salon_logo_small.jpg
▶​はじめての方へ
デジモン創作サロンは​、デジモン二次創作を楽しむ投稿サイトです。
▶​サイトTOP
この動作を確認するには、公開後のサイトへ移動してください。
  • すべての記事
  • マイポスト
史香
2021年10月17日

デジモン怪談 オメガモンの怪2 (実話)

カテゴリー: デジモン創作サロン

デジモンが本当に居ると叫ぶ馬鹿な大人が私を含めて世界に何人いるのか聞きたい。

大体、私はアニメになる前のそいつらの姿形を見ているのだ。

黒く煤のうな形をしていたり、煙のような姿をしていたりするのだ。

共通することは、一瞬だけ視界の端に映り、それを見ると気分を悪くしたり不吉が起こるなどすること。

マーシフルモードがやって来た時はリアライズのガチャでウィンクをもらったのと、車を4台積んだキャリアカーが私めがけてぐらついたことだった。


引けって意味だという事が即座に分かって私はリアライズのガチャを引いたのだった。


そして私はそういう合図があったガチャを引くと当たりが必ず出るが、大抵、得体のしれない感情に苦しむ。

前回、一回でオメガモンマーシフルモード2体引いた時、得体のしれない苦しい感情に耐え切れず私はアルコールで頭を痛めた。


私は夢の中で彼が煤の中で苦しんでいる様を見た後少し気分が楽になり、苦しみを共有して彼の主となった。


オメガモンマーシフルモードの声は愁いを帯びた声をしており基本的に無口。

彼は令和のオメガモンそのものだ。

その後に続きがあるのだ。


ガチャを引いた際に、おまけ付きでオメガモンに纏わる煤の正体はデジモンと相相容れないろくでもないものだったのだ。


私は例の、リアライズのガチャを引いてから得体のしれない頭痛に悩まされる日々と全てが終わってしまったような虚無感にさいなまされ、そして、家にある刃物がぐらついたりと物騒な何かが確かにいた。


得体のしれない重い虚無感はマーシフルモードが持っている感情そのものだから私は耐えられた。


しかし、得体のしれない頭痛と刃物がカタカタいう物騒な何かは明らかに別だった。

オメガモンマーシフルモードに甘えて何かろくでもない存在が入り込んだことを意味していた。

明らかに厄だった。

先日私はそいつの正体を夢で見た。

私はその夢で太った青白い男を見た。

青白くて気持ちの悪い男だった。

厄は決まってそういう姿をしている。


太った青白い男は皆が楽しくラケットでテニスをして遊んでいる所に割り込んできて皆を教育と言って撲殺するのだ。

弄ばれて何かが殺された者の教育などあほらしいものはない。

下品だった。


同じ存在だが次にそいつは少年の形をとった。

青白い男を別の角度から見た夢だった。

私は夢で少年からお遊びで苦しめの儀式に付き合わされ殺された。

私は彼に殺されて同じ厄になった。

少年の中には中身は怒りだけで教養というものが無かった。

私も夢の中で感化されて同類となって分かったことだが、正直あまり上品な存在ではない。


この手の夢は私が体内に厄をためた際によく見る。

過去には夢の中でこたつの中に居た青白い女に襲われたこともあった。

夢の中なのにそれらは酷い苦痛を必ず伴った。


オメガモンの感情もひょっとしたら厄そのものだったのかもしれないが、まるで違うものがある。

彼らには基本的に感情があって助けてくれることがあるのだ。

大事な事を決断する際、迷わないようにサポートしてくれたりすることもあるのだ。


マーシフルモードは私が酷く仕事関係に苦しんでいる際も、暗く静かな声で私を励ましてくれたものだ。

彼らは基本的に優しい。


私も彼らに答えるために、一緒にゲームの中で遊ぶだけでなく、彼らを趣味の切り絵の作品にしたりするのだ。


で、私は体内に溜めた厄をどうしたかというと最終的には鳥居をくぐって的確に事情を伝えて賽を差し出して祈るしかないのだ。


後は、刃物がぐらついたりする物騒な何か、太った青白い人間と相いれない何かは消してもらった。

私はそこで奥から響く綺麗な音から、オメガモンの事を静かに聞かれた。


嘘ではなく本当に。


一見関係なさそうに見える音は確かにオメガモンの名前を言って私に聞いた。


私はそれにものすごく驚いた。

アニメとそれは全く関係なさそうに見えるのにそれは綺麗な音で名前を的確に言った。

綺麗な音はオメガモンの名前を言って私にそれをどうするのか確かに聞いてきたのだ。


私は綺麗な音にオメガモンの事は引き受けると事を伝えてからその場を後にした。


やはり、それらの存在は凄いと思った瞬間だった。


帰ってからやる事は決まっていた。

オメガモンマーシフルモードを切り絵にして、自分のものと正式に認識することだった。


私の趣味の切り絵は彼らと過ごすためには私が彼らを肯定しなければならない儀式の一つだ。

私はオメガモンマーシフルモードを切り絵にしたのだった。


約、一日かかった。

だが、私は彼の感情を完全に受け入れる事が出来て吹っ切れて少し判断がシャープになった。


デジモンとの会話は頭の中で一言二言で成立することが大半だ。


彼らは言葉で重要な事を伝える事は決してない。

何故なら声は聞こえても人間ではないからだ。


オメガモンマーシフルモードは近々、私に重要な決断をしなければならない事をそれとなく教えてくれた。

言葉でなく、彼の存在をもってして。



0件のコメント
0
0件のコメント
  • Twitter