざりした表情だ。生まれてこの方離れたことのない相方だが、全く以って自分と正反対の気質を持つ奴だと思う。それでも行動を共にしているのは何故だろうと考えないでもないが、どうせ互いに答えは出ないだろう。
ジャングル地帯と言っても、自分達が歩く道は決まっている。
「まあワテらでも十分歩けるでやんすよ」
「何故なんダネ?」
聞き返してくるハナビを顎でしゃくる。
自分達が歩くのはジャングルの獣道ではなく、石造りで舗装された道だ。更に道の両側に一定の間隔で設置された石像が道を指し示している。石像は現存するあらゆる種族とも趣を異とするデジモンの姿を象っている。
この先にその英雄を祀る集落があるという。そこを訪れてある闘士の正体を探るのが此度のコテツの目的だった。
エンシェントグレイモン。エンシェントガルルモン。
彼らは後の世にも幾度か英雄を輩出するグレイモン種とガルルモン種の祖であり。
エンシェントワイズモン。エンシェントマーメイモン。
彼らもそれぞれワイズモンとマーメイモンに己の力を受け継がせている。
伝説の十闘士が他に数多語り継がれる英雄と異なる点として、音に聞こえたロイヤルナイツやオリンポス十二神が今の世においても──実際その姿を我々が目にすることはないにしてもだ──世界の安寧に腐心しているとされる一方、彼らは既にこの世に存在していないとされるのが一般的である点が挙げられよう。通常進化で彼らに辿り着く者も確認される限り存在していない。だから十闘士とは現代において、存在し得ない過去の伝承にのみ現れる英雄に過ぎない。
だが同時にこうも語られている。古代にその武勇で名を轟かせた彼らの力は、今この世界に生きる我々にも確かに受け継がれているのだと。
先述した四体だけではない。彼らがそれぞれ宿した属性は十に分かたれた上で様々な種族の礎となった。火山で生きる者、密林で暮らす者、闇に潜む者……数多存在する我々の属性は全て、元を辿れば傲慢の魔王を倒した十体の英雄に起因するものなのだ。
そんな中にあって、木の闘士エンシェントトロイアモンは実に異質であった。
「エンシェントが付かないトロイアモンっているんダネ?」
「いや……少なくともワテの知識にそんなデジモンは存在しないでやんす」
開けた石造りの道を歩きながらハナビの問いに答える。
密林の中で噴き出る汗を拭いつつも、コテツは内心少しだけ舌を巻いていた。普段は惚けている癖に時折妙に聡くなる相方の質問の通り、現在の調査対象である木の闘士の異質さはそこである。
「でもそれ言ったら、ビートモンやスフィンクモンだっていないんダネ」
「ふむ……そこに関してはワテの仮説があるでやんすが」
「結構ダネ。どうせ長くなるんダネ」
「自分で聞いといてそれでやんすか!?」
結局こうなるので、それきりコテツとハナビは言葉を交わさず黙々と歩く。
十闘士は二種類に分類すべきだとコテツは以前から考えている。エンシェントグレイモンやガルルモンに代表される現世に直系の血脈を残す者と、エンシェントビートモンやスフィンクモンといった幾つかの種族に分かれていった者とである。エンシェントビートモンは長い歴史の中でカブテリモン種とクワガーモン種に分岐したと考えられるし、エンシェントスフィンクモンはダークエリアに生きる魔獣型と正しき心を持つレオモン種の特色を兼ね備えている。
片や現代に英雄の名を受け継がせた者。
片や分岐してそれぞれを繁栄させた者。
そのどちらにも分類できないのが木の闘士であった。道の両端に規則的に置かれた石像を見ても、その意匠は現存する如何なる種族とも近しいところがない。そして何よりも彼の英雄が遺したとされる人と獣の魂すら、出自たる木の闘士とは明らかに趣を異にしているのだ。
「見えてきたでやんす」
密林が開ける。久々にハッキリと見えた空は青く、周囲の木々とのコントラストでどこか爽快な気分にさせられる。
石像に導かれるかの如く舗装された道を数時間歩いた果て、二人が辿り着いたのは小さな集落だった。恐らくは外から訪れる者などまるでいないだろう、セピックモンやシャーマモンといった者達が暮らす密林の中の閉ざされた村。周辺の木を使って築いたであろうどこか原始的にも思えるそこが、此度の目的地だ。
「やあやあマイフレンド、ワームから話は聞いてるヨ」
村長らしきセピックモンが親しげに握手を求めてくる。
「助かるでやんす」
差し出された手を握り返し、村の中心へと案内された。
「今日は祭りなんダ。楽しんでいってくれよナ」
そう言った村長が振り仰ぐ先、数多の松明で夕暮れの中に照らされる御神体。
それは雄々しき駿馬のようでもあって。
同時に無機質な機械のようでもあった。
「うへえ……凄いんダネ……」
悔しいことに隣のハナビの呻きはコテツの代弁でもあった。この集落まで自分達を導いてきた石像とはまた違った精巧な造形とその巨大さに圧倒される。十体の英雄の中でも最大の体躯とされた彼の英雄を忠実に再現したとされる御神体は、まるでコテツとハナビを見下ろすかのように悠然とそこに在った。
「エンシェントトロイアモン……現代に種を残さぬ者、でやんすか」
音に聞こえた伝説の英雄。十体の救世主の中でも異端なる者。
エンシェントトロイアモン。十闘士の中で最大級の大きさを誇る機動戦艦。
強烈な砲撃と数多のトリッキーな能力で戦場を席巻したとされるその英雄の力は、後の世において植物型に分類されるデジモン達に受け継がれたとされている。だが密林の地で祭祀の対象とされる御神体を前にした際、改めてその異質さを再認させられることとなった。
御神体として祭られるそれは植物ではなく、人の手で改造された機械のようだったから。
ウッドモン、ブロッサモン、ジュレイモン。そういった数多の植物型デジモンの要素は一見してその英雄からは確認できない。むしろメタルエンパイアに属するサイボーグ型やマシーン型のデジモンにその特徴は近しいとさえ思える。
これまでメタルエンパイアのデジモン達は鋼の闘士たるエンシェントワイズモンにその出自を考えられてきた。だが此度の遠征でその見方は改めなければならないかもしれない。木の闘士、鋼の闘士、そういった枠組みに我々は囚われ過ぎていた可能性がある。もしかしたら多彩なギミックを持つよう改造された木の闘士は植物型デジモンだけでなく、その力をサイボーグ型やマシーン型といったデジモン達にも受け継がせたのではないか。
しかしそうなると一つの疑問が生まれる。
古代植物型とされながら明らかに人為的な改造が施され、マシーン型としての特質も併せ持つ彼の闘士。原初の世界、究極体なる概念が生まれる前の世界にあって、彼をその高みへと改造したのは果たして何者なのか。
日はすっかり沈み、松明の炎だけに照らされた集落に祭りの音が響く。
「楽しんでるかナ? マイフレンド」
「皆楽しそうなんダネ」
歩み寄ってきた村長に相槌を打つのはハナビだ。
木の闘士の御神体を取り囲んでセピックモンやシャーマモンが踊っている。不協和な笛の音色と勝鬨を思わせるセピックモンの叫び声にコテツはどうにも馴染めず、ただハナビと共に座り込んでぼんやりとその様を眺めていた。ハナビが応対してくれなかったら、恐らく自分は村長に苦々しい笑顔を返すしかなかったろう。
今にも動き出しそうな御神体は炎に照らされて闇夜の中、より一層の威容を以ってそこに在る。
「異質……でやんす」
「うン?」
思わず漏れた呟きに村長が首を傾げ、自分達の間に座り込んだ。
「マイフレンドはお悩みのようダ」
「……悩みって程じゃないんでやんすが」
コテツもまた村長へ顔を向ける。感情の見えない仮面の下、自分達を持て成してくれた彼は何を思うのか。
「どう見てもマシーン型でやんす、エンシェントトロイアモンは。それでも彼は木の闘士と、植物型デジモンの祖と伝えられているでやんす。その時点でおかしいんでやんすが、そもそも十闘士の時代にマシーン型が生息するような都市部があったとは思えないでやんすし、考えれば考えるだけ異質だってことしか感想が浮かばないでやんす」
思いの丈を告げる。英雄を忠実に再現したと思しき御神体を前にますますわからなくなった。
謎が謎を呼び、ますますわからなくなる。それこそタイムマシンでも手に入れて原初の世界に行くしかない。
「ふム」
コテツの言葉に村長は少しだけ考え込むように御神体を見つめ。
「なるほド。承知だヨマイフレンド、明日……面白いものを見せてあげよウ」
そんな言葉をコテツとハナビに告げた。
メタルエンパイア。かつてムゲンドラモンやカオスドラモンに率いられて各地の掌握に乗り出したことでも知られる都市部の機械帝国。
結果的にその企みは失敗に終わったとされるが、彼らの発祥を果たしていつ頃と見るかは歴史家の間でも意見が分かれ、未だに明確な回答は出ていない。紐解いた人間の歴史に例えるなら東方の島国を席巻した武士団が近いだろうか。彼らはいつしか歴史の中に出現を確認され、いつしか時の権力者に接近、もしくは個々に独立を果たした末にやがて歴史を左右し得る一大勢力となった。彼らの隆盛こそが戦乱の世の始まりであり、一般的に平和とされていた時代も水面下で覇権を争う彼らが鎬を削っていたとされる彼の国の歴史は、どこか我々の世界と似通っていた。
そんな帝国が主戦力とするマシーン型やサイボーグ型は十闘士の中にその出自を確認できない。それ故の新興勢力扱いだが、出処を木の闘士に見るという仮説はどうだろうか。エンシェントビートモンが二つの異なる昆虫型へ分岐したように、エンシェントスフィンクモンを魔獣型とレオモン種のハイブリッドと捉えられるように、エンシェントトロイアモンは植物型だけでなくマシーン型もしくはサイボーグ型の祖でもあったと考えれば、そこにメタルエンパイアの勃興をも繋げることができるはずだ。鋼の闘士から受け継がれた突然変異型の一部とマシーン型が合流した勢力こそがあの機械帝国だったのだ。
だが先述した問題点が解明できない。エンシェントトロイアモンがマシーン型の祖、即ち彼自身も改造で生み出されたマシーン型であったとしたなら、彼は如何にして生み出されたのか。もしも意思無きマシーンであったなら、彼は何を思って魔王と戦ったのか。
梯子を上った先は、カラクリの城塞であった。
「す、凄いでやんす……!」
「何なんダネ、これは!?」
コテツとハナビの感嘆はほぼ同時。思わず顔を見合わせる二匹。
祭りの翌朝、村長に呼び出されて御神体の前までやってきた彼らは、村長の勧めのままに御神体の内部に足を踏み入れていた。生前の木の闘士を模した御神体、梯子を上った先の胴体部分は中が空洞になっているらしくそこら中に張り巡らされた歯車がカタカタと回転を続けている。正面は窓になっており、ちょうどコテツやハナビが歩いてきた密林の道が容易く見渡せた。
窓の横には舵輪と用途不明のボタンやスイッチが多々。要塞というより海を行く戦艦のようだ。
「このボタンは何なんダネ」
「こら! 勝手に触ったらまずいでやんす! まさか主砲を撃てたりはしないでやんすが……」
「撃てるヨ」
涼しげな声に振り向く。自らも上ってきた村長は仮面の下で笑ったようだった。
「村の防衛に使うのは勿論だけど、メルクリモンが来る時は彼の回避訓練用に撃つんだよネ」
「メルクリモン!? オリンポスの!?」
「あア。ここはシャーマンの村だからネ、彼も時々訪れるんだヨ」
とんでもないことを何でもないことのように村長は言う。しかしそれより今は確認すべきことがある。
「この御神体って……」
「ボクにもわからないんダ。これがいつからあって、そもそも何なのかさえモ」
御神体が最初にあってその周りに皆が住み始め、やがて村が出来上がった。それだけのこと。
だから御神体が果たして何であるか、そんなことは今ここで暮らしている者達には関係のないことだった。自分達を出会わせてくれた御神体に感謝こそすれ、その正体や真相を探ろうなどという考えはない。御神体は祭るべき偶像としてただ長らくここに在り続けたというだけの話。
「そうだネ、何もわからなイ。そもそもこれは本当に作りものなのかナ? もしかしたら本当に木の闘士そのものかもしれなイ。ルーチェモンと戦う過程で大半の闘士は死に絶えタ、それが定説だけどそれだって真実かはわからないだろウ? 生きているのか死んでいるのかわからないけど、木の闘士は確かに今もここに在るのかもしれなイ」
「そんなはずは……」
有り得ない。コテツはそう自分に言い聞かせる。
十闘士は全て現代に存在しない、その前提の下に動いてきた。彼らを本当は存在しない架空の英雄だと罵る声もあり、また彼らの魂を継いだとされる人と獣のハイブリッドが確認されている以上、現代において最早その姿は確認できないと考えるのが当然だった。彼らは皆、その魂を人と獣に分けた上で残された力は自らに連なる種族に受け継がせた末に死に絶えたというのは大前提だ。今ここにある御神体が真に木の闘士であったとしたら、その前提すら崩れてしまう。
しかし同時に精巧な模造物だという線も難しい。これだけの高度なカラクリが密林に住む者達に作れるとは思えない。やはりメタルエンパイア級の技術力が無ければ成し得ないだろう。
頭がこんがらがる。何一つ明快な答えを得られない感覚は困惑の極みだ。
「マイフレンド。キミは些か難しく考え過ぎだヨ」
「どういうことでやんす?」
「人間の常識で考え過ぎだと言ってもいイ。多分キミは勉強熱心なんだネ。きっと人間の文化や歴史なんかも沢山学んだんだろウ……この世界は人間界から誕生したと言うからそれ自体は正しいかもしれなイ。だけど必ずしも人間の常識でボクらの世界を捉える必要はないんだヨ」
「ハハハ、言われてるんダネコテツ、本の虫はこれだから……痛いッ!」
高らかに笑うハナビにはゴムパッチンを浴びせて黙らせておく。
「ボクらの世界が人の世と同じように発展したかはわからないはずだヨ。文化も文明も人間の影響こそあれ、むしろ人間の影響があるからこそどこか違って見えル……人間の歴史なら確かに都市部とそこに住む者はジャングルに暮らす我々より後から生まれるし、マシーン型はそんな都市部に生きる彼らの改造を受けなければ生まれないだろうネ。だけどこの世界ではそうとは限らなイ。実はルーチェモンの治世下では既にメタルエンパイアは存在したかもしれないし、その時点からマシーン型デジモンだって沢山いたかもしれなイ。だってボクらには進化があル、キミやボクだって明日には突然マシーン型に進化しているかもしれないんだかラ」
「し、しかしそれでは……いつまで経っても真実に辿り着けないでやんす」
村長の言うことは正しい。確かに自分は人類の歴史に照らし合わせてしまう面があったかもしれない。
けれど同時に未成熟で未開拓な自分達の世界の謎を紐解くにはこれしか指針がなかったのだ。自分の生まれる遥か前の世界で活躍した原初の英雄、その正体を追うべく数多の文献を指針無く読み解くことはとてもできそうになかったのだから。
「だから在るがままを見るのサ」
正面から窓の外を見る。コテツもまた村長の視線を追った。
「在るがまま……」
太陽は紅く。
木々は緑で。
大空は青く。
大地は黒で。
それが、在るがまま。
エンシェントトロイアモンの謎を解くべく訪れた密林だが、正直暗礁に乗り上げた気分だ。明確な答えが得られないばかりか自分自身の見方すら見直す必要性を感じている。十闘士は本当にもうこの時代に存在しないのか。傲慢の魔王を倒す過程で彼らの大半が命を落としたという伝承は真実なのか。そんな大前提すら一度顧みなければならないかもしれない。
それでも一つだけ答えを得たとしたら、それは単純な理屈。
要するに、彼はただ在るがままに在ったのだ。
長らく考えてきたほど十闘士の中で彼が異質であったことに大した意味はなかったのかもしれない。彼はただ純粋に古代世界を戦い抜いて植物型デジモンに──マシーン型デジモンとの繋がりは現時点では明言できない──力を受け継がせた、それだけの英雄だったのだと考えよう。同じ十闘士の仲間と共に彼がルーチェモンを倒した英雄として現代まで語り継がれている、それは紛れもない真実なのだから。
あの御神体が本当に木の闘士の成れの果てだとしたら、問いたいことは山ほどある。それぐらいわからないことだらけだった。
ふと。ある呪文を思い出した。
いつだったか何の文献だったか、古代ではなく現代に生きる人と獣に分かたれた十闘士を記した一文にはこう書かれていたはずだ。炎と光、いずれ劣らぬ十闘士筆頭は仲間の魂を得て更なる超越(さき)へと進むのだと。炎の闘士は風・氷・土・木の魂と共に古代十闘士を超えた最強の姿へと変わるのだと。
風は炎に。氷牙は剣に。
では土と木は、如何なる形で炎に力を与えるのだろう──?
・ボコモン“コテツ”
主人公その1。今回は木の闘士の正体を探りに密林地帯まで来たが、自論に拘り過ぎてドツボにハマっている。
・ネーモン“ハナビ”
主人公その2。実は博識で古代十闘士について的を射た意見を述べるが今回は実質ゴムパッチンされただけ。
・トレイルモン“ワーム”
作者のデジタルワールドがフロンティア前提の線路張り巡らされたイメージなので時折登場するふてえ奴。
七大魔王やロイヤルナイツも普通に乗せたりしている。
・村長(セピックモン)
シャーマモンやセピックモンが多数暮らすシャーマンの村の村長。
フロンティアでの出番が個人的に印象的なデジモンなので今回出張って頂きました。
・エンシェントトロイアモン
木の闘士。アルボルモンともペタルドラモンとも繋がらないカラクリの要塞。メチャクチャナイスデザインながら「これでマシーン型の祖じゃないの!?」という思いがあったのでこんな話になった。御神体が本当に古代十闘士そのものであったか否かはご想像にお任せします。
【後書き】
思い立ったが吉日ということで即刻書き上げました。以前のTwitterお題と合わせるとこれで十闘士四人目!
基本的に十闘士は直系の後継者がいる奴(主役級とも言う)とそれ以外に分かれると思っていて、でもエンシェントトロイアモンって進化前に設定される完全体(ジュレイモンやエントモン)ともイマイチ繋がらないなーというイメージがあったが故の独自解釈を多数突っ込んでみました。デジモンバトルクロニクルで謎アイテム喰らってウマにされた姿が一番近いぜ!
そしてメガテリウモンとトロイアモンが後から出されたら全て破綻する話になってしまったのは内緒。
また思い立ったら次の闘士で書きたいなーと思います。
◇