
「うちの大学には八人の理事がいます。その理事の中の誰かが大学を乗っ取り悪魔の温床にしようとしているんです」
その男性はまずそう切り出した。
「そう思われたのは何故ですか?」
「信じてくれないんですか!?」
天青がそう訊くと男性は一気に声を荒らげた。
「落ち着いて下さい、天青さんもあなたが悪魔と呼ぶ存在は知ってます。状況を整理したいだけです」
「……すみません。色々あって動転しているみたいです」
猗鈴が間に割ってはいると、男は自分の頭を抱えて静かに座った。
「……落ち着いて、ゆっくりと、あなたに何が起きたのか。このメモリはなんなのかを教えて下さい。まずは名前からです」
天青はそう言って温かいコーヒーと、壊れたメモリを机の上に置いた。
「僕は、青葉秀治(アオバ シュウジ)。父の代から大学の理事とか、教育関係で色々やっているのですが……最近あの大学で不審な動きや噂があったんです」
「……というと」
「一度も取引したことのないはずの業者から、かつて取引したことがあると営業が入ったり、調べてみるとたしかにその会社には大学の名義で何かを輸送した形跡があったり、送り先とされた場所が廃墟であったり……」
「資金隠しとか裏金、ということですか?」
秀治に猗鈴はそう尋ねたが、彼は首を縦にも横にも振らなかった。
「わからないんです。僕もそれを疑って、そして他の懇意にしている理事達と共に理事会で議題に上げようとしましたが……失敗してしまった」
「どうして」
「証拠を託した理事の赤井さんが急に意見を変えて証拠を隠してしまったんです」
「何故意見を?」
「それが気になって、他にもう二人同じように考えていた理事と共に赤井さんに聞きに行きました。もしかして彼は更に不正の中核的な証拠を掴みかけていて、今明かすと証拠を掴み損ねるからとか、そんな理由があって一度隠したのかもしれないと思ったんです」
すると、と彼はその場で震え出した。
「赤井さんは悪魔に変身しました。全身が燃え盛る炎の様な悪魔にです。そして、そのUSBメモリを自分の身体に挿せと言ってきたんです」
「青葉さん自身に?」
天青の言葉に秀治は頷いた。
「そうです。白鳥さんが……一緒に行った理事の一人がそれを渋々挿すと、その姿は鎧武者の様なものに変わってしまいました。それを見て僕ともう一人は恐怖で動けなくなりました。そうしていると、その部屋に誰かが入ってきたんです」
「誰かとは?」
天青のその質問に秀治は首を横に振った。
「扉は僕達の背後にあり、目の前の炎の悪魔や鎧武者の悪魔から振り向くなと僕達は言われて振り向けませんでした」
「なるほど、そこからどう逃げ出したのですか?」
一つ頷くと、天青は話の続きを促した。
「外でパニックが起こり、悪魔達が外を伺っていました。僕は何が何だかわからずうずくまりました。そうしたら、外の事態を収拾しようとしてか、背後にいた人物が窓に駆け寄っていき、飛び出したんです」
「その時に顔は?」
「いえ、一瞬のことだったので……その姿が窓の外で山羊頭の悪魔に変わったのを見ていると、僕の隣にいた黄村さんが僕の背中を叩いて、今なら部屋から逃げられると言ったんです」
秀治はあの時ちゃんと見ておけばと悔しそうに呟いた。
「……そして逃げて、パニックの人混みに紛れようとしていたところで私と出会った」
「そうです。このメモリは何かの証拠になるかもと握りしめていました」
「博士、猗鈴さん、ちょっと……」
天青に促されて猗鈴と博士は店の隅で顔を寄せ合った。
「組織の一員が、メモリの製造機器についてが明らかになるから理事達を口封じしている……ってことですよね」
「それで間違いないと思う」
猗鈴の推測に天青は頷いた。
「でも、証拠が組織の手に渡ったならもう……」
「いや、そうでもない。博士、挿すだけで洗脳できるメモリってないね?」
「……無いと思う。あるとすれば……そっか、中の人入りのメモリならあるいは」
「中の人入り?」
猗鈴の言葉に盛実は頷いた。
「そう、中にデジモンの意識まで封じ込められているメモリ。この場合、おそらく大抵の場合は、挿された人間の身体はメモリの中に宿ったデジモンに乗っ取られることになる。それを利用したんだ」
言った後、えっぐいなぁと盛実は顔を歪めた後、でもといいことを思いついた様な顔をした。
「それを挿して肉体の主導権を仲間のデジモンに奪わせているならば、青葉さんに渡されたメモリにも奴等の仲間であるデジモン封じられているはず、そこから情報を引き出せるかもしれない」
なるほどとそれに天青も頷く。
「なら博士は青葉さんの持ってきたメモリを調べて。外のUSB部分壊れても中の本体は無事かもしれない。猗鈴さんは黄村さんを探しに行って、メモリを未だ持っていればそこから更に情報が得られるかもしれない」
「わかりました」
猗鈴はそう言うと、素早く青葉の方に向き直った。
「黄村さんと連絡は取れますか?」
「ひとまず大学の外に逃げたのは間違いないんですが……それから連絡が途絶えていて」
「住所は分かりませんか? もしくはどこか逃げて行きそうな場所……」
「……プライベートな付き合いはそうないもので」
すみませんと青葉が肩を落としていると、ふと、木村の携帯が震えた。
「黄村さんからメッセージです! 今は大学近くに隠れているそうで、対応を考える為に落ち合いたいと」
「助けに行きましょう」
「待って猗鈴さん、その前にちょっと」
「今度は何?」
「博士は青葉さんからメモリ受け取ったりしてて」
ちぇーと言いながら博士はその場に座り、天青は猗鈴をまた部屋の隅に連れて行った。
「どうしたんですか?」
「今日という一日で物事が起き過ぎている。戦闘も三回しているし、猗鈴さんの消耗の程度が知りたい」
「体力は全然です」
「それよりも心配なのは気力。黄村さんからの連絡は罠だろうからまだ戦うことにもなると思う。猗鈴さんはそろそろ休んでもいいし、弱音をこぼしたり、夏音さんが生きてるかもしれないことを伏せていた私達に怒ってもいい」
「……怒ったりはしないです」
そう告げた後、猗鈴はぽつりとでもと呟いた。
「少しだけ、自分の判断が正しいか不安になりました」
猗鈴の言葉に、天青はうんと頷いた。
「メモリを使って戦うと、ただ巨体が移動しただけで怪我人も出ます。私はそれで、セイバーハックモンメモリを使いませんでした、まだ周りに人がいるかもしれないし姉さんの話が不意に出てきたら冷静でいられない。そう思ったら、盛実さんの口にした暴走を制御できないかもしれないと」
だけど、とさらに猗鈴は続けた。
「あの時にセイバーハックモンメモリを使っていたら風切を逃さなかったかもしれない。メフィスモンも姫芝も流さなかったかもしれない。ちょっとだけそう思うんです」
うん、と天青は猗鈴の言葉に頷いた。
「確かにそうかもしれない。でも、そうしたら睨み合いでは済まなかったかもしれない。もっと被害が出て、人が死んだかもしれない」
天青はそう言ってタブレットを操作して今日のニュースを見せた。大学での件は既に話題になっていたが、そこには死者はいなかった旨が書かれていた。
「これは猗鈴さんがセイバーハックモンメモリを使わなかったから。猗鈴さんがいたから、風切と姫芝の対決は三すくみの睨み合いで済んだ。睨み合いで済んだから死傷者が出なかった」
大丈夫と天青は言って背伸びをすると、猗鈴の頭を撫でた。
「猗鈴さんは動揺していても冷静に判断できている。動揺してる自分を俯瞰して見れている。ほんの少し気持ちが後ろ向きになってるだけ、立派だよ」
撫でられて、猗鈴は姉を思い出した。母や父は小柄だから撫でられた記憶はここ数年とんとないし、血縁の両親なんて記憶の彼方。背の高い猗鈴の頭を撫でるのは姉だけだった。
姉だけが、猗鈴にとっては頭を撫でてくる人だった。大柄故に年齢よりしっかりしていて子供みたいに傷つく事もないと思う猗鈴を子供扱いしてくる人だった。
「……ありがとうございます、天青さん。私、戦えます」
「じゃあ、助けに行く手筈を整えよう。罠かもしれないけど、逆にこちらが情報を集めるの、に都合いいかもしれない」
天青さんはそう言って微笑んだ。
「黄村さーん、いませんかー?」
天青はそう言いながら指定された倉庫の扉を開けた。
「……青葉くん? こっちよ、こっちまで来て」
その声に、天青とその数歩背後を怯えた様子で歩くスーツを着た背の高い人物は二人で倉庫の奥へとゆっくり進んでいく。
倉庫の奥には金髪に緑色の目をしたスーツ姿の女性がいた。
「私は彼に雇われた探偵です。大丈夫ですか?」
「え、えぇ大丈夫……なんなら身体は元気過ぎるぐらいなのぉぉおおおおぉぉぉ!」
黄村の身体がびきびきみしみしと音を立てて黄色い仮面を被った大蛇か竜の様な姿へと変わりながら、天青の脇をすり抜けてスーツの人影へと向かう。
「やっぱり、罠でしたね」
スーツを着た猗鈴はそれをサッと横に転がって避けると、胸元からベルトを取り出して腰に当てた。
「なっ……」
そんな声を上げて木村だった蛇は硬直し、次の瞬間には胴を横から殴られて壁へ吹き飛ばされていた。
「最低あと二体いるし、トドメは猗鈴さんがささなきゃいけないのを覚えておいて」
そう言う天青の右手からしゃらしゃらしゃらと鎖の様な音がしたが、暗い倉庫の中で小柄な天青の姿を捉えるのは猗鈴には難しかった。
「メモリ使って大丈夫なんですか?」
「銃は博士に取り上げられたから、メモリは使ってないよ」
「じゃあそれは……」
「話す機会は多分すぐに来るけど、今日はこれを使う」
天青が取り出したのはベルトのバックルだった。
「それって……」
「そう、猗鈴さんにかしてたやつ。元々私のだからね」
『サングルゥモン』
サングルゥモンのメモリのボタンを押し、腰に巻き付いたベルトのレバーを押し込む。すると、天青の身体は紫色の光に包まれて行く。
紫色の毛皮に刃を束ねた手甲、
「猗鈴さんも、早く」
「はい」
『ウッドモン』
猗鈴もそれに続いて変身する。すると、工場の入り口の側から退路を塞ぐように全身を炎に包まれた人型のデジモンと、刀を握った鎧武者のデジモンが現れた。
「青葉はどこだ、お前達は何者だぁ!」
鎧武者のデジモンがそう叫びながら刀を振りかぶる。
「さっきも名乗ったけれど、私達は探偵、ただほんの少しデジモンに詳しい探偵」
振りかぶった刀を、天青は重ねた腕で受け止めた。
「猗鈴さん、こっち二人は相性悪そうだから、一旦私が引き受ける」
「わかりました。すぐに倒して加勢します」
猗鈴が黄村の方へ行くのに天青が顔を向けていると、鎧武者がふっと刀を押し込むのをやめて持ち上げた。
「キィェエエッ!」
奇声を上げながら鎧武者は何度も何度も刀を振り下ろす。
「デジモンの力をッ! 持とうとッ! 人間はッ! 人間ッ! 戦いの経験がッ!」
ついに受け続けるのに限界が来たか、天青のガードが甘くなったところに鎧武者は渾身の一撃を振り下ろした。
「違うのだッ!」
それは豆腐に箸を入れるようにスッと天青の頭から胴までを縦に裂き、その余の手応えのなさに逆に鎧武者が戸惑うほどだった。
「だけど、人間との戦いの経験はある?」
『スティッカーブレイド』
身体を刀が通り抜けた筈の天青の右腕が鎧武者の首を掴み、左手がベルトのレバーを押し込んだ。
天青の右手から爆発的に放たれた刃が鎧武者の首を裂き、胸元に突き刺さりズタズタに引き裂いて行く。
「私はデジモンとの戦いには慣れてる」
首元から血飛沫を溢れさせながら倒れようとする鎧武者に天青が足を押し当てると、血が足に吸われていき、吸い切ると一泊遅れて鎧武者の身体が爆発して、爆発の後には人間の身体で横たわっていた。
「身体を分解してムシャモンの刃をすり抜けたか……これは……」
炎のデジモンの視線の先では、猗鈴が脚を高く振り上げていた。
『ブランチドレイン』
黄色い仮面の海蛇の身体を枝が包み、爆発するとそこには気絶した黄村の姿があった。
「……なぁ、見逃してくれないか」
「あなたは誰の差し金?」
「……知らないんだ。デジタルワールドでメモリに封じ込められて、ずっと閉じ込められてたかと思ったら今度は人間の身体を乗っ取ってて、言うこと聞かなきゃデジタルワールド戻れないって脅されただけでさ! その人間の記憶を漁っても背後から脅されてメモリを挿されただけで……」
「本当にそれだけしか知らない?」
「あ、そうだ。こいつと対立していた理事が四人いてさ。そん中の一人が何のデジモンかを知ってる! フェレスモンだ! こいつは自分を襲ったデジモンの姿を見てないが、こいつの家族が黒い石像に変えられていた! あれはフェレスモンの技だ!」
「メフィスモンについては何か知ってる?」
「え、あぁ……知ってるぜ……あいつは、ガッ!?」
だから見逃してくれと言いながらそのデジモンが喋り出そうとすると、不意にその首が紫色に光り出し、それが全身を包み始めた。
「喋れない様にリミッターがかけられている! 猗鈴さん、自爆する前に!」
『ブランチドレイン』
動けないそのデジモンへと紫の光を突き破り、猗鈴の飛び蹴りが突き刺さる。
そうして蔦が張り、光を吸い上げている最中に蔦は爆発した。
「猗鈴さん、大丈夫?」
思わず転んでしまった猗鈴が立ち上がって辺りを見回すと、三人目の被害者が倉庫の床に横たわっていた。
「なんとか……」
「あとは意識を取り戻すまでは青葉さんともども大西さんに任せて、私達は彼等に話を聞く」
天青はそう言うと、変身を解いてサングルゥモンメモリを猗鈴に見せた。
「博士、情報は聞き出せた?」
「いや、本人曰くリヴァイアモン側のデジモンに拉致されてメモリに閉じ込められたって。しかも、メフィスモンのことを話そうとしたら自爆プログラムが作動してさ、やむを得ず凍結するしかなかったんだよね」
そう盛実は残念そうに言った。
「……言ってたことと一致はしますね」
「こっちのムシャモンからもできる範囲で話を聞いて、メラモンからは既に話を聞いた。同じようにメフィスモンの話になると、自爆するようになってたから……助けられてないかもしれない」
そう言うと、天青はサングルゥモンメモリからメモリーカードを取り出しUSBを開くと、中に入っていたもう一枚のメモリーカードを渡した。
「……それ、サングルゥモンメモリのカードじゃないんですか?」
「そうだよ、それはサングルゥモンで吸血したデジモンのデータを保管する場所。基本的にメモリ内のデジモンはお腹減ったりしないからね、そっちにデータ送っても基本的には意味ないの」
「あの、それウッドモンメモリはどうなってるんですか?」
「それはねぇ、どうやらウッドモンメモリは吸収したデータで成長する性質があるみたいでね、前に調べた時にとりあえずサングルゥモンメモリと同じ処置をして、暴走しないようにはしてるんだよ」
「……それ、私も聞いてない」
盛実の言葉に、天青は少し眉を顰めた。
「ウッドモンメモリについて重要かもしれないことがわかったって言わなかったっけ?」
「言ってたけど、あとで詳しい話をってところで終わってたから」
「あー……ごめん。まぁ、マスターもメモリ使うと傷に響くよって言ったのにサングルゥモンメモリ使ってるし」
「……まぁ、そうね、とりあえず目先のメフィスモンとフェレスモンか」
そう言って猗鈴にもウッドモンメモリを出させると、中からメモリーカードを一枚取り出して盛実に渡させた。
「ふむ、メフィスとフェレス……どっちもlevel5だね。激戦必至って感じ」
「残りの四人の理事は紫村、橙、金田、黒岩。心理学と工学の学部長、若草と桃瀬、この六人の中にメフィスモンとフェレスモンがいるはず」
「んー、でも、学長の若草がやっぱ黒じゃないの? 夏音さんとの接触機会が多いって言うしさ」
盛実の言葉に天青は首を横に振った。
「今回のそれは、白か黒なら学長と理事に関しては全員黒なのは間違いないと思う。でも、単に黒だからってメフィスモンやフェレスモンとは言い切れないのが問題。適当なメモリで乗っ取られた使い捨てのコマだったら、決定的な情報は知らされてない可能性が高い」
「……いっそこだわらなくてもいいんじゃない?」
そう言うと、猗鈴もちょっと首を傾げた。
「それは悪手だと思います。メフィスモンとフェレスモン以外は利用されてるのだとすれば……情報が入らない。全員総当たりとしていたら逃げられるかもしれない」
「とはいえ、時間をかけすぎてもおそらく逃げられてしまう……この六人の中の誰かが失踪するか、メモリを別の人間に挿し替えて始末されてしまう」
「そうなれば、やはり製造設備に関しての情報を得ることは難しい……ということですね」
そう、と天青は頷いた。
「最低どっちかは捉えないと、見失ってしまう」
「だったらとりあえず偉い人からってのはどうかな? 一番把握しやすいし、理事長とかはどうしたってある程度情報入るもの、使い捨てにはやらせないんじゃないかなぁ」
「一理あるとは思うけど、決定的とも言い難いかな」
「でも調査する時間はないし……」
盛実がらちが明かないという顔をしていると、ふと天青は猗鈴の表情が変わったことに気づいた。
「……猗鈴さん、何か思い当たる節がある顔してるね」
いつもの顔に見えるけどと盛実は言ったが、猗鈴ははいと頷いた。
「もしかしたらなんですが、メフィスモンが誰なのかに関しては、私わかったかもしれません」
「OKじゃあ、その根拠を聞かせて」
天青の言葉に、猗鈴はまた頷いた。
これ投稿されたのまだ年末だったかー、そんなわけで夏P(ナッピー)です。
残り二話! 間もなく追い付く!
というわけで前回のでツッコミ忘れましたが、つまるところこの大学=ミュージアムだったのか! ちょうどテラーならぬフェレスモンとか出てきたし……先に出てきたメフィスモンと合わせ、ちょうど繋げて発音されたのでメフィストフェレスになってたのがちょっとオシャレ。
理事達はデスノートのヨツバの皆さんっぽかったですが、黒子のバスケ張りに名前に色入ってるもんでその色に対応したデジモン(?)にさせられる憂き目に。しかし黄色い仮面の蛇は誰だ……? シードラモンか……? しかし今までの展開的に青葉さんも次回「ワハハハハ残念だったな俺も敵だぜ」な流れが来そうな気がしないでもない。
では間もなくEP9まで追い付かせて頂きます。
あとがき
こんな感じの第八話でした。今年の事件は今年のうちにということで、明日、第九話も更新できたらと思うので、メフィスモンは誰かについて、七話八話と読んで推理などしてお待ちください。大晦日で忙しくなければ、ですけど。