「おばあちゃん!おばあちゃん!」
少女は嬉しそうに緑の生い茂る崖側を駆け回りながら祖母を呼ぶ
それに対して老婆は静かに微笑みながらゆっくりと歩きながら少女の方へと歩いていく
「元気が良いねえ、バテちゃいそうになるわ」
「あっ・・・おばあちゃん・・・」
「良いのよ、子供は元気が一番だから!元気な子を見るとやっぱりこっちまで嬉しくなっちゃうのよ」
その微笑みは少女にとって心の支えとなっていた。唯一・・・少女にとっての心の支えだった。
「そうだ、これを渡しとくわ」
「これは?」
渡されたのは金色に光る置物のようなものであった。
何かの紋章が刻まれた置物が
不思議と失くした何かを見つけたかのような
そこに1匹のウサギ・・・正確にはその姿はウサギと人間のハーフのような容姿であり、ウサギのような細長い一対の耳を持っていた。
「蒼華(そうか)様、洗濯、掃除を始めとした本日の雑務が完了しました。戻り次第チェックをお願いしてもよろしいでしょうか?」
「あら、今日は執事とかそう言う気分なのね。」
「・・・おかしいですか?」
「そんな事はないわ、だってあなたなりの考えがあるって事を知っているから・・・こっそりとだけど1人でいる時に体が鈍らないように鍛錬しているのもね」
「!!・・・それは・・・・・・そのぉ・・・」
親しげに話しながら急所をつく老婆と隠し事を暴かれしどろもどろになる獣人を見るとどんな事を思うのだろうか。
老婆はひどく動揺している獣人の肩に手を置く
「昔は今じゃ想像もつかないほどバトルジャンキーだったものね、でもマシーンみたいに心が無い訳じゃ無いから涙脆く優しい面も持ち合わせてる。あれはいつだったかしら、戦っている最中に相手が友情場面に入って何故かあなたが泣いたのに10秒後には涙拭いてじゃあ続きと行こうか?って言って相手を困惑させた時あったじゃない」
「・・・・・・・・・・・・(ボカン)」
老婆によって黒歴史とも言えるような過去を掘り返されたことにより獣人の精神的体力は既にマイナス方向に限界突破してしまいそうなほどに消耗しており音もなく膝から崩れ落ちることになる。
そこに少し離れたところで走り回っていた少女が獣人の存在を視認した為なのか土煙でも出てきそうなほどの速度で・・・そして遠くですら満面の笑みですら表現には物足りないほどの笑顔を浮かべていた。
そして何か叫んでいた
「あー!あんごりゃもんだー!!!!」
「あーーこが・・・・・・ねえええええええええええええ!?!??!!!!」
沈んでいた獣人の声は1人の少女によって瞬く間に悲鳴へと変わった
少女はいつも1人だった
家族からの視線は冷たく、言葉を交わすことも無い。
それでも・・・少女は笑顔を崩さなかった。それだけならば寂しいだけだったから。
食事は余りと称して用意されていたし、特別必要なものも用意してくれた。それでも言葉を交わすことはなかったが・・・一方通行な言葉だけでも少女は満足だった。
例えどれだけ言い方が悪くても・・・どれだけ酷いことでも・・・そこに気遣いはあったから。
それに、転びそうになった時に反射的に手が伸びるくらいに、根が優しい人であることも知っていたから。どれだけ視線が冷たく、言葉を交わすことができなくても・・・これが幸せなんだと感じたから。
おばあちゃんが亡くなった。
亡くなると共にいつもそばにいたあの獣人の姿も消えた。
まるで・・・最初から居なかったかのように影も形もなくなっていた。
意外にもその死自体はすんなりと受け入れることができた。
それからしばらく・・・
「・・・本当に行くの?」
「行きたい・・・誰も行けないのは・・・寂しいと思うから・・・」
「あーーその顔やめなさい、お金はあるの?」
「貯めたお小遣いが・・・ある」
家族が握りしめた財布を奪うように取り上げて中身を確認する。
がものの数秒で見るのをやめて頭を手で押さえていた。
「あなたねえ、往復分の交通費ギリギリしかないじゃない。確かに寂しいかもしれないけどそんな余裕のない状態で来られて死にでもしたらそれこそ悲しませるのよ?」
「・・・ごめん、なさい」
「あー泣くな、めんどくさいったらありゃしない・・・ついて来なさい」
呆れた様子でついてくるように促す
それに従うようにそばを離れないように小走りに距離を維持する
すると一台の車にたどり着き、視線を送りながら車を・・・正確には助手席を指差した
その指示通り助手席に乗り込む
一体車に乗せてどこへ行くのだろうかと思い、意を決して聞いてみることにした。
「・・・その、どちらに?」
その質問に答える事なく運転席に乗り込み、シートベルトを着用しエンジンをかけ、シフトレバーをDへと入れる
「・・・東京駅」
呟くようにさりげなく返された一言で凍りつくように固まった
「・・・起きなさい、このまま帰るわよ?」
その一言で飛ぶように目が覚める。窓から見える景色はどこかの屋内駐車場のようであった。大量の自動車が停められている大きな場所であった。
「車・・・いっぱい・・・」
「そりゃあここは東京駅の地下駐車場だからさ・・・さっさと来なさい。転ばない、ぶつからない程度に急ぎ足でね」
「うん!」
「・・・何言ってんだろうね・・・私は」
「・・・?」
「独り言さ」
東京駅内をひたすらに歩きた新幹線の改札口まで辿り着く
辺りを見渡し看板を見つける
「・・・そこね」
そこには緑色のランプの看板があった
見とれているとふと言葉をかけられる
「帰りの新幹線は決めてるの?」
「うん、えーとね・・・これ!」
時刻表を開き、予定の新幹線を指差す
一通り目を通すと一言、「分かった」とだけ言って緑色のランプのある看板の部屋に入り列に並ぶ
「次の方どうぞ」
順番が来てカウンターへと歩く
「東京駅から・・・読めないんですけどここの駅までの乗車券、それと新幹線の指定席特急券を往復で子供1人分お願いします。」
「かしこまりました。乗車される新幹線は決まっていますか?」
「行きが1時間後発射する・・・これの空席状況見ても良いですか?・・・窓と通路どっちが好み・・・窓ね、じゃあここをお願いします。帰りは1週間後の・・・これでここの席をお願いします。」
「かしこまりました、以上でよろしいですか?」
軽く頭を押さえながら頷く
表示された金額をくれじっとかーどと言うもので支払いを完了させて乗車券などを受け取り部屋の外へと出ると軽くため息をついた
邪魔にならないところに軽く移動して少女に視線を合わせるようにしゃがみ乗車券などが入ったチケットケースを手渡す
「わからないことがあったらさっきの人みたいに係員の人とかに聞くこと。あと指定席って言う絶対に席に座れるやつだから乗る新幹線と座席を間違えないこと。特に帰りの奴は時間に余裕あるやつだが遅れないようにすること、万が一乗れなかったら係員さんに素直に状況を伝える・・・ったく、なんで私がこんなこと
「ありがとう!行ってきます!」
「え?ちょまっ・・・」
注意をちゃんと聞いているのか分からなかったが話の途中で走り出し改札を通り抜けてしまった。
なんとも楽しそうで興奮しているのはいいのだが・・・
手のかかる子供というのはこう言うことなのだろうか、自然と表情が緩んでしまう
「・・・念のため入場券買っとくか」
今度は券売機に小走りに向かうのだった
「見える?あれが新幹線だって・・・」
まるで誰かに語りかけるかのようにベンチに座って少女が話しているのが見えた
リュックを膝の上に乗せて口を開けていることからぬいぐるみでも入っているんだろうと横を通る人達は感じ、気に求めていない様子であった。
「急いできてみれば新幹線眺めてるのか・・・っ!!そういうことか・・・・・・黄金」
「!!・・・これは・・・そのぉ・・・」
横から名前を呼びながら近づき、リュックの口を思いっきり開く
中を見られた黄金と呼ばれた少女は分かりやすく狼狽し縮こまることしかできなくなった。
「・・・・・・それはおばあちゃんからの?」
「・・・・・・」
静かに頷く黄金の反応を見て今まで以上に頭を押さえる・・・頭痛がしてきそうなくらい頭の中の複雑な感情が巡る
出した言葉は
「はあ、それも学校行きたがらない理由なのね・・・とんでもねえやつ遺しやがってあのクソババア・・・たしかに学校より大切だけどさあ、あーはいもう何も聞かない。一日三食しっかり食べてちゃんと七日目には帰ってくること!後その子もちゃんと連れて帰ることいいわね!?」
「!うん!!」
しばらくし、新幹線が到着し乗り込む姿をしっかりと確認する
まもなく発車し窓から手を振っていた。
(見送るってこんな感じなのかな・・・)
静かにその場を後にし、過去を思いあえしながら去る
その跡を影が辿る
着いた!
目の前にあるのは少し古めの民家と言った場所であり目を輝かせる
すぐにポケットから合鍵を取り出し、解錠する。
「えーっとまずはお掃除!」
リュックを置き、しまってある掃除用具を取り出す
約1時間が経つことには目につく埃や汚れは大方取り除かれていた。
休憩として顔をタオルで拭きながらお茶を飲む
「きゅうすで淹れたお茶美味しい・・・お茶っぱもいいやつだからなのかな?そうだ!」
「冷え冷えのお水で濡らしたタオルで拭いてあげないと」
リュックから取り出した一つの大きな卵を膝に抱えながら手入れと言わんばかりに汚れを拭き取る
不思議と冷え冷えのタオルで拭いた直後なのにほんのりと卵が温かくなった気がした。
一通りやることが終わったと言うことで卵を再びリュックの中に入れ家を出る
十分ほど歩いたところで足を止める
(・・・やっぱり体が軽い?どうして?)
軽く疲れていたはずの体が軽くなったような気がした。
不思議とジャンプでもしてみたら電柱ほどの高さまで飛べそうな気がするほどに
その予感は間違っておらず山の上に行こうとした時に頂上まで行くのにさほど時間がかからなかった
理由は岩の上を飛び跳ねるようにジャンプした結果であった。
振り返って今まで通ってきた道を見る
「・・・どうしちゃったんだろ?まあいいのかな?急がないと日が暮れちゃう」
結局それ以上に優先する事があったため気にせずに山の頂上まで走ることにした。
山頂とは言ってもそこまで大きい山ではなく標高三百メートルほどらしかった。
「・・・あ、おばあちゃんのお墓あった」
山の頂上、その端に一つの石碑のようなものが建てられており、一眼見てそれがおばあちゃんの墓だと気づくことができた。
「久しぶり、おばあちゃん」
「ああ、久しぶりだ黄金」
「・・・え?」
背後から聞こえた聞き馴染みのある声
振り返るとそこにはいなくなったはずの獣人の姿があった
表情には笑みが浮かび走り出そうとするも
獣人は左手を前に出し、動きを制止させる
見れば獣人の体から光が溢れる
「予測通りか、僕たちのも含めて・・・別れは一時のもの、いずれ新たな出会いが生まれる・・・あとは彼に任せるとするよ」
「待って!」
「君の記憶がそれを満たすためのエネルギーとなる・・・境界を歩む者、いつの日にか彼岸を渡ることになるだろう」
直後にリュックの中が光りだす
中を見ると卵にヒビが入っていた
「こちら側の彼岸の時のみここに立ち入ることができる。もしその7日間より短く、また長くいればそれはその境界を越えることになる。別に故人のことを忘れろとは言わない、でも囚われすぎずに新たな出会いを探すのもいいとは思うよ」
「新しい出会い・・・?」
光が収まると卵の殻は一片たりとも残っておらず、代わりに目の前に何かの猛々しさを少し感じ、それ以上に可愛いとも言えそうな青い体におでこに当たるところにVの字が刻まれている動物が立っていた。
その動物は目を開き、その赤い・・・熱を感じてしまいそうなほど強い視線を向けていた
「俺、ブイモン!コガネのパートナーだぜ!」
「ちょっとブイモン!なんでもっと早く起こしてくれなかったの!?」
「ちゃんと起こそうとしてよ!でもコガネってば揺すってもほお叩いても耳元で目覚まし鳴らしても起きてくれなかったんだもん!」
「あーー!!もう10時!もう10時!!!!???!うそ!?今からじゃ向こう着くのギリギリなんだけど!!?有給とった意味ないじゃん!!」
時計を見て半ば発狂に近い叫び声を響かせながらも慌ただしく最後の用意をする
そして泣きつくようにブイモンを抱きしめて泣き顔になる
「ごめん!禁じ手なのはわかってるけどお願いしてもいい・・・?」
「わかったわかったから!!お願いだから涙を拭いてくれよ!!」
ブイモンも半ば悲鳴に近い声でティッシュを差し出し涙と鼻水を拭き取らせる。
互いに必死になりながらなんとか10分ほどで用意を終わらせる。
荷物を外に出し黄金はひたすらに背負う
対するブイモンは一度深呼吸をする
次の瞬間、黄金の膝ほどの身長しかなかったブイモンが何倍・・・いや、十何倍も大きくなる
姿も変わっており、蒼き鎧を身に纏う竜騎士、いや聖騎士の姿へと変化していた。
片膝をつき、とてつもなく大きくなった手のうち片方を地面へと置き、黄金は荷物と自身を手の中に収まるように収める。
ゆっくりと手を戻しもう片方の手でこぼれないように手を合わせる。
片膝を戻し立ち上がると、背中に生えている翼を広げる。
一瞬のうちに周囲に突風が起こる
風が止む頃にはもうその青い身体はどこにもなかった。
空の上
文字通りの空の上であり蒼き聖騎士がおおよそ生物として出していいのか不安になるほどの凄まじい速度で飛行していた。
押さえている手を緩め問いかける
「景色を見るか?」
「・・・意地悪」
「ふふ、たまには・・・な」
予想通りの返答で軽く息をつき、手を再び押さえ、少しだけスピードを上げる
まるで空を、風を自身のテリトリーのように掻き分ける
瞬く間に下降し一気にあの山頂へと降り立つ
「荷物はその辺で良いだろう、念の為重石を置いておくが」
「・・・・・・」
「どうしt」
「おごgggggggggggggg」
口から(自主規制)
「落ち着いたか?」
「・・・はぁぃ」
蒼き聖騎士の姿はもうなく、ブイモンの姿へと戻っていた。
そしておうゲフン、ダウンした黄金の膝枕していた。
その顔は笑顔でありながら怒りが滲み出ておりその熱い思いに気づいているが故に、黄金も多少楽になっても苦しい状況には変わりなかったのにも関わらず苦笑いせざるを得ない状況になっている。
ある種の禁じ手、その本当の意味は表向きには聖騎士、アルフォースブイドラモンの力なのだがそれは別に些細な問題であった。
つまりは「よくあることで」済ませられることだからだ。
だが本当の意味としては
「・・・高所恐怖症なんとかしろよ〜」
「いじゴホッ、わる・・・」
黄金は高所恐怖症を持っていた。直接下を見なければまだいい部類なのだが、アルフォースブイドラモンの手に乗っていると大体酔う、背中や頭部であれば比較的ましなのだが・・・
「その差は何なんだろ?」
「グフゥ・・・」
「おーい、気絶すんなよー!!」
それ以降、黄金の反応が無くなってしまったので荷物をまくらがわりに敷き寝かせる。
特別悪い感情は抱いてはいない、せいぜい困ったやつ程度の認識でありそれはそれでいいと内心は思っている。
別の荷物から菓子パンを取り出し、大きな一口を食べる。
「いやまあ、美味しいんだけどな・・・なんだか、こいつが居ないと結構・・・」
軽く痙攣のように震えている黄金を横目に見ながら一つ、大きなため息をつく
心のわだかまりとでも言うのか、口を開けば悲鳴を上げ、行動すれば大抵ダウンするこの情緒三半規管不安定運動不足小娘のことを・・・
「いくらなんでもひどくない!?事実だけど小娘なんて・・・」
「いつまでも若々しいってつもりで言ったんだけど・・・ダメだったかな?」
「皮肉じゃん!!だってそれ昔から変わらないって意味じゃん!!なんでよ!そっちはなんか一気に大きくなっちゃって空まで飛べるよう立派な翼もっちゃって!!そこはお世辞でも少しくらい成長したって言ってよ!!」
「少しでもいいの?」
「・・・うん」
今にも拗ねて泣き出しそうな黄金の頭をヨシヨシするかのように撫でる
「境界は崩壊した・・・なぜなら境界を維持していた人間が死んだから。ならいずれあの子はどちらかになる運命、なんせあの子は境界のおかげで存在を保ててる。ある人は願った、そんな選ばれし者なんて無くなればいい。誰かと歩んでも良いんじゃないのかと、迷い苦しむこともあるだろう。だがその過ちを超える者もいるだろう。そんな新しい可能性に賭けてみたいと・・・そしてあらゆる人間にデジタマが出現した。強い思いに呼応するだとか・・・」
結果、世界には別の世界と繋がることが許された。
境界は敷かれども、人間とデジモンの距離はグッと近くなった。
「まあ、その可能性を開いた者の唯一のエゴによって生まれたのがあの子ってわけなんだけど」
影に身を置きながら呟く
影から何かしらの声が漏れるもそれは人間がおおよそ理解できるものではなかった
「まあそうだね、人間には忌み嫌われ、デジモンには同族のように感じる・・・限りなくデジモンに近い人間として生まれる。それはデジモンの力を遺憾なく引き出すことができるだろう。究極体までの力を引き出すほどにね・・・まあ、あんたよりはマシなんじゃない?」
真っ直ぐに背後の影のその先に立つ人影を見る
その人影は一瞥だけして姿を消す
残されたものを拾い上げる
「白と黒の羽を一枚ずつを残して・・・か。」
見たくないものでもあったんだろうと勝手に思い、影を身に纏う
光に照らされる実態がなくなったことにより、影も必然的に消える
これもまた一つの可能性(イレギュラー)
こんな道を辿った世界もあると、記録者にはこう記される
希望の朝日が登った世界と
もしかして短編企画の参加初めてですか!!?(あとがきを読みながら)
わかります、めっっっっっちゃわかります!!
めちゃめちゃ緊張しますよね!? なんか頭に描いていたこと全然文章に載せられなくてモヤモヤしますよね!? 投稿した後に死にたくなりますよね!!?
でもきちんと期日に間に合わせて偉い! てとちんさんに頑張った賞あげちゃいます!!
閑話休題
本編の感想喋りますね(WISEMAN TIME)
幼少期、少女時代、大人とそれぞれの時間軸で黄金ちゃんが描写されていましたが、あんごりゃもんに悲鳴上げさせたり一人でおばあちゃん家に旅したり空飛んで遅刻誤魔化したり、彼女なかなかにアグレッシブね……?
高所恐怖症なのにパートナーがアルフォースなブイモンとは……この先も難儀しそうな予感。
冒頭で奇跡のデジメンタルっぽいアイテムが渡されていたからてっきりマグナモンに進化すると思いきや、まさかのアルフォース。
まあ僕はどっちも大好きだし、二人が幸せならOKです(サムズアップ)
期日ギリギリだったとのことでお察ししますが、最後の部分で示されていた可能性のお話とか、いろいろ気になるところがあって勝手に続編や裏話みたいなものを期待してしまっている自分がいます。
まあこのぐらいすっきりとしている方がお彼岸のお話としてはいいのかも知れませんね。
作中のアンゴラモンっぽい言い回しをするならば、「過ぎ去った物語に囚われず、新しい作品に出会うのもいいと思うよ」といったところでしょうか。
それではこの辺りで感想とさせていただきます。
お初になりますが、感想を書かせていただきます。
生と死が近づくお彼岸。生者が死者と向き合うお墓参り。そして、生と死を繰り返すデジモンの設定としてのデジタマを介した輪廻転生。直球なテーマに子供の一人旅という要素が重なって切なくも少し暖かいものを感じました。
これは一つの可能性。こんな道を辿らなかった結果も気になるところですが、この世界ではこれが選ばれたということで。
短くなりますが、これにて感想とさせていただきます。
初めまして、夏P(ナッピー)と申しますです。
そうかアンティラモンかぁそういえば来年うさぎ年だからな……と思ったら全然違って腰が砕けましたが彼岸担当はブイモンでしたか。古代種だから先祖に近くそれってつまり彼岸というのは目から鱗。
他の方々の作品の影響もあり、彼岸=彼岸花の認識が強くなり過ぎてましたが、言われてみれば彼岸といえば彼岸参りというかご先祖様へのお墓参りですよね。そういう意味ではおばあちゃまの死から始まるのも必然であったか。可愛い子には旅をさせよと言いますが、むしろアグレッシブすぎる黄金ちゃん。
余談ながら最後に「こんな道を辿った世界もある」と記されると、それはつまりifとして辿れなかった世界もあったんかなぁとか嫌な方向性も考えて、それはそれでちょっとワクワクするのでした。
それではこの辺で感想とさせて頂きます。
彼岸花の蕾が開きに参加して頂きありがとうございます。
古代種ゆえに先祖に限りなく近いという理屈は私もなかなかに予想外でしたが、面白いのでこれは認めざるを得ませんね。
おばあちゃんの死から始まり、お墓参りを経てデジタマから新たな生が、そして生き生きと生活している様まで描かれると。生と死、どちらも存分に描かれていてとてもお彼岸らしいお話でした。
もっと広い世界が話の端々に感じられるのもとても素敵な作品でした。
最後にあらためて、彼岸花の蕾は開きに参加して頂き本当にありがとうございました。
今回は当作品を閲覧していただきありがとうございます。
初めての企画参加ということでめっちゃ緊張していますがよろしくお願いします。
ブイモン選出理由
古代種、つまりは先祖に限りなく近い
そして彼岸は先祖への供養の面もある。だったらダメと言われないと踏んだ結果。
アルフォースブイドラモンに関しては仏教の修行の中の六波羅蜜っていうやつに半分ほど()当てはまると言うことで選出、というかそれだったら聖騎士ほぼ全員当てはまりそ
と言うわけでよろしくお願いします。
あとがきとしてはなんでこんなことをしたのか自分をサクッとやりたいです。
だって無駄に大きく想像した結果中途半端なことになってしまったのか。あと企画というのに前々から興味があったのでやりたいという気持ちが抑えきれなかったというのがあります。やらないよりやる後悔で、死にたい、でも没にするのもう嫌だったのでダメ元ですね、選出理由で思いっきりこれ大丈夫なのか?ってなってましたし、もうやだだfjksgvjぃhしおvg8位;素l・b具8えウィ。gbいう;オエwgl・ それでは失礼します。
最終日には間に合った(瀕死の重症)