◇
人間とは何だろう、そう考えたことがある。
我々とは明確に異なる生物である。
我々より遥かに脆弱でありながら。
我々では為し得ぬ奇跡を起こす者。
人間界、リアルワールドとも呼ばれるそこには多種多様な生き物が存在し、実際そうした種々の姿を異世界で生きる我々は模しているというのに、何故人型だけは特別扱いされるのだろうか。古来起きたヒューマンとビーストの戦争にしても、何故人型と他の動植物型とに分け隔てられた上での争いが起きたのだろうか。
そもそも人間界という呼び名に関しても同様である。何故何から何まで人間を特別扱いするのか。
異世界よりの探訪者、言い換えれば選ばれし子供。英雄として神聖視される彼らの存在を除外しても、この世界は人間なる生命体を特別視している。ロイヤルナイツや三大天使、はたまた七大魔王。多くの強者は最終的に獣の姿を捨てて人に近い形へと進化していく。高位なる存在は人の世に相通ずる理の下に世界を守護、もしくは支配している。人型とそれ以外との間には絶対的な隔たりが存在するのがこの世界の常であった。
彼らにしても同じだ。十闘士、その中で大自然の力を司る二体の凜々しき勇者。
風を統べるエンシェントイリスモン。
水を操るエンシェントマーメイモン。
伝承においても女性型と明記される彼女らは、まさしく格別に人間に近い姿で描かれる。後世、知性に優れた人型とパワーに長ける獣型、二つの魂を遺したとされる古代十闘士、その中でも明確に人を模しているのは彼女らのみであった。
だからこそ考えるのだ。
人間とは何だろう。世界を幾度と無く救う奇跡を起こした彼の生物には、果たして如何なる力と可能性が秘められているのだろうか。
【コテハナ紀行】
愛とは何ですか
【風&水の闘士編】
「愛って何でやんす?」
「躊躇わないことダネ」
そんな宇宙刑事なやり取りと共に二匹は旅を続けている。
十闘士の探求者であるボコモンのコテツ、その連れ合いであるネーモンのハナビ。トレイルモンのワームに乗って今日も世界を往く彼らは、雲一つなく晴れ渡る空の下で窓の向こうを流れる綺麗な海岸線を眺めていた。海沿いならではの潮の香りは列車の中ならば鼻先を軽くくすぐる程度であり不快感どころか心地良ささえ齎してくる。
ある伝承が残されている。
この海岸線から見える小島、今となっては線路が架けられたことでトレイルモンに乗れば容易く辿り着ける小島だが、昔は大陸からは辿り着けぬ未開の地であったそうだ。だが一口に昔と言っても相当な古代の話。今あの小島では陽気なトーカンモンの群れが暮らしているらしい。だがそこに至るまでの海路は船さえ通れぬ無数の渦潮によって阻まれていた。その渦潮こそが古代の痕跡。
古代十闘士の二体、エンシェントイリスモンとエンシェントマーメイモン。
二体の女闘士が相争った果てに発生したと言われる渦潮は、現代でも高架を行くトレイルモンの下で轟々と回り続けていた。
空を往く巨鳥や鳥人型にその力を受け継がせたエンシェントイリスモン。
大海原の統治を後に続く水棲型に委ねたエンシェントマーメイモン。
十闘士の中で女性型と明言される二体が相争った果て、この空と海だけを臨む大海原には今も尚収まることを知らぬ大渦が轟音を立てている。
だが確かに残る痕跡通り彼女らがもし本当に戦ったとして、その決着が付くことは恐らく無かったのだろう。何せ十闘士は最終的にその力を結集させて墜ちたる天使、傲慢の魔王に挑んだとされているのだから。
現代まで人と獣、二つの魂を受け継がせているとすれば、彼女らもまた伝承通りダークエリアでのルーチェモンとの戦いまでは健在だったはずなのだ。
それでは何故彼女らは戦ったのか。
人だから? 女だったから? それとも他に理由があったのか?
その疑問の答えを探るべく我々は旅を続けている。
「「「「俺達はラーナモン様親衛隊イイイイイイイ」」」」
四羽の姦しい叫びにコテツとハナビは顔を顰める。
「ラーナモンって水の闘士なんダネ。君ら会ったことあるんダネ?」
「「「「無い!」」」」
「な、何ぃ……ダネ……!?」
トレイルモンによって橋を渡った先の小島で暮らすトーカンモン達。彼らは団扇やタオルなど数多のラーナモングッズを手にしていたが、実際に水の闘士の姿を目にしたことはないという。ただ伝承に残される水の闘士の可憐な容姿に姿に憧れ、惚れ抜いて親衛隊を名乗っているだけの話であった。
エンシェントマーメイモンの魂を継ぐ少女闘士。その行方や情報を掴めれば新たな進展があると思ったのだが。
「ハズレなんダネ?」
「……でやんすね」
顔を見合わせて頷き合う。もう用はない、挨拶もそこそこに踵を返そうとすると。
「「「「おっと、そうはいかんぞ我が友よ」」」」
「な、何なんダネ……?」
「「「「ラーナモン様の魅力をお主らにも布教してくれるわアアアアアアア」」」」
「うるせえ! でやんす!」
直帰は許されずコテツとハナビはトーカンモン達に捕らえられ、数日間ラーナモンについて語り聞かされる羽目となった。しかもその間ほぼ完徹である。何とか解放され、目をシバシバさせながらトレイルモンのワームに乗り込んだ直後、コテツは崩れ落ちるように客席で眠りに落ちた。
夢の中でコテツは考えていた。
トーカンモン。優しさのデジメンタルで進化したアーマー体。夜通し続けられた布教活動もまた、彼らにとっては恋い焦がれたものを知ってもらいたいという優しさの発露なのか。
世界に散らばる至宝、来たるべき災厄に備えて古代種の力を引き出すべく存在するデジメンタル。それには数多の名称が付けられているが、その内実をデジタルモンスターが理解することはなく、皆がそれらを純粋な力として用いている故に、コテツもまたそれ以上を考えたことはなかった。
だが改めて意識すれば何か新しいものが見えるかもしれない。
優しさはわかる。誰かに対する思いやり、また慈しみ。きっと友情に近しいものだ。
勇気も知識も純真も誠実も希望も光も奇跡も運命も理解できる。
それでも、それでもだ。
愛情。
概念としては優しさ、もしくは友情に相通ずるはずのもの。
これだけが、デジタルモンスターであるコテツには理解できなかった。
「そういえばワーム、島と大陸を結ぶこの橋って誰が架けたんダネ?」
「風の噂によると、古代の風の闘士と水の闘士が戦った果てに生まれた虹がこの橋らしいんだワーム」
「はえー、そんな伝説があるんダネ……」
「虹ってのは海と空が混ざり合った時に生まれるもんだからなワーム」
そして。
車掌室に行ったハナビがトレイルモンのワームとそんな会話をしていることをコテツは知らなかった。
女。その単語は我々にはあまりにも馴染みがない。
他に例を挙げるなら七大魔王のリリスモン、そして三大天使のオファニモンであろうか。どちらにせよ雌雄の区別が無い我々に理解できない概念であることには変わりは無かった。元々デジタルモンスターは単一生殖であり、世界全体から見ても個の絶対数は増えないとされている。故にいつからか始まりの街なるシステムが発生した後は、如何なるモンスターも記憶や使命の維持はどうあれ誕生と死を繰り返すサイクルの下に在るはずだった。
ならば女とは何か。はたまたその女が男と育むとされる愛とは何か。
無論、知識としては把握している。それは友情や憐憫に近しい、いずれ繁殖もしくは生殖に結び付く概念であると。
だが理解はできない。我々にとって生殖とは世界と密接に紐付けられたシステムであり、同時にそれ以上でも以下でもない。死した我々のデータは転生こそするが、基本的に記憶や知識はリセットされる以上、その先を我々自身が考えることはなく、知る必要さえない。故にこの世界に繁殖という概念はなく、自らのデータを持った次代の転生体が如何なる存在であろうと、そもそも生殖とは我々が一個の生命体として意識するものではないのだ。
それ故の疑問であった。我々に愛など存在しないはずなのだ、なればこそ。
風の闘士エンシェントイリスモン。
水の闘士エンシェントマーメイモン。
彼らは如何なる理由で“人”で在ったのか。
彼女らは如何なる形で“女”で在ったのか。
愛を知らぬはずのデジタルモンスターである彼らは、果たして何を愛したのだろう──?
生まれ故郷とはいえ、旅の途中で訪れただけなので郷愁も特にない。
「な、何が起きてるんダネ……!?」
それでも真紅の火柱を上げる始まりの街を前にすれば、コテツもハナビも言葉を失った。
生を全うした皆が還り、孵るデジタマの成る木々は切り倒され、燃え盛る草原や建物の間を幼年期のデジモン達が逃げ惑う。必死に消火活動を行っているのはこの街に僅かに存在する成熟期であったが、火の勢いを押さえ込めるはずもなく轟々と広がる炎が全てを焼き尽くしていく。
「うっ……だ、誰か……」
よろよろと草むらから歩いてくる影。
炎に焼け爛れた翼で二個の抱えて現れたのは、白鳥型のデジモンであった。
「し、しっかりするでやんす!」
「何が起きたんダネ、始まりの街に……!」
駆け寄ったコテツとハナビに支えられ、スワンモンは煤けた息を吐く。
「ロイヤル……ナイツ、彼らが始まりの街を……」
彼女が呟いたのは世界を守護する騎士団の名。
始まりの街の象徴たる大木から立ち上る炎と煙に包まれた空の向こう、見上げたコテツの目には仔細こそわからずとも飛び去っていく二体の騎士の後ろ姿がハッキリと映った。
「ロイヤルナイツ? 正しき心を持つはずの彼らが何故……!?」
「わかりません……私達は必死に挑んだのですが、とても敵わず……」
勝てるわけがない。そう悟って尚、彼女達は二体の聖騎士に挑んだ。
その結果がこの惨状。世界で唯一の平穏を約束された場所、皆に等しく生の喜びを与える始まりの街は、今ここに滅びの時を迎えたのだった。
「この子達を……宜しくお願いします」
そして勇敢に戦っただろう彼女もまたここで命を落とす。
自分よりも見たこともない誰かを。そんな思いで純白の翼を炎と煤とで穢したスワンモンは、それでも生まれてもいない二つのデジタマを守った果てに息絶えた。
データの塵となって消えていく愛情の白鳥は、たまたま通りすがっただけの自分達に幼き命を託して良かったのだろうか。満足だったのだろうか。始まりの街が無くなれば正常な転生のシステムは世界から失われ、次なる“自分”は世界の何処かで転生するのかさえわからない。自らの献身の見返りに預かるどころか安住の幼年期を過ごせるかさえ定かではないというのに。
それでもコテツとハナビは知っている。
「確かに引き受けた……でやんす」
それは理屈じゃない。それは理性じゃない。
動いてしまったのだ。守ってしまったのだ。
大切だったから。見捨てられなかったから。
見返りを求めない献身、きっとそれこそが。
「オイラ達に任せる……んダネ」
愛情。
この街を守ってきた彼女の内に在ったものだと思うのだ。
始まりの街。皆の故郷は二体の聖騎士によって滅ぼされた。
だが守護者達の奮戦によってデジタマ達の大半は守られ、我々もまた彼らが無事に生まれ出でることのできる場所を確保すべく、駆け付けたトレイルモン達にそれらを運搬する作業を手伝った。生き残った幾体かの守護者達、負傷していた彼らも強引に列車に押し込み、無理矢理にでも発信させた。彼らには幼年期達が平和に暮らせる安住の地を探して欲しいと切に願う。
それでも。
何故か我々の下には“彼女”の残した二つのデジタマがある。
見捨てられなかったというと語弊がある。それでも死に行くスワンモンに託されたそれらだけはどうにもトレイルモンに預けることができなかった。
互いに腹巻きと股引に抱えたデジタマを眺めながら思うのだ。
この二つのデジタマからは如何なる命が孵るのだろうか。それ以前にこれらは如何なる前世を送って今ここに在るのだろうか。世界を救った英雄の転生体かもしれない、逆に平和を脅かそうとする悪鬼が生まれ落ちるかもしれない。そんな風にして、我々の生には記憶や使命の有無を据え置くとしても、死もしくは誕生の“前”と“後”が同時に存在する。むしろ我々にとって死と誕生は、ある意味で同意義と言っても過言ではあるまい。
しかし人間にはそれがないらしい。天は人の上に人を作らず人の下に人を作らずとはよく言ったもので、生まれた時点で人は等しく同一に人であり、それは高貴なる地位に立つ者だろうと決して例外ではない。前世の記憶を残して生まれ変わるなどという眉唾な話は枚挙に暇がないが、人は後にも先にも今生の命こそが唯一であり、その命だけを懸命に生きるのが人なのだ。
その点において人間という生き物は、崇高な宿業と共に転生を繰り返すロイヤルナイツや七大魔王を擁する我々とは明確に異なる。
とはいえ、下々である我々は前世の記憶などないし、そこに限れば人間と同じだ。名も無き一般デジモンでしかない我々は死ぬことが怖いし、転生前や後の自分が如何なる生を為すか、為したかなど知ったことではない。
だから考える。十闘士は、どうなのだろう。
伝承通りなら彼らはそれこそ、ロイヤルナイツや七大魔王と並び称される存在のはずだ。古代から現代まで転生を繰り返して存在を保ち続けてもおかしくないだろう。
けれど現代にその血脈は受け継がれていない。それは彼らが魂を人と獣に分けて自身から分離させた故なのか、それとも巷で騒がれているようにそもそも十闘士など存在しないからなのか。そこに明確な回答をまだ我々は見出すことができていない。
それでも思うのだ。
きっと彼らはそこにいて、だが聖騎士や魔王とは異なる形で伝説となったのだと。生まれ持った使命や野望ではなく、ただ己の内に宿った純粋な感情(おもい)から世界を救うべく立ち上がったのだと。
転生前の自分など知らず、転生後の未来など見据えず。
それでも目の前で苦しむ者達を見過ごすことはできず。
魔王との戦いの果てに自らも滅ぶだろうことも厭わず。
それは始まりの街を守るべく命を張った彼女のように。
それは大切な者を守るべく動いてしまう誰かのように。
始まりは自らの感情でしかなかったとしても、ただ非道や暴虐を見ていられなかっただけだったとしても、その無自覚な献身こそが古代の世界を救ったのだ。本来それが人間にしか持ち得ない感情だったとしても、彼らの中には二体の人型が存在するではないか。
ああ、だからきっとこの世界にも確かに在った。
気付かないだけで我々の心の内に確かに在った。
彼らが、彼女達が世界に振り撒いた優しさと強さ。
それを我々は、愛と呼ぶのだ──
「コテツ、泣いてるんダネ?」
「う、うるさいでやんす!」
デジタマから孵化した二匹の幼年期を連れて数日後。
また新たな旅に出かける自分達が連れ回すのは危険と考えて、その二匹は立ち寄った街の村長に預けてきた。
果たして孵化した彼らは普通の幼年期であったが、数日間共にいたことを考えると名残惜しさは禁じ得ない。
「ほら、さっさと次の街を目指すでやんすよ!」
「ま、待ってくれなんダネ~!」
旅は続く。期せずして自分達に内在する感情も知り得てしまったわけだが、それで全ての答えが出たわけではない。コテツにとって旅の目的は十闘士の実在を証明することであり、それは全ての闘士の謎を解き明かすまで終わらない。何せそれが生まれた時からの自分の夢なのだ。
崖の上から見つめる空と海は平和そのもの。つい数日前に始まりの街が滅ぼされたことなど遠い過去の出来事のよう。
「これからどうなるんダネ、この世界……」
「……ワテらのやることは変わらないでやんすよ」
隣に立つハナビにそう返す。
そう、今ここにいる自分達は何も変わらない。そこに在るただ一つの命を、懸命に生きるだけ。荒廃していく世界でいつ果てるとも知れない命を、人間と同じように前後のない命を大切にしてこの世界を駆けていく。
彼女の愛した大空と。
彼女の守った大海と。
「うーん、綺麗でやんす!」
それらの間でコテツとハナビは今日も生きている。
後年、ある人間に聞いた話である。
風の闘士と水の闘士、大海原に大渦という形で傷跡を残す二体の闘士の戦いの話を聞き、彼は少しだけ考え込んで言ったのだ。
『……女ってのは怖いからな』
どこか達観したように言った彼の言葉を我々は理解できなかった。きっとその時までどこかで憧れがあったのだ。我々の世界に存在しない女という概念を美化し過ぎていたのだ。等しく分け隔てなく均一な愛を与える存在、言わば聖母の如き気高く美しい存在だと。野蛮な男や我々と違い、簡単に互いに手を挙げることなど無いのだと。
だがそれより更に後に出会った少女達が些細なことで口汚く罵り合うのを見て実感した。
女って、怖いのだ。
・ボコモン“コテツ”&ネーモン“ハナビ”
主役二匹。今回彼らがやったことは、トーカンモンにラーナモン様の布教を受けたのとスワンモンからタマゴを託されただけなのは内緒。
・トーカンモン
ラーナモン様親衛隊。ファン的な意味で。フロンティアオマージュその1。
優しさのデジメンタルで進化した奴ら。
・スワンモン
始まりの街の守護者。拓也達がいないので死んだ。フロンティアオマージュその2。
愛情のデジメンタルで進化した奴。
・ロイヤルナイツ(?)
始まりの街を滅ぼした二体。拓也達がいないので普通に滅ぼされてしまった。フロンティアオマージュその3。
・エンシェントイリスモン
どちらかと言えば公式設定よりフロンティアの泉ちゃんそのものを伝説としている節がある風の闘士。
鳥型が大好きな作者が、デジモンだと鳥=ヒロイン=女性型鳥人にされることに警笛を鳴らし続けるべく斯様な話になったある意味の犠牲者。マーメイモンは存在するのにイリスモンは存在せず、しかもあまりにも女性型過ぎることから着想した物語である。
フェアリモンもシューツモンもジェットシルフィーモンもエンシェントイリスモンも全員鳥型ではなく女性型! 何故だ!! という叫びからの逆転の発想で「人型である意味」に屁理屈を付けた今回……。
・エンシェントマーメイモン
上記エンシェントイリスモンの設定に「虹の橋をかけることで大地や水中も自在に動き回ることができる」とあるので、いや水中も支配されたら水の闘士の立場ねーだろということで喧嘩相手扱い。しかし二体が大喧嘩して閉ざされた孤島に、水の闘士のファンであるトーカンモンがいたってことは……?
今回の話は公式設定よりフロンティア26話「女闘士一騎打ち」をモチーフにしてあるので、水の闘士の方もアニメのラーナモン意識した立ち位置。
【後書き】
不当にTwitterが凍らされたので肉しみを込めて氷の闘士の話を書くかぁ~と思ったら、以前ザッと書いた奴がHD行方不明でリメイクできなかったため、今回は風の闘士と水の闘士のお話しとなります。空を司るのと水を司るのが合わせて虹の橋が架かるというめっちゃ初代ドラクエオマージュ!
デジモンフロンティアが油断したのか適当だったのか女闘士という表現を多用していたので、折角だからそこに焦点を当ててみました。カラツキヌメモンの娘も出てくるしなフロンティア……後年もボクの両親とかいう意味不明な奴らもいた気がしますがその記憶は神に返したッキュ。というわけで、女性型デジモンって令和の世になればかなり増えましたのもあり、そこの精神性は人間の女性とどう違うのかしら……みたいなことも考えてみたかったり。ネタにしといてアレですが、キュートモンの両親みたく普通にデジモンが繁殖する設定が出てくると丸ごとボツる話になってしまったのは気にしたら負け。
取り急ぎこれで闘士は六人目になるでしょうか。もうちょいペース早めに十人分書いていきたいと思います。
◇