【現実世界側のキャラクター達】
牙絡雑賀《がらく さいが》
性別:男
年齢:18
宿すデジモン:ガルルモン?
【第二章】の主人公である、カッコつけのつもりか金に染めている髪の毛が特徴的な、とある高校の三年生男子。
七大魔王デジモン、特にベルゼブモンを推しデジモンとするデジモンオタクで、中学からの付き合いがある友人の紅炎勇輝とデジモン関係の遊びを数多くやっていたが、その紅炎勇輝がある日突然『消失』し、自分に出来る範囲で捜索してみようとする内に世界の未来を巡る戦いに首を突っ込む羽目になった。
ガルルモン(と彼自身は思っているデジモン)を脳内に宿し、その姿形と力を人体に宿すことが出来る電脳力者であり、膂力と嗅覚に優れている。
力に目覚めた翌日の抗争で(恐らくは脳に宿るガルルモン? がかつて進化していた姿と思わしき)完全体デジモン;ケルベロモンの力にも覚醒し、第二章終了時点では『専守防衛《セキュリティ》』と呼ばれる組織に加入して活動している。
自分の気持ちに嘘を吐くことを特別嫌い、自らの衝動に従って動く。
司弩蒼矢《しど そうや》
性別;男
年齢:17
宿すデジモン:リヴァイアモン
事故で右腕と右足を失った、水ノ龍高校に通う二年生男子。【第二章】における第二の主人公。
実の親に自分よりも優秀だと認識されている(と彼自身は感じていた)実の弟に嫉妬心を抱き、自分の存在に注目してもらいたい一心で水泳部に所属、好成績を残し続けていたが、ある日の下校中にトラックに轢かれそうになった見ず知らずの少女を咄嗟に助けようとした結果、右腕と右足を失う大怪我を負ってしまう。
事実上、親に自らの存在を誇示するために所属していた水泳部での活動が不可能となった事で絶望、塞ぎこんでいる時に【シナリオライター】のフレースヴェルグから接触を受け、結果として電脳力者としての力に覚醒するが、その時は理性の乏しい野生動物のような有様で、多少の寄り道をしながら開設前の都内プールを縄張りとし、同日に侵入してきた牙絡雑賀と戦闘を繰り広げる。
いろいろあって敗北し、その後にもいろいろあった末に、自身の脳に宿るデジモンである嫉妬の魔王ことリヴァイアモン(後にタイヨウと名付ける)と絆を結び、牙絡雑賀と同じく『専守防衛《セキュリティ》』に所属する。
リヴァイアモンの成熟期、および完全体だった頃の姿らしいシードラモンとメガシードラモンの姿形と力を宿すことが出来、ただの水を海水に変換する能力を有しているらしい。
第二章終了後は、それまで殆ど知らなかったデジモンに関する知識を得ておくため、自由時間が取れる際には原作アニメの鑑賞などに勤しんでいる。
最近の悩みは、脳内の(重度なロイヤルナイツオタクの)リヴァイアモンがアニメ鑑賞の度にうるさい事。
縁芽苦朗《ゆかりめ くろう》
性別:男
年齢:18
宿すデジモン:ベルフェモン
牙絡雑賀と同じ高校に通う三年生男子。
表向きはただただひたすらにあらゆる物事を面倒臭がり、それでいて成績は優秀な天才で、自宅ではエロ本をアイマスク代わりにしながら眠り惚けているダメ兄貴……として認識されている一方、裏では怠惰の魔王・ベルフェモンの電脳力者として世界の未来を左右する戦いに身を投じている強者。
【第二章】のとあるタイミングで、とある人物と交戦――その結果として致命傷を負い、本来ならば回復に専念しなければならない体調ながらも、無視出来ない脅威に対しては側線して立ち向かう程度には責任感が強い。
ワイズモンの能力を利用した事象の再現にベルフェモンの呪力を重ね生み出す、多彩な攻撃手段を自在に振るうその戦いぶりから、【グリード】や【シナリオライター】を始めとする敵組織からは最大源に警戒されている。
実の所、エロいかどうかは無関係に本を読むこと自体が好き。
命を賭してでも護らんとしている義理の妹、縁芽好夢の貧乳っぷりを事あるごとにイジっては金的を喰らっている。
牙絡雑賀、司弩蒼矢、縁芽好夢が所属した組織【専守防衛《セキュリティ》】のリーダーを務めている。
縁芽好夢《ゆかりめ こうむ》
性別;女
年齢:13
宿すデジモン:■■■モン
ツインテールの髪型が特徴的な、野弧霧中学校《のこぎりちゅうがくこう》に通う中学二年生。
縁芽家に養子として迎えられた義理の妹であり、縁芽苦朗を義理の兄としている。
苦朗の同級生である紅炎勇輝や牙絡雑賀をはじめとし、好いた男性のことを「(名前)にぃ」と兄貴分のように親しみを込めて呼ぶ癖があり、将来の夢はメイドさん。
とある遭遇が切っ掛けで荒事に首をつっこむようになり、その過程で司弩蒼矢を中心とした事件に対面、決意と共に電脳力者としての力に覚醒し、成熟期デジモン・トゥルイエモンの力を用いて事件の解決に一役を買う。
脳に宿るデジモンが何者かを正確には知らず、脳内で自らを天使を名乗ったそのデジモンのことを「天使さん」とひとまずは呼んでいる。
【第二章】終了後は牙絡雑賀、司弩蒼矢の二名と共に『専守防衛《セキュリティ》』に所属、なんとなく縁芽苦朗が荒事に首を突っ込んでいると直感しながら、されどその詳細までは知らぬまま、義理の兄の望まぬまま世界の未来を左右する戦いに首を突っ込んでいく。
柔道を習っており、それによって培われた格闘技術は電脳力者として覚醒した際にも活かされている。
宿しているデジモンの力の影響か、発育が控えめ。
捏蔵叉美《こねくら またび》
性別:女
年齢:12
野弧霧中学校に通う縁芽好夢の同級生。
中学生にしては胸がデカい。
野入葉徹《やいば とおる》
性別:男
年齢:17
宿すデジモン:スナイモン
路地裏で不良と交戦している所を牙絡雑賀に助けられた電脳力者。
スナイモンの力で昆虫の甲殻を纏う剣鬼と化し、牙絡雑賀と共に窮地を切り抜けた。
電脳力者になった経緯は現状不明。
鳴風羽鷺《なるかぜ はろ》
性別:男
年齢:16
宿すデジモン:ブライモン
自警団組織【専守防衛《セキュリティ》】の情報収集係を担っている、縁芽苦朗と同じ高校に通う一年生。
剣道部に所属しながらもあまり部活動に顔は出さず、日々の時間を情報収集に費やしている――ちょくちょく怠けながら。
ブライモンの力を有する電脳力者であり、戦闘時には竹刀を変換させた打刀でもって外敵を斬る。
基本的に殺生の域に達するほどの戦闘はせず、撃退したりする程度に留めてはいる。
縁芽苦朗曰く、完全体の力を使うことも出来るらしい。
趣味は高所での日なたぼっこ。
サツマイモ色の服の女
性別:女
年齢:17(自称・永遠・絶対違う)
宿すデジモン:■■■モン
牙絡雑賀に司弩蒼矢の情報を伝え、結果的に電脳力者の力を目覚めさせた切っ掛けな人物。
紅炎勇輝をデジタルワールドに送還したらしい組織【シナリオライター】と繋がりを持ち、【第二章】では縁芽苦朗が致命傷を負った事実を【グリード】に伝え、結果として苦朗や雑賀、そして蒼矢が【グリード】との望まざる戦いを強いられる羽目になる発端だったりもしていた。
青コートの男
性別:男
年齢:正確には不明だが、声質から30代後半と推定されている。
宿すデジモン:不明。
夜中、紅炎勇輝を拉致した張本人。
全身の肌が見えなくなるほどの分厚い青色のコートに身を包んでいる、【シナリオライター】の幹部な男。
【第二章】の物語の裏で縁芽苦朗と交戦し、致命傷を負わせることに成功した強者であり、その行動目的は不明。
夏場であろうがコート姿で、しかも夜中には鍋だって食べる。
当人曰く、当然ながら暑いらしい。脱げよ。
フレースヴェルグ
性別:男
年齢:不明。
宿すデジモン;オニスモン
入院患者時代の司弩蒼矢と最初にコンタクトを取った、【シナリオライター】の監視係な電脳力者の男。
基本的にいつも半裸な格好で、人の目につかない場所から色々なものを監視している。
強者との戦闘を好み、弱者が強者に成り上がることを好み、そして何よりそうして自らと戦うに相応しい力を手に入れた者を相手に【狩り】をすることを好む。逆に、弱いものいじめの類は大嫌いで、小動物の肉を喰らうことも好まない。強者の肉しか食べたくない。
究極体デジモンであるオニスモンを宿すだけあって、恐ろしく高い戦闘能力を有している。
その翼の一薙ぎは、デジモンの力に覚醒したばかりの牙絡雑賀を紙のように吹っ飛ばした。
ちなみにフレースヴェルグは【シナリオライター】の一部構成員に与えられるコードネームの一つであり、彼をはじめとして【シナリオライター】の一部の構成員には北欧神話に通ずる存在の名前を与えられている場合がある。
【デジタルワールド側のキャラクター達】
ギルモン
個体名:コーエン・ユウキ
性格:すなお
進化段階:ギルモン→グラウモン→???→???
本名を紅炎勇輝(18歳)と呼ぶ、元はロイヤルナイツのデジモン――特にデュークモンを推しデジモンとするただのデジモンオタクな高校三年生でしかなかった、元人間のギルモン。
本作品のメインを担う主人公であり、彼の存在を巡って様々な思惑が蠢いている。
青コートの男との邂逅がきっかけで意識を失い、その後に謎の手段でもってデジタルワールドに送還、気がついた時にはギルモンに成ってデジタルワールドの海に漂流していた経歴を持つ。
デジモンに成ったことに対して酷く動揺しながらも、漂流していた自分を釣り上げた(!?)ベアモンと、その友達であるエレキモンの協力を経て『発芽の町』と呼ばれる町に住まい、デジモン達の民間組織【ギルド】に所属。『チャレンジャーズ』というチーム名で活動しながら、自分がデジモンに成った原因の捜索と現実世界への帰還の方法を探り始めている。
デジモンとしての体の動かし方、戦い方に当初こそ不慣れだったが、経験を重ねることによってその素養を開花させていく。
ベアモン
個体名:アルス
性格:こわがり
進化段階:ベアモン→グリズモン→???→???
→?????→???→???
発芽の町で暮らしていて、ある日偶然釣り上げた元人間のデジモンと関係を持つことによって、世界の未来を左右する戦いに巻き込まれる運命を背負うことになった、本作においてデジモン側の主人公を担うベアモン。
愛嬌のある表情とどこか抜けた物言い、頼り甲斐のある立ち振る舞いとは裏腹に、他者から嫌われ距離を置かれることに対して浅くはない恐怖を秘めている、寂しがり。
自分の本音を滅多に表には出さず、友達としての関係を持つエレキモンにすら本音を漏らしたことが無い。
絵本に出てくるような"カッコいいヒーロー"に憧れており、強く勇敢なデジモンとして振舞うことを徹底している。
実力については本物で、単純な戦闘においてはユウキとトールの二人よりも強く、身体能力も判断能力も秀でている。
自己治癒能力も高く、それはフライモンの毒針を受けていながらその同日中に平然と動き回れるようになるほど。
釣った魚は基本的に生のまま食べる。
いっそ料理するよりも生の方が好きな疑惑すらあるが、ユウキが料理をするようになってからは料理を優先して頂いている。
ユウキとトールの二人と共に作ったチームこと『チャレンジャーズ』の名前は彼の発案。
エレキモン
個体名:トール
性格:ワイルド
進化段階:エレキモン→コカトリモン→???→???
ベアモンよりも先に発芽の町で暮らしていて、友達として彼の面倒によく付き合っているエレキモン。
元々は野良のデジモンとして生きていて、ぶらりふらりしている内に発芽の町に迎えられて暮らすようになった経緯を持つ。
口先ではあからさまに他者と距離を置こうとしてたり、厳しいことを言ったりする一方で、事情を細かく整理して分析する頭脳を持ち合わせている。
ユウキとベアモンの二人と活動しているチーム『チャレンジャーズ』における貴重なストッパー係。【第三章】開始時点では自分が進化出来るようになったデジモンが空を飛べない鳥型デジモンことコカトリモンであることを気にしていたり、自分の力不足を内心痛感している。
逆境における判断力はチーム内でピカイチ。
ミケモン
個体名:レッサー
性格:のんき(ミケモン時)→おしとやか(バステモン時)
進化段階:???→ミケモン→バステモン→???
発芽の町の民間組織【ギルド】の福リーダーを担っているデジモン。殆どの時間をダラダラと居眠りして過ごしてたりして、それを発見される度に叱られるが特に反省の色は無い。
【ギルド】のデジモンの中でも最高レベルのスピードを有しており、戦闘においては普段ののんきな性格から一変、素早い挙動から相手の急所を的確に狙う猛獣と化す。
完全体デジモン・バステモンへの一時的な進化を可能にしており、バステモンの姿の時はお淑やかな淑女のそれに性格が変質、圧倒的な戦闘能力も相まって上司としては申し分ない振る舞いを見せるが、実のところその精神性の変化をミケモンとしての彼はとても恐ろしく思っている。
リーダーのレオモンとは幼年期からの付き合い。
レオモン
個体名:リュオン
性格:クール
進化段階:???→レオモン→???→???
発芽の町の民間組織【ギルド】のリーダーを務めているレオモン。ほぼ毎日の時間を依頼の達成に費やしており、求められれば求められるほどに依頼者の希望に応えていく。その性分故に、日によっては夜中まで町に戻ってこないことすらある(そしてレッサーの留守番時間も増える)。多分一日16時間労働ぐらいはイケる。
社員の残業分の案件を全部引き受けてくれるタイプ。
レナモン(銀)
個体名:ハヅキ
性格:クール
進化段階:レナモン(銀)→キュウビモン(銀)→???→???
【第三章】において、発芽の町から遠い地にある故郷の【忍の里】から、付き添いのホークモンの護衛を依頼してきた銀毛のレナモン。レオモンとは知り合いの間柄。故郷の名前が示す通り、忍者としての教育を受けて育ったデジモンであり、種族元来の身のこなしに加えて丸薬作成の技術も有している。
基本的に忍者らしく(?)ござると語尾につけて喋るが、付き添いのホークモンのように特定の相手に対しては普通の喋り方になる。
良薬は口に苦し、という言葉を真に受けるタイプ。
ホークモン
個体名:???
性格:こわがり
進化段階:ホークモン→???→???→???
レナモン(銀)のハヅキが護衛対象としているホークモン。
色々なことに対して怯えており、加えて根暗。
現時点で、それ以外に述べるようなことは無い。
ジュレイモン
個体名:???
性格:おじいちゃん
進化段階:???→???→ジュレイモン→???
発芽の町の町長を務めているジュレイモン。
ドゥフトモン
個体名:???
性格:元気
進化段階:???→???→???→ドゥフトモン
【第三章】において初登場。
森林地帯の調査を任じられて樹海を調べまわっていた所、とある貰い事故によってユウキ達と対面。その後の出来事によって放っておけなくなったユウキの先生を兼任するようになる(半ば強制)。
自分がロイヤルナイツのデジモンとして、ドゥフトモンとして相応しくない者であると思い悩んでおり、それ故に余程の状況に陥らない限りレオパルドモードの姿でいることが多い。
威厳を一分も維持出来ない有様だが、一方でその実力と頭脳は本物で、出会ってそう時間も経っていない段階でユウキが元は人間である事実に薄々感付きそうになっていた。
長く生きているジュレイモンでさえも知らない【人間がデジモンに進化する物語】を読んだことがあるようだが……?
作中で表立った活躍があったキャラクターを、随時更新していきます。