──猟兵隊長ホーリーエンジェモン、敵兵の奇襲攻撃により死亡。以後、近衛兵団より派遣の副司令官が隊長業務を代行。
──山岳猟兵隊、岩峰山脈北峰山頂付近及び西峰七合目において叛逆者側の将二名を捕縛。
──両名を猟兵隊北東大陸南岸要塞に収容、七日間の尋問を実施した後同施設練兵場にて刑に処するものとする。
ミスティモンは淡々とした調子で報告書を読み上げた。玉座に背を預けたまま虚空を見つめていたルーチェモンは「そう」とただ一言だけ呟いた後、手の甲を外に向けて二、三度振ってみせた。それが〝退出せよ〟という合図であることを察したのか、ミスティモンは一礼の後に出入口へと向かう。
「……ルーチェモン様。此度のホーリーエンジェモンの件、どうにも不自然ではありませんか?」
途中で足を止めたミスティモンが、振り向きざまに口を開く。
「何が言いたいの?」
蒼玉の瞳に妖光が宿る。その殺気に気圧されながらも、ミスティモンは言葉を続けた。
「彼が敵の伏兵ディアトリモンに襲われ断崖から墜落した後、実際に死亡するところを見たのは副司令官のみである、とのことですが……それほどの逼迫した状況下で隊長徽章を回収するなどほぼ不可能でしょう。彼奴はホーリーエンジェモンに対しての悪意を日頃から口にしておりました故……」
「軍団長。それはつまり、私がホーリーエンジェモン様を殺害した下手人であると、そう仰りたいのですな」
声と共に大扉が開き、黒翼の天使が姿を現した。
彼の左腕には猟兵隊長の身分を示す黄金の徽章が光っており、その表面には白い刀疵が無数に刻まれていた。
「貴様、王の御前へ参るというのに礼の一つもせぬとは何事だ。不敬であるぞ」
「危急の報告があって来たのです、礼の省略は致し方なし。それよりも軍団長、仮にも王が推した将官であるこの私を故もなく疑うとは、貴方の行いこそ不敬そのものではありませんか」
「疑いを晴らしたくば、まずは証拠を示せ。抑々、お前は当時の詳細について未だ真面な報告すら寄越していないではないか」
言い争う二名の将を交互に見遣り、ルーチェモンは深い溜息を漏らす。低く唸るような、呆れと若干の苛立ちを混ぜた声に、ミスティモン達は弾かれたように玉座の主へと向き直った。
「あのさぁ……喧嘩するなら出て行ってくれる? 僕うるさい奴嫌いなんだけど」
重々しく澱んだ空気が、玉座の間に充満する。
ミスティモンと猟兵隊長は、無言で片膝を突きルーチェモンに向かって跪いた。
「死んじゃったモノはどうしようもないじゃん……ってコレ、前にも言ったよね。ミスティモン、僕に何度も同じ事言わせるのやめてくれる?」
「は……申し訳御座いません」
真横で黒翼が嘲笑を浮かべている様子が、直接見ずともはっきりと知覚出来た。目庇の下に隠れたミスティモンの表情が屈辱に歪んだ。
「……今日は特別に許してやるけど、次騒いだら本当に殺すよ」
一礼の後に無言で退出していくミスティモンに一瞥もくれることなく、ルーチェモンは残る黒翼の天使へと目を向けた。
「そういえばさ、隊長」
蛇蝎の如く嫌っていたミスティモンの醜態をさも面白そうに眺めていた猟兵隊長は、主からの急の呼びかけに慌てふためく。
そんな部下の姿に冷たい視線を浴びせつつ、ルーチェモンが徐に口を開いた。
「〝お土産〟……アレ、どうなったかなぁ?」
ホーリーエンジェモンの電脳核に宿る、聖なるデータ。事情を知らぬ猟兵の目を避けるため、ホーリーエンジェモンを断崖の底へ引き込んだ後に止めを刺しデータを回収する、という手筈であったが、肝心のデータがどこにも見当たらないばかりか、手引きした『鋼』の元部下達があの日以来行方知れずとなっていた。
「い、今全力を挙げて捜索しております故、もう暫く……」
瞬間、黒翼のすぐ横を銀色の光が通り抜け、僅かな痛みと共に、左頬を生暖かいものが伝い落ちた。
彼の左後方の床面には、宝飾に彩られた短刀が深々と突き刺さっていた。
「ねえ、どんなお仕置きがいい? 僕今日機嫌が良いからさ、好きなの選ばせてあげるよ」
玉座から立ち上がった幼王の身体が、何十倍にも大きなものに見えた。哀れな天使は、己に迫る濃厚なる死の気配に顔面を蒼白く染め上げた。
「あと十日……いや、あと七日お待ち下さい。七日後の日没までに、聖なるデータをお持ち致します故……」
「その言葉、忘れるなよ」
転がるように玉座の間を出た黒翼の天使。
恐怖と焦燥に駆られて走り去る彼の目には、背後から追随する菫色の魔獣の姿は映らなかった。
*
朝靄に煙る峰の頂、眼下の街を見下ろす双角の巨獣の長い溜息と共に、その歯列の間から白炎の如き蒸気の柱が立ち昇る。
「あの下衆鏡はさぁ、一体何を考えてるの?」
いつの間にか自分の隣に立っていた『土』に対し『氷』はその名に違わぬ冷え切った眼線を向けながら言い放った。
「はて……仰る意味が解りませんが?」
飄々とした『土』の様子に苛立つその感情を微塵も隠す素振りなく、白獣は言葉を継いだ。
「とぼけるなよ。お前のところのサーチモンがパジラモンと会った直後に消えてるってのにさ、そんな奴の主にあの下衆鏡が自分の本陣預けるなんておかしいだろ? まさかと思うけど、お前ら最初から〝向こう〟とグルなんじゃないのか」
機械竜の件を含め、『氷』は『鋼』の内通を疑っていた。
だが彼はそれを知ってか知らずか──間違いなく前者であろうが──自分に疑いの目を向けた白獣を、あろうことか己が身に異変があった際の本拠地の守備隊指揮代行を依頼したのだ。
あいつは一体どういうつもりで自分にこんな事を、どの面を下げて頼んできたのか。あれこれ言いつつも彼の頼みを容れたのはその真意を自分の目で確かめようという意図があっての事だが、まさか『土』にも同じ事を頼んでいたとは。
現在進行形で離反者の続出している軍の大将とその供回りを自領の心臓部の守りに使うなぞ、戦術にそれほど明るくない『氷』の目で見ても到底正気の沙汰とは思えなかった。
「あなたの考えは至極尤も。将たるもの、すべてを盲目的に信じるべきでないことは事実です。ですが『氷』よ、今の貴方は些か難しく考えすぎている」
子供を宥めるかのようなその口調と身振りが妙に腹立たしい。『土』と組んでからまだ一週間も経っていないが、『氷』の眉間には幾度も皺を寄せた末に出来た筋状の痕が刻まれていた。
「サーチモンの件、実はあの直前に本人から提案を受けましてね……」
「提案?」
「ええ。彼曰く『天使軍の内情を探る妙案を思いついた。だから自分にすべて任せて頂きたい』と」
それでそのまま行かせたのか──呆れたような表情の『氷』を見遣り、『土』は片側の口角を釣り上げてニタリと笑った。
「まあ、私は他の領主達と違ってその辺に疎いものですから。サーチモンの真意がどうあれ、今の状況ではこうするしかないのですよ」
「ふーん、意外と謙虚なんだなお前……デジモンってほんと見かけによらないもんだよなぁ」
何かあれば殴ってでも言う事聞かせようとしそうな外見の癖に、とまでは言わなかった。
きょとんとした表情を浮かべた後顔面に朱を注いだ『土』が「一言余計なんですよ貴方は」と叫ぶ声を背に負い、『氷』は山肌を下り鏡獣の居城へと戻って行った。
外城の分厚い壁に設けられた門のうち、最も巨大な〝白虎門〟を潜り、大路に出たのち内城へ入り、北に聳える石と黒鉄の城廓に至る。
城内では『水』が派遣したテティスモンを含めた三名の幹部が率いる水棲種の兵士が、執務室と中央区画とを忙しなく行き来していた。
城の中心に広がるのは、雲海を泳ぐ群龍の姿が彫刻された柱と手摺を備えた回廊が周囲を巡る、巨大な池──『氷』はヒトの美術文化には疎い方であるが、中央の浮島に鎮座する龍の口から流れ出る水に満たされた紺青の池泉は実に見事な芸術品であると、素直にそう思った。
だが、あの下衆鏡のことだ。ただキレイだからという理由で、城の土地の大部分を潰してまでこんな大掛かりなものを作る訳がないだろう──水面下で忙しなく泳ぎ回るピラニモンの群れを見る限り、風光明媚なこの光景の裏に鏡獣の血腥い殺意が隠れていることは明らかだ(事実、『鋼』と通じた水棲種の将兵が、この池から伸びる水路を連絡通路として使用していることは前章に述べた通りである)。
「そういえば今の天使軍にも水棲の奴らがいるんだっけ。そっちの対策はどうなってる?」
「河口付近と中流、あとは街の手前に警戒の兵士を伏せております。この街に通ずる河については、途中の峡谷に幾つかの激流がありますので、守りはそれに任せるのが最善かと……」
だが、今の自軍は少なからず離反者を出している。『鋼』の領域に住まう者達が常日頃の通り道として利用している以上、この大河の難所を超える方法も当然確立されているだろうし、その情報が天使軍に漏れている事は現在の状況を鑑みればほぼ確実だろう。
「ま、それでも用心に越した事はないからね。悪いけど、〝三段滝〟の手前にも何人か見張り出しておいて」
「畏まりました」
テティスモンは池の縁に立ち、数匹のピラニモンを呼び寄せた。彼らと一頻り会話を交わした後、彼女は青黒い水中へと潜って姿を消した。
「さーて……西の山地はさっきの筋肉ボールに任せるとして……あとはどうしようかなぁ?」
この山脈に侵攻した者たちと北東の小大陸に待機している予備の猟兵隊は、新任隊長任命の儀と指揮系統の大混乱によりすぐには動けぬと見えるが、『土』の領域に潜む弓兵隊の方は一体どんな動きをするのか全く予測も出来ず、極地の対応に割り振られていた騎兵隊の一部もいつ『氷』の縄張りを攻めてくるか分からない。拭いきれない不安感が、白獣の神経を徒に擦り減らした。
──でも確かに、他に良い方法がないなら、博打も已むなし、だよなぁ。
先程『土』が語った言葉を反芻する。
どの道自分達に出来ることはそう多くない……どうせ同じ結果なら、一縷の望みに賭けるのもひとつの手ではあるのだろうと、『氷』はそんな事を考えながら薄暗い天井を仰いだ。
*
かつて竜族の里があった火山──岩屋の連なる里の景色は既にその痕跡すら見出せぬ程に破壊され、今は頂上から山腹に至るまでの間に、石造の巨大な山城が立っている。
精兵の威、未だ衰えず──隊長ナイトモンを含め元来武道家的性格の者が多い騎兵隊の面々は日々の鍛錬に余念が無く、それ故に練兵場の規模も質も他部隊とは一線を画する充実ぶりを見せていた。
そんな練兵場に現在立っているのは、燻んだ赤色の皮膚をした二匹の恐竜型デジモン。
分厚い筋肉に包まれた二つの巨体がぶつかり合うその度に、彼等の上腕や腿、尻尾の皮膚に埋め込まれた鉄板が軋み、辺り一帯に耳障りな音を響かせていた。
「あれが、改造手術を施した機械兵(サイボーグ)です。まあ素体が素体ですので些か粗野で下品な者達ではありますが、戦の役に立つことは確かです」
部下の案内で練兵場に赴いた騎兵隊長のナイトモンは、機械竜たちの野蛮な戦いぶりに思わず顔を顰めた。
以前彼らの姿を目にした『炎』や『鋼』が予測したとおり、彼らは出奔した竜族の戦士のうち、近年になって興った機械による肉体改造手術の被験者だった。
現代で有名な機械の竜といえばメタルグレイモンやメタルティラノモン、メガドラモンの他、機械化旅団D-ブリガードを構成するドラモン系種族等、例を挙げればきりがない。
だが、反逆戦争当時の施術は極めて初歩的かつ未熟なものであり、後世の彼らのように次世代への進化に至る程の強化は叶わない。それでも天使軍が少なからぬ軍費を捻出してまで彼らに機械化の術を施し、竜達自身もそれを強く望むのは、この機械化手術というものが、それ相応の戦果を齎すと認識していたからだろう。
「戦の役に立つのは良いが、我が隊の兵士と折り合いは悪かろう。部隊に直接は組み込めぬ」
「無論。斯様な野獣どものこと、いつ争いを起こすか分かったものではありません。彼等は別働の小隊を編成して遊撃要員とします」
そう答えた副隊長は、騎兵隊の中では珍しい、細身の鎧を纏う騎士だった。
現在のデジタルワールドにおいては、騎兵隊長の子孫を含めた〝騎士王〟の一族や二刀の剣士グレイドモン等を筆頭にこのような形態の騎士型デジモンが多く見られるが、その発祥はこの反逆戦争であるとする見方がある。
樹海や洞穴等従来の騎兵運用と相性の悪い狭所に潜む〝敵〟との戦闘の増加に伴い、騎士デジモン達の進化も徐々に多様性を帯び始めた──その真偽を確かめる術はないが、兎も角反逆戦争初期の頃には既に古系統のナイトモン種とは異なる新たな騎士系種族が現れていた事は間違いないだろう。
未だ分類学的命名は行われていないものの、この副隊長を含めた古き〝異形〟の騎士たちの血は、後世のデジタルワールドに多大なる影響を及ぼす事になる。
「南麓樹海の熔岩洞窟を攻めるにあたっては、どうしても機械兵を使わねばならぬ。そうなると、お前の考える通り、本隊と切り離して動かすのが最善だろうな」
「しかし……『炎』の軍勢は前回の我々の攻撃にも動じず、近衛部隊の精鋭達を鏖殺したというではありませんか。幾ら機械で補強したとはいえ、古代種と戦わせるには力不足でしょう」
「だからこそ、弓兵隊長は竜族の守備頭を味方に引き込んだのだ。『炎』めは己の配下に軍略を解する力が足りぬとして自ら『木』の元を訪れ、さらには彼の口添により『鋼』をも迎え入れた。その憎悪を持って奔ったかの老竜は、竜族の弱点を知り尽くしている。此度の攻撃には、彼自身も参加させよう」
そう言ってナイトモンは再び練兵場の方に目を遣った。既に倒れて動かない竜に、もう一匹の竜が尚も攻撃を仕掛けんとする。
巨軀の騎士達がその首に鎖を巻き付け、五人がかりで二匹の竜を引き離した。
「……〝あれ〟も改造の影響なのか?」
「どうでしょう、私は門外漢故如何とも判断しかねますが……元が野生の獣、前からあのような調子なのでしょう」
果たして本当にそうなのだろうか。
仮にも仲間同士であった筈の、それも同族間の結束の強い『炎』の眷属達の振舞いとしては些か不自然なようにもみえるが、ナイトモン自身もそういった技術に通じている訳ではないので真相はわからない。
「それよりも隊長……猟兵隊の件、どうなるのでしょう? 私ごときの見解を語るのは烏滸がましき事と承知しておりますが……ですが、彼奴はあまりにもその……凡ゆる面で〝足りなさ過ぎる〟のです」
「私もお前と全く同じ意見だが、何故かルーチェモン様は奴を甚く重用しておられる。奴と、奴を推薦した王自身が何を考えているのか分からぬ以上、此処で兎や角議論すべきではないだろう」
そう言ったナイトモンは、やにわに佩剣を抜いて柱の影を目掛けて振り下ろした。
悲鳴すら上げる間もなく、枯れ木の如きデジモンが身体を左右に両断され、地面に転がった。
「ウッドモン……『木』の偵察兵か」
「いや。此奴は確か、自ら主を裏切って猟兵隊に奔ってきた者のうちのひとりです」
猟兵隊長指揮下の兵──表向きは未だ『木』の配下として動いている者を選んで寄越したあたり、ウッドモンを送り込んだ〝何者か〟も後ろめたいという感情を僅かながら持っているらしい。
「真に恐るるべきは、叛逆者の軍勢ではないのかもしれぬな」
ウッドモンが立っていた付近には一通の書簡が落ちていたが、ナイトモンはそれを一度も開かぬまま、傍らの松明の火に焚べた。
*
反逆戦争の時代、政治と経済の中心はルーチェモンの居城を擁する超大陸に据えられていたが、その周囲に浮かぶ亜大陸や島々の中にも、中央大陸の中規模都市に比肩しうる程度の生活水準を保つ土地が複数存在した。
猟兵の一部が駐屯する北東亜大陸の街はその一例であり、この地と王都とを往来するデジモン達の活動によって物流も盛んであった。
街の郊外に砦を構える猟兵隊は、海から王都に侵攻する敵軍を防ぐために派遣された者達であり、兵力の三分の一程度がシードラモンやその亜種に相当する水棲系のデジモンで構成されているという特徴があった。
そんな彼等が普段活動拠点としている大陸南岸の要塞は、人獣争乱の末期に『水』の主がルーチェモンの命を受けて作った砦のひとつを前身とする。
建造当時から数度に亘る増改築を繰り返した末、大陸南部の約半分を占める程の巨大要塞と化したこの場所は現地のデジモンすらも──そもそも、彼等には砦に行く用事なぞ作りようがないのだが──容易には近寄ることが出来ない。
亜大陸の中央峰から切り出した石材の漆黒が得も言われぬ威圧感を醸し出すこの堅牢無比の城塞──幾重にも連なる扉を越えた砦の最奥、幹部の内でも限られた数名しか立ち入る事を許されぬ地下牢区画は、ほんの僅かな篝火の光を除いた悉くが闇に包まれており、黒々とした空間全体に咽せ返るような血の香りが立ち込めていた。
「さて、『鋼』の領主……気分は如何かな? いや失礼、その体では真面に喋る事も出来ぬか」
口角を釣り上げてにたりと嗤う黒翼の天使を前に、『鋼』は身じろぎはおろか僅かの声すら発しない。
後ろ手に縛められたその身体には魔力の鎖が幾重にも巻きつき、緊縛の呪文を書き記す魔法文字の列が体表の至る所に赤く浮き出ていた。
「貴殿も『風』の剣士も、しぶとさだけは一流のようだ。彼奴、あれ程痛め付けられてもまだ死なずにいるぞ」
通路の奥から、何かを叩きつけるような鈍く重々しい音が幾度も響く。その中に、苦悶に満ちた呻き声が僅かに混ざるのを、『鋼』の鋭い聴覚は確と捉えていた。
渾沌の章 終
激昂の章へ続く
⚫︎よいこのとくべつふろく
「天使軍編成図(渾沌の章終了時点)」
おひょー! それぞれの軍団を最強の実力者が軍団長として統率するこれがバーン、じゃなくてルーチェモン6軍団なのだ!byハドラー
夏P(ナッピー)です。
アカン“黒翼”今度こそ名前も明かされる前に死ぬと警戒しましたが命を繋いだ。愚王あまりにも愚王で強さと暴虐さによる恐怖で圧政を敷いているだけっぽいので、それが打ち破られることになれば王政が崩壊するも必然。Twitterに挙げられてた地図も早速活かされて地理の話もされましたね。それはそうと一番敬語で話しそうな『鋼』ェと『風』ェが普通だったので、敬語キャラは『土』ェというのが今更ながらなかなかキャラ付け的には新鮮かなと。
ナイトモンが敵の間者、のそれまた間者のウッドモンをノールック討伐したの「か、かっけぇ……!」と呻きましたが、そのまま木簡までノールック処分したの絶対致命的だと思う。お許しくださいDr.ヘル、いやルーチェモン様!! あと世界創世の時期だからか、機械化手術がまだ不完全でないことまで明言されていてニヤリ。こういう歴史が垣間見える描写こそ面白い、そしてそんな未成熟な世界の中で『鋼』の属性を持つアイツは……! エピローグでメタルエンパイア勃興が来るのか……?
きゃあ! 前回不覚を取った(ホントにそうか?)二人が薄い本みたいなことに! 痛め付けてるなどと言ってますが、実はフロンティア本編宜しく『風』ェは葉っぱの先でへそコチョコチョしてるだけと見た。
そして軍団図。
離反者多すぎ!!
それでは今回はこの辺りで感想とさせて頂きます