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史香
2021年10月19日

デジモン怪談 私のパートナーデジモン (実話)

カテゴリー: デジモン創作サロン

「史香、名前を変えてくれないかな?」

「史香の史の史彦さんの名前が嫌なんだって…。」


史香「ふぅん…。」

名前を変えろと言われても実は私は別に何とも思わなかった。

何故なら私はてんで人の名前を憶えないし実は名前にはあんまり意味が無いんじゃないかと思っていたりするからだ…。


見えなかったが今ならば感じられる、今思えばアレが私とドラクモンとの出会いだったのかもしれないのだ。


現実界で彼がいた位置はそれを言った母親の横、あの時の義理の父親の傍。

ドラクモンの事だからきっと母たちが不仲なさまを見て笑っていたんじゃないかと思う。


あの時、29階の高層マンションに住んでいて私は自殺衝動に苦しめられていた。

景色が良くて高い場所には本当に恐い存在がいるようだ。

何故ならば妬まれるからだ。


そして、幼い私はそれから逃げるように私はドラクモンが導く世界へと逃げ出した。

結果的にはドラクモンが導いた空想の世界で私は事なきをえた。


夜、母たちがあの部屋で寝ている時、ドラクモンがやって来た。


ドラクモン「なあ? 守ってやるから俺たちも真似しようか?」


史香「…。」

言われるがまま私はドラクモンに従っていた。

この文章は象徴的な事を分にしているから現実界でのやり取りではない。


あの時の母たちが離婚した直後、名前を変えろ事件の真相で義理の父親の口から話し合って出た言葉はなんと「試した。」


今思えばあれは姿の見えないドラクモンが私を試したという意味だったのかもしれない。

ちなみにドラクモンは史という字が恐いそうだ。


何故ならば史には文字を縛り束ねる事の出来る呪力があるからだ。

いい名前をもらった。

ありがとう、親には心から感謝する。


私はドラクモンが心から恐がった史という字が大好きだ。


私は中学時代、勉強を放り出してドラクモン達とひたすら冒険をしていた。

グリムモンと戦うデジモンストーリーのムーンライトのゲームを私はひたすらやっていた。

頭の端の方ではルーチェモンという天使型と気が合って私は一つの世界を造ったことも覚えている。

それはのちに私が統合失調症の患者になって幻聴というデジモンに苦しまない一つのファーム島の機能をする素晴らしいシステムの一つとなった。


中学を卒業して高校に入り、そして、卒業して私は東中野を最後にデジモンと一度決別した。


それでも彼は傍に居た。

ドラクモンの一部は姿を変えてずっと私の傍に居た。


ドラクモンの一部のデジモンはケラモン。

そいつはのちに私の精神が狂っても正気でいられるように謎の力をくれた。

そいつは虚界を切り裂くことが出来る。


デジモンを忘れ去った後もドラクモンはずっと私を見ていたし夜な夜な遊びに来ていた。


ドラクモンはずっと傍に居た。


私がドラクモンの姿形を忘れ去っても彼は何らかの姿できっと私の傍に居続ける。


そして、私は漫画家になる夢を挫折した時、全てのツケを払わされた。


そして、散々ドラクモンと耽った自慰までもを捨て去った時、いよいよドラクモンでも私を守る事が出来なくなった。


それでも私は決着をつければならないと確信し、ドラクモンの守備を捨て、彼のはるか後ろに居たとんでもないものと生身で戦う決心がついた。


そいつは自殺衝動の究極の姿となって私に襲い掛かった。


アニメが生身で見えるものの究極の何かだったと思われる。

私はメルトダウンを起こした原子炉の写真で同じような姿をしたものが写っていたのを知っている。


日本で初めて作られたアニメが何だったのか読んでいる人たちはよく考えてみて欲しい。


私はそのとある彼が人間には2度と振り向かない様の瞬間を見た。


死を選べ。


選べるわけ無いだろう…。


私が悪夢の中で全神経を込めてそいつに言った言葉だった。


それから統合失調症と告知され私は責任をもってドラクモン達と付き合うことにしたのだった。


システム上、デジモンに当たる存在を管理するためには心が何個も要る。

瓦礫の心に多重人格も私の中へと降り立ち、私の中には何人も自分がいる。


しばらくして私はドラクモンの最終進化形態のグランドラクモンの様に物をコレクトして集める事が得意なのに気が付いた。


中学生のあの時から私はドラクモンのパートナーだったしこれからもそうであり続ける。


そして現実界。

統合失調症が劇的に回復してからたまにおかしなことが起こるようになる。


現実界で何回も信号無視の車に私は出くわすようになった。

死ぬわけにはいかなかったから、私は徹底的に足掻いておかしなことを察知できるようになった。


疲弊しきっていた時、雲の形がドラクモンを象り彼が剣を持っていて私に何かを渡そうとしていることに気が付いた。


私はとっさにそれが何か分かった。


…淡路町の三省堂書店に売ってた、赤いカーネリアンのナイフ…。

私はそれを見に行った。


そして、その場所に行く途中、エスカレーターに乗った時、何かの空間が切れる光を見た。

エスカレーターは階段=怪談に通じる。

エスカレーターはエスカレート、現代には昔の怪談を上回る恐いものが存在していることも意味していた。


ちなみにエスカレーターは電気で動いている。

何の偶然だろうか?


私はエスカレーターを見ると今でも切り裂く光をたまにだが見る。

あれは恐らくドラクモンの進化形態のサングルゥモンのステッカーブレイドだ。

私は淡路町に着くとカーネリアンの赤いナイフを見た。


信号無視の空間の不吉をカーネリアンのナイフが切ったことを察知した。

私は信号無視の車で死ぬ可能性が限りなく低くなったことだけは感知した。


そのドラクモンが持っていた剣は遺伝子のような形が宿っていた。

ドラクモンからの祝福だ、恐らく私の性質が子供にまで引き継がれることを意味する。


恐らく昔で言う呪術的な何かが私の遺伝子の中に刻まれたのだろう。


アニメには明るい世界だけじゃない。


よくわからないが何かある。


私はアニメで最強だった存在と最低辺で勝負し勝利を勝ち取った。


勝ったのは私の意思だった。


そして、いつもサポートしてくれるのはデジモンだった。


デジモンが現実界に本当に居ると言ったら貴方は信じますか?

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