※ 今回の話は『DIGIMON STORY デジモンに成った人間の物語』略してデジストの第二章が完結したことを(自分で)記念して第二章のキャラクター達にいろいろ喋ってもらうだけの整合性の欠片も無いお話です。台本形式(台詞の前にキャラの名前が書かれているタイプの書き方)で展開していきますので、お好きじゃない方は即座にブラウザバックを推奨します。
※ また、当然ながら第二章を全て読んだこと前提のネタバレ要素全開のお話なので、第二章を読み終えてから読むことをお勧めします。無論、この話自体は本編と何の関わりもありませんが。
そもそも企画の話書かないといけないのにこんなの書いている場合じゃ(本音)
牙絡雑賀
「つーわけで、最初に投稿開始してたハーメルン換算で2014年8月4日から開始したデジスト第二章が無事完結したぜっつーわけで第二章の主人公でガルルモンやケルベロモンの力を宿して戦う電脳力者(デューマン)、牙絡雑賀(がらくさいが)だどうもよろしくぅ!! ……いや掛かりすぎだろ(本音)」
司弩蒼矢
「本編と色々喋り方違うくないですか。えぇと、本編でいろいろやらかしてたりやらかしてなかったりしてて、なんか色々あってフラグとかも立ったりしている内にいつの間にか第二の主人公になってたらしい司弩蒼矢(しどそうや)と」
『ソーヤの脳に宿っているデジモンことリヴァイアモンのタイヨウだ。……っていうか俺も会話に参加する流れなのなこれ。他のヤツには聞こえん声なのに聞こえるようになってるっぽいしこれ(設定的に)大丈夫なのか? あと俺の名前一応最新話のネタバレ要素じゃ』
「だってこれ座談回だし」『あ、そう(諦め)』
縁芽苦朗
「茶番回は初めてか? 力抜けよ。本編ではワイズモンとベルフェモンの力を主に行使する電脳力者で兄貴分で説明役で苦労人で怪我人でしれっとかませ犬にされてるっぽい、戦略ゲームだと『第一章から味方だけど後半になるにつれて成長率の観点から二軍落ちしてる上級職』な枠に想われがちな縁芽苦朗だ。どうもよろしくな」
縁芽好夢
「で、そんな馬鹿兄貴の義理の妹で現役女子中学生で色々あって脳に宿っているらしい『天使さん』の存在からトゥルイエモンの力を使えるようになった第三の主人公らしい縁芽好夢よ。将来の夢は現状秘密!!」
縁芽苦朗
「巨乳になることだろ知ってる知ってる」
縁芽好夢
「サンダーライトニングブラストフィーバーッッッ!!!!!」
縁芽苦朗
「待ってお前それただのライトニングスp」
(全男性平等必殺の音)(馬鹿の残機がいっこ減った音)
天使さん
『座談回だからね。多少未来の力が使えても仕方無いね』
タイヨウ
『使えてたまるか』
牙絡雑賀
「ていうかしれっとネタバレすんな」
司弩蒼矢
「本編見てる人にはそもそもバレバレだと思うんですがそれは」
雑賀
「さて、馬鹿が復帰するのを待ってるのもアレだからさっさと座談始めるか」
蒼矢
「というか流れで始めたのは良いんですけど何を喋るんですか? 僕何も聞いてないんですけど」
好夢
「とりあえずは座談の理由でもある第二章のお話の振り返りじゃない? ある程度要点っぽい所を押さえればいいんじゃないかな」
雑賀
「色々あったもんなぁ。いちいち内容を濃厚にしようとするもんだからその分文章の量も増し増しになって結果として投稿頻度が激遅になって他の作者さんの話に対する感想とかもなかなか書けなくなってきてたのにそんな状態で動画投稿とか企画参加とかやらかすもんだから終いには次話投稿に2年掛かった時まであったし」
蒼矢
「僕が言うのもアレなんですけど、いくらなんでも第一章と比べてそもそもの内容を詰め込みすぎたというのもあると思うんですよ。見直すと必要かどうか怪しいところもありましたし」
好夢
「雑賀にぃの推理パートとかね。結局空振るのが確定している事だったし、わざわざあそこに文章量を割く必要があったのかなぁとは私も思った」
雑賀
「まぁアレはエピローグの前半の方で語った俺の『理由』に繋がる部分でもあったから無駄ってわけではないんだけどな。というわけで長すぎたので少なくとも蒼矢の活躍シーンはカッt」
蒼矢
「前提条件無視してカウダぶっ放しますよ」
タイヨウ
『異議なし』
雑賀
「ナマ言ってすんませんでした」
好夢
「とりあえず振り返りの一つ目として、まずは雑賀にぃと蒼矢さんの第一戦目の事について喋ろうよ。アレがそもそも電脳力者としての雑賀にぃの初戦闘だったわけだし」
蒼矢
「自我アリの状態で言えば僕にとってもね。……ところで、第一戦目ってことは今後また戦うことあるの? また?」
雑賀
「さぁ……? 模擬戦とかぐらいはするんじゃねぇのエピローグ後は同じ組織の一員として活動するわけだし」
好夢
「まぁ少なくとも殺し合いになったりはしないでしょ。……というか模擬戦って、何処でやるの? 陸地でやるのなら雑賀にぃが圧倒的に有利すぎるんだけど」
蒼矢
「まぁ話題にしてる最初の戦いが僕に有利すぎたからね……プールだったし戦場」
雑賀
「アドベンチャーのガルルモン進化回よろしく水場での戦いだったからなぁ。今でも思うけどよく相手のホームグラウンドで勝てたなガルルモン。ミスリルの毛皮あるとかそれだけで勝てる相手じゃないだろ冷静に考えて」
蒼矢
「まぁそっちの方と同じく負けたんですけどね。後のこと考えると幸いなことに」
好夢
「水を海水に変える能力とか色々使ってたのにね。……というか水を海水に変えるってそれ強いの……? 人間の手でも出来そうな事に思えるけど」
蒼矢
「メガシードラモンの力を使えるようになってからは『メイルシュトローム』をどんな水に対しても使えるようになったからね。それまでは知らない」
雑賀
「そもそもアレが本当にそれだけの能力なのかは未知数だけどな。何しろお前に宿ってるものが宿ってるものだし」
タイヨウ
『いっそ液体化とか出来ないもんかね。スプラッシュモンとかバイ○○イダーみたいに』
蒼矢
「フォックスファイヤーで丸ごと蒸発させられる未来しか見えないから駄目」
雑賀
「しないが?????」
好夢
「そういえば、とある方からは感想で蒼矢さんの成熟期(シードラモン)形態がキモいとか言われたりもしてたよね。実際カッコよさからはかけ離れた姿だったけど」
雑賀
「下半身丸ごと尾っぽで片腕が蛇になってる、だもんなぁ。どう見ても怪人です本当にありがとうございました。そんな怪人海ヘビ男も進化して立派なリザードマンっぽい何かに!!」
蒼矢
「トカゲじゃないですかそれ」
好夢
「リヴァイアモンを基準にした姿になったりしたらどうなるんだろうね。ヘビの次は竜で竜の次はワニかぁ……」
雑賀
「キング○ルールみたいになりそう」
タイヨウ
『デブって言いたいのかお前オイ』
好夢
「王冠とか投げてそう」
天使さん
『岩の下に生き埋めにされそう』
苦朗
「そんなこんなで戻ってきた。長男でベルフェモンじゃなければ即死だった」
好夢
「4倍ダメージだったんだけどなぁ」
蒼矢
「あの、この二人って兄妹なんですよね……?」
雑賀
「義理のな。あの二人の間では日常茶飯事だからさっさと次の話に移ろう。俺と蒼矢の戦いの後だと目立ったイベントは……好夢ちゃんがイカっぽいヤツに襲われた所か?」
好夢
「いや何でそこなの。もっと他にもあるでしょ雑賀にぃがフレースヴェルグと会った時とか色々」
雑賀
「だって触手プレイになりかけたし」
苦朗
「お前義理の兄貴がいる状況でよくそんな事言えるな?????」
蒼矢
「最新のエピローグ後編を見てくれた方ならご存知の通り、ここで出たゲソモンの電脳力者が僕の通う学校のプールに襲撃しに来た犯人だったんですよね。……アイツ再登場の予定ってあるんです?」
雑賀
「さぁ? 出るとしてもゲソモンよりも強いデジモンの力使ってそうだが。また触手方面で」
好夢
「何が何でもか弱い女子に触手プレイを強要したいの雑賀にぃ……!?」
雑賀
「……か弱い……?」
苦朗
「か弱い?????」
蒼矢
「か弱い」
好夢
「オイ何だにぃにぃズ。私はどう見てもそういうタイプでしょうが」
雑賀
「少なくとも俺は悪党に出会い頭に蹴りブチ込んで気絶させたり高圧電流の流れてる籠手に手を当てたり年上の女の子を抱きかかえてダッシュ出来る子をか弱い扱い出来る自信が無い」
苦朗
「流石にフォロー出来ない」
蒼矢
「かわいいとは思うよ(精一杯の擁護)」
好夢
「天使さんちょっと実体化して天罰降らせて」
天使さん
『だめです』
苦朗
「一応あの場面が鳴風羽鷺の初登場でもあったんだよな。ブライモンの電脳力者」
雑賀
「ブライモンとか割とマイナーな部類だと思うんだが、読者の中で知ってた人どのぐらいいるんだろうな。ロスエボか超クロウォやってた人じゃないと知らないと思う」
蒼矢
「確かあの人、別サイトで『作者さんイメージのキャラを作る』みたいな記事出してそれで生まれたキャラだったんですよね。なんか鳥デジモン大好きな方がイメージ元だったはず」
好夢
「雑賀にぃが路地裏で戦った時に共闘した野入葉徹(やいばとおる)って人もその経緯で登場することになったキャラだったよね。なんか虫デジモンが好きな人がイメージ元だったような」
雑賀
「なんか今後も登場しそうではあるけど実際出番あるんかね。羽鷺の方は同じ組織に入ってることがエピローグの方で明らかにされてたけど、徹のほうは何も言及されてないよな?」
苦朗
「流石にあるだろ。実質コラボキャラみたいな存在をそんなぞんざいには扱えんよ。他にも出る予定の余所さんイメージキャラいるわけだし」
好夢
「具体的には何人ぐらい?」
苦朗
「最低でも2人」
蒼矢
「あの、普通に考えてあんまり下手にキャラ増やすと活躍の優劣とか絶対ひどい事になると思うんですけど大丈夫です? 誰か犠牲になったりしません?」
雑賀
「でぇじょうぶだ、最悪死なせればそういう配慮考えなくて済むからって作者が言ってた」
好夢
「堂々と屑発言するのやめない?????」
苦朗
「まぁ味方に犠牲の出ないデジモン作品の方が珍しい気もするがな。無印からクロスウォーズまでの時点で犠牲の無い作品が一つでもあったか? 最近のまで入れるとアプモンからアドコロ、そしてゴーストゲームまで含めることになるが」
雑賀
「ねぇな」
蒼矢
「無慈悲」
好夢
「(あれ、アドコロってレオモンも生きてたし犠牲らしい犠牲あったっけ)」
雑賀
「さて、それじゃあ次の話題だが、まぁとりあえずは俺と蒼矢の完全体進化についてだよな」
蒼矢
「僕がリヴァイアモンと力を合わせてメガシードラモンの力を使えるようになって、雑賀さんは苦朗さんの力を借りてケルベロモンの力を使えるようになったんですよね。……えぇと、ガルルモンからケルベロモン……?」
好夢
「狼が犬になっちゃったね」
苦朗
「なんかランクダウンしてねぇ?」
雑賀
「ギリシャ神話に名高き魔獣だぞこの野朗。なんか文句あんのかこの野朗」
蒼矢
「いや別に文句は無いんですけど、疑問はあるというか……苦朗さんのせいです?」
苦朗
「いや? 実のところ俺が力を貸したことそれ自体は進化ルートに対する影響は無い。コイツに宿っているデジモンの進化がそうだったってだけの話だ」
好夢
「……というか、なんか少しだけガルルモンとは違うデジモンになってる場面なかった?」
雑賀
「? そんな時あったっけ?」
好夢
「ほら、フレースヴェルグと会った時とか夢の中で赤い毛並みの何かになりかけてたじゃん。アレってファ……」
雑賀
「あがががががががががががが」
蒼矢
「うわぁ急に雑賀さんがバグって気絶した!?」
苦朗
「なんだこりゃ」
好夢
「なんか都合よく逃げられた感じがする」
タイヨウ
『いや少しは心配しろよお前ら座談回とはいえ』
苦朗
「まぁ後でどうせ復活するだろ。話を続けるぞ」
天使さん
『主人公の扱いがぞんざいすぎる』
好夢
「まぁ私と蒼矢さんも主人公だし……」
蒼矢
「主人公三人って冷静に考えると大丈夫なんですかねこれ」
苦朗
「で、話を戻すが雑賀はケルベロモンの力を手に入れて、蒼矢はメガシードラモンの力を手に入れた。結果としてどっちも魔王デジモンの協力を経て進化してるわけだが、どちらも魔王の力との因果関係は無い。ケルベロモンがさっき説明した通りであるように、メガシードラモンの方も宿ってるリヴァイアモンの生前の完全体だったってだけの話なわけだな」
タイヨウ
『そそ、当たり前っちゃ当たり前だが、基本的にどんなデジモンも最初から究極体なんてことは無いからな。苦朗の方に宿ってるやつもベルフェモンに進化する前はワイズモンだったわけで、俺も俺で魔王になるまでは普通のデジモンだったわけよ』
蒼矢
「……タイヨウ、魔王になった経緯とかは作中で明らかになる予定、あるの?」
タイヨウ
『さぁ?』
苦朗
「書く必要になったら書くだろ、どういうタイミングでの話になるかは知らんしお蔵入りになる可能性もあるが」
好夢
「それ書かれなかったら天使さんの事も書かれなくなる気がしてならないからちゃんと書いて???」
タイヨウ
『余談なんだが、俺の進化ルートというか実質蒼矢の進化ルートになるんだが、完全体の枠はメガシードラモンじゃなくてホエーモン(完全体)にする案もあったらしい。なんか名前が名前だから使う必殺技はアロー系で完全体までは通そうとかなんとかで』
苦朗
「ジェットアローの事か。まぁホエーモンはホエーモンで弱くはなさそうだが……正直言って水辺でもない所であのデスメラモンの電脳力者に勝てるとは思えねぇな」
好夢
「というか姿どうなるの? メガシードラモンを基にした姿はちゃんとスラっとした竜人の戦士っぽい姿になってたけど、ホエーモンって体がそもそもデカいし……」
蒼矢
「たぶん両腕と額にジェットアロー用の噴射孔があって頭部と胴体が巨大化した、どこぞのクジラに呪われた館長くんみたいになってたと思います」
苦朗
「え、下の方からはジェットアロー撃てn「ロスt」ハイスイマセン」
好夢
「うーん、作中みたいな高速戦闘は出来そうにないね。その代わりに耐久力は高くて飛び道具はかなり強くなってそうだけど」
タイヨウ
『エコーロケーションとか使える事も考えると、手数もそう少ないわけではないんだがな。タイダルウェーブとメイルシュトロームが技の内容的にほぼ同じである事とか、電気も使えるようになったりとか見た目とか、色々考えた結果メガシードラモンに軍配が上がったらしい。……まぁ俺としてはまさか発電装置をあんな使い方されるとは思ってなかったんだが』
苦朗
「ECMな。電気による筋力強化、異能バトルだと王道な部類ではあるんだがメガシードラモンの力でそれをやるとはねぇ。やってる事を考えると今後は更に強化されることになるだろうし、延び代は高いほうか」
好夢
「みずタイプなのにね」
蒼矢
「特性はちくでんです」
苦朗
「ラン○ーンかな?」
タイヨウ
『ソーヤお前まで急にボケに回らないでくれ???』
蒼矢
「で、一方で雑賀さんはケルベロモンの力を使えるようになって、姿もそれを基にしたものになったわけですが……これ、要は……」
苦朗
「顔以外は9割がた人狼モードだな。両腕が獣の口になってて、両脚に鉤爪。生体甲殻に覆われてない部分は赤色……と、顔がもともとのケルベロモンのそれとほぼ変わらない事を除けば人狼モードのそれで脳内保管してもらって構わない」
好夢
「で、相手は空中のレディーデビモンとメガドラモンとフェレスモンの電脳力者。……蒼矢さんとの戦いもそうだったけど、今回の章ってどの戦いもアウェーな状況での戦闘ばかりだったよね」
苦朗
「雑賀の最初の戦いは相手のホームグラウンドである水辺で、蒼矢の最初の戦いは水気の無い工場と廃墟の土地、だもんなぁ。第一章の方の戦いではそこまでアウェーでも無かったのに」
蒼矢
「(相手の進化段階の時点で十分アウェーだと思いますが)」
タイヨウ
『(それな)』
好夢
「で、雑賀にぃは無理やりにでも空中戦をやるために両腕をブースター代わりにして戦ったわけだけど……これ、つまりずっと『ヘルファイアー』使い続けてたってわけだよね。流石に無茶というかなんというか」
苦朗
「が、実のところ作者的にはそういう状況で必殺技を命中させる場面を書くのが一番難しかったらしいな。それも『サーベラスイレイズ』の方がどういう形で繰り出させるか難航したんだとか」
蒼矢
「ダイナミックな動作から足の鉤爪を斬り下ろす、と公式の図鑑においては説明されてる技ですね。……爪の形状的に、これってカカト落としの動作で爪を振るうって事なんでしょうか」
好夢
「そうでもしないと爪が食い込まなさそうだよね。でもこれ、なんというか……イメージしづらいね。『斬り下ろす』って文章を重視しようとすると少なからず足を動かしてるってわけだけどつま先から鉤爪の先端までの長さってそこまで長くなさそうだし、鉤爪で斬ろうとして普通に足そのものに当たりそうというか」
苦朗
「だから、形状については割りきって、鉤爪自体が鋭いものだという事にして、最終的にはブースターによる急降下からのオーバーヘッドキックの形で落ち着いたみたいだな。少なくともあの場面においては」
好夢
「もう片方の『インフェルノディバイド』については難航しなかったのかな?」
苦朗
「あぁ、あっちはそもそも決め技だしどうやって放つかは明確に書かれてたからな。せいぜい技の名前を『バーニングディバイド』って完全に別のに間違えそうになったぐらいだと聞いている」
好夢
「二人に分身してそう」
天使さん
『殺された恋人の名前を叫んでそう』
蒼矢
「ツッコミませんからね」
苦朗
「それはそれで辛いんだが」
好夢
「というか、雑賀にぃがレディーデビモンの電脳力者を殺してたけど、何気にアレが作中に描写されたこととして初めて人間を殺した場面でもあるんだよね。勇輝にぃでも蒼矢さんでも苦朗にぃでもなく、雑賀にぃが主人公キャラの中では初めて人を殺してる」
苦朗
「まぁぶっちゃけまだ書かれてないだけで雑賀や蒼矢が電脳力者として目覚めるよりも前の時系列で俺めっちゃ『グリード』のクソ野郎どもとかを殺してるんだけどな」
蒼矢
「サラっと暗黒面をぶちまけるのやめてもらえませんか」
タイヨウ
『まぁあんな連中相手じゃゴスゲのあのチビ達みたいな不殺エンドはそうそう出来ないだろ。妥当と言えば妥当だ。お前やコームも今後そうなる可能性あるわけだし』
好夢
「というか雑賀にぃ、レディーデビモンの電脳力者を殺す時にしれっと体食べてない?」
苦朗
「(両腕の獣口が胃と直結してるかはさておき)食べてるかもな。そもそも人狼ってそういうもんだった気がするし」
蒼矢
「冗談に聞こえないのでそろそろやめません???」
雑賀
「なんか頭の中ぐちゃぐちゃになって気がついたら俺関係の話も大体終わってた件について。訴訟」
好夢
「雑賀にぃが勝手に気絶してただけでしょ」
苦朗
「はいはい、時間押してるからさっさと次の話題いくぞー」
蒼矢
「本当にこれ主人公の扱いでいいんです???」
雑賀
「まぁ第二章が長引きすぎた結果もう約8年は出番貰えてない主人公もいるしいいだろw」
通りすがりのギルモン
「キレそう」
通りすがりのベアモン
「第三章、9年は引き伸ばす?」
通りすがりのエレキモン
「あるいは第四章で雑賀だけ出番少なくするよう脅しとくか」
タイヨウ
『誰今の』
蒼矢
「ノーコメントで」
雑賀
「さて、なんかもう完全体まわりの話は終わったくさいし、次が最後かね。エピローグまわりの話だ」
苦朗
「なんやかんやあって雑賀と好夢と蒼矢が合流することになったんだよな。まぁ俺は流石に合流しなかったんだが」
好夢
「あそこで苦朗にぃと会っちゃうと色々面倒なことになりそうだったからね。経緯とか考えても」
タイヨウ
『まぁサイガもサイガで出会い頭に面倒なことになってたわけだが』
雑賀
「ケルベロモンがそんなに怖いかお前らおう。救世主に向けていきなり左右から一撃とか何考えてんだマジで」
好夢
「そりゃ凶悪な面したのがジェットで飛んできたら誰だって驚くでしょ」
蒼矢
「間違い無くごめんなさい案件ですがそれはそれとして怖かったです」
雑賀
「かなしい」
苦朗
「そーいやお前、あの場面で四足歩行形態もお披露目してたけど、いろいろ順応出来すぎじゃないか?」
雑賀
「そうか? メガドラモンの電脳力者があんな事になってたから俺にも出来るかな程度の感覚だったが」
苦朗
「いやお前さ、いくらなんでも四足歩行に慣れすぎ。自分が本来は人間だってこと自覚してるか?」
雑賀
「? あのなぁ、人の命かかってる場面で体裁とか気にしてる場合じゃないだろ。二足と四足で四足の方が間に合わせることが出来るのなら迷わず四足選ぶよ誰だって」
蒼矢
「その点については僕も同意ですね。誰かの命がかかってる状況で自分が人間かどうかなんて気にしていられない。雑賀さんのほうが正しいと思いますよこの件については」
苦朗
「…………」
好夢
「まぁ私は乗せてもらえなかったんだけど。重量オーバーとか言ってるけど絶対余裕あったでしょ雑賀にぃ」
雑賀
「そんなことは無いってば。一応あの時点で二人分の体重支えてるんだぜ? 軽く見積もっても100キロぐらい。いくら地獄の番犬だからって最高速度で走るのにあれ以上の重量はなぁ」
好夢
「運動会のピラミッドとあまり変わらないように聞こえるのは気のせい?」
蒼矢
「ま、まぁまぁ。結果としては無事に波音さんを助けられたんだから。乗りたかったのなら今度乗せてもらえばいいじゃないか」
好夢
「それもそっか。ケルベロスに乗るのってなんか新鮮だし楽しみ」
雑賀
「嫌な予感するんで苦朗お前ちょっと代わってくんない?」
苦朗
「悪いが俺に女子中学生を相手にそういうプレイをして悦に入るような趣味は無いんだ」
天使さん
『言い方』
好夢
「でも今後、私じゃなくても多分そういう場面は出てくるでしょ? 雑賀にぃが蒼矢さんを乗せて蒼矢さんがサンダージャベリンで狙い撃つとかそういうシーン。映えると思うんだけどなぁ」
蒼矢
「すいません雑賀さん正直乗り心地は良くなかったので余程の急務じゃない限りは遠慮したいなと」
タイヨウ
『生体甲殻の質感とかちょっと何かアレだったもんな』
雑賀
「お前もう頼まれても乗せてやらんぞ」
苦朗
「というか逆に、水上戦とかになったら雑賀の方が蒼矢の体に乗ることもあるかもしれんな。今のメガシードラモンを基にした姿の体格的に厳しそうではあるが」
雑賀
「というかなんかヌメヌメしてそうだし磯臭そうだし乗れたもんじゃないだろ(辛辣)」
タイヨウ
『まぁ生前体を洗う機会なんてロクに無かったしな(適当)』
蒼矢
「ロイヤルナイツに憧れてたのならせめて清潔でいようとはしよう???」
好夢
「まぁリヴァイアモンの体を洗うってトンでもない時間が掛かりそうではあるよね」
苦朗
「で、何やかんやあって磯月波音は助かって、リヴァイアモン経由でダークエリアのことを聞けて、フレースヴェルグの誘いを突っぱねて、なんか三人揃って仲良くなったまでがエピローグ前半の話だったな」
雑賀
「で、後半は苦朗経由で今後の俺や蒼矢、そして好夢ちゃんが所属することになる組織の名前の公開、そしてリヴァイアモン改めタイヨウの名付け、あとなんか知らん所で『シナリオライター』の連中が駄弁ってたって話だったな。終わり!!」
蒼矢
「いやいやいやいやいや!! タイヨウが思いっきりすごい重要そうなこと言ってたじゃないですか!! 結局何なんですか? この世界にデジモンの事が認知されるようになった切っ掛けって!! 誰なんですか僕らのいる世界にデジモンを伝えた何者かって!!」
苦朗
「はー、お前さ。その手の話はどうせ後々になって解ることだし考察の余地は読者側に残すべきだし喋るわけにはいかないだろ。終始真面目な事しか言ってなくてつまんねーなー」
雑賀
「蒼矢ってアレだよな。友達の誕生日プレゼントで心の篭ったものとか相手の欲しがってたものじゃなくて実用性全振りの何の面白みも無い器具とか渡すタイプだよな」
蒼矢
「なんか僕何も悪いこと言って無いはずなのにナチュラルに罵倒されてるんですけど!?」
好夢
「まぁ今気にしてもどうにもならない話ではあるよね。こればっかりはもっと色々なことを調べないと。それよりも、苦朗にぃに致命傷を負わせたのがあの青コートの男だって事に驚きだよ」
雑賀
「マミーモンの電脳力者だと思ったらそうじゃないっぽいもんな。何なの? 02リスペクトの衣装とかそういうのじゃなかったの? あの青コート」
苦朗
「カモフラージュだよカモフラージュ。ただでさえ『アニメ』がある世界観であんなあからさまな格好がその通りなわけ無いだろ。包帯を操るなんて魔力とか使えるデジモンの力なら全然可能な範囲だし」
蒼矢
「……あの、それ必要なカモフラージュだったんですか……? というか苦朗さん当たり前のように言ってますけどまさかそれに騙されて……」
苦朗
「いやそんなわけ無いだろ。あと必要かどうかは当人に聞け……まぁアイツは今回の座談回への出席断りやがったけどな」
雑賀
「なんてこった、勇輝を攫ったクソ野郎をイジるチャンスが……」
タイヨウ
『イジるんかい』
蒼矢
「うーん、ベルフェモンの力を使える苦朗さん(致命傷受けて無いフルスペック)に勝つぐらいの強いデジモンの力……どの種族なんでしょ?」
好夢
「アパドモンでしょ(適当)」
蒼矢
「それ連載時期的にありえないから」
雑賀
「はいはいはい!! オメダモン!!」
タイヨウ
『急に作品の垣根を越えるな』
苦朗
「ネタバレするとマザー・デ・リーパーだぞ☆(キレ気味)」
天使さん
『ここまで解りやすい嘘があるの???』
蒼矢
「座談回に来なかっただけで好き放題言われてる……」
タイヨウ
『でもまぁベルフェモンの力(+ワイズモンの能力)に敵う奴ってなるとかなり限られるのは事実だよな。しかも描写的にそこまでダメージ受けた様子も無かったし』
雑賀
「言うて人間の拳でぶっ倒される程度の魔王ではあるけどな」
苦朗
「じゃあ今から殴りあってみるか? 鎖で」
雑賀
「調子乗ってすいませんでした」
好夢
「で、第二章の振り返りは終わって次から第三章に移るわけなんだけど、結局デジタルワールドの方では時間ってどのぐらい経ってるの?」
蒼矢
「あぁ、そういえば『アニメ』基準だと現実世界とデジタルワールドの間には時間の流れに差があるんですよね。どうなんですかその辺り」
苦朗
「その辺りはおいおい。普通に重要な所だからな」
雑賀
「デジタルワールド側のキャラも色々伏線残しまくってるからなあ。世界観の話だとメモリアルステラなんてものまで出してるし」
タイヨウ
『そもそもデジタルワールド側では何やってんだろうな。「シナリオライター」って連中は』
好夢
「わからない事だらけではあるけど、向こうも向こうで味方は増えるんでしょ? 最後の方に出てたのとか」
雑賀
「あぁ、片方は新キャラでもう片方はこの作品のリメイク前のリメイク前のリメイク前に出てたメシマズヒロインだったな」
蒼矢
「なんですかメシマズって」
雑賀
「でぇじょうぶだ、どこぞの金髪ロンゲよりはマシな路線だから。あと、確定の話として第三章ではロイヤルナイツも何体か出るらしいぞ」
タイヨウ
『早くね? もうちょっとこうビッグネームに見合う出番というのがだな』
苦朗
「第二章の時点で七大魔王を3体も名前出して安売りしてる時点でそういうのに遠慮する方針は消し飛んでるぞ」
雑賀
「アルファモンが寿司処運営してるんだろ知ってる」
蒼矢
「それは別世界の話でしょうが」
苦朗
「とりあえず、第三章ことデジタルワールド側の第二のお話はそう遠く無い内に始まる予定だ。チームとして活動することになったユウキと、ユウキの仲間になったベアモンとエレキモン。そしてアイツ等が出会うことになる新キャラ達、その物語をどうか期待して待っててほしい」
好夢
「……何年後の更新になるのかな(ボソッ)」
蒼矢
「やめよう。不吉な事を言うのは」
それでは、今回の座談回はここまでに。
第二章に関係する質問や感想などがあればコメント欄にいつでもどうぞ。
第三章、勇輝とベアモンとエレキモンの次の物語をどうか、心待ちにしていただけるように、これからも頑張っていきます。
PS 企画の方が落ち着いたら目次の方も作っていきたいと思います。