初めましてこんにちは。
へりこにあん様主催のお彼岸企画に参加させて頂いた者です。
3,000字前後の短い文章になりますが、どうぞよろしくお願いします。
初サロンへの作品投稿になるのでドキドキです。
デジタルワールドにとある見晴らしの良い丘があった。
そこは街や集落といった場所からは離れており耳が痛くなる程の静寂だけが空間を支配していた。
まるで世界中の誰からも忘れ去られてしまったかのような……そんな寂しさすら感じさせる丘の上には不自然に一つの大きな岩が聳え立ち、自らの存在を強く主張している。
岩山などではない草原の丘に突然生えた謎の巨大な岩。花の輪を掛けられデジ文字で何かを刻まれていることからそれがただ自然と生まれた岩ではない事は明らかであるが、果たして誰が一体何の為にここへ置いたものなのだろうか。
周辺はとても綺麗な緑で溢れているだけにデジモン一体見つからないのが不思議だった。
前述した通りの忘れられた場所か、或いは隠された土地なのか、それとも此処を住処とした何かを畏れて居るのか。
その疑問は突如として静寂を斬り裂くようにして聞こえた羽ばたく音と丘を丸ごと覆い尽くしてしまうほどの巨大な影によって解消される。
昼間だというのに薄暗い闇に包まれ、風を打つ翼の音だけが響き渡る丘に舞い降りたのは赤い竜だった。
炎が燃え盛っているような翼に凶悪さが隠しきれず滲み出た面構え。全身がクロンデジゾイドで覆われた身体にまるで地獄から這い出てきたかの如く邪悪な風貌をした真紅色の竜──邪竜メギドラモンだ。
成る程、デジタルワールドに存在する竜型デジモンの中で最凶にして最も邪悪、並び立つとされる四大竜たちには及びもしない凶悪さを持つとされる彼の竜の住まいであるならばデジモンたちが畏れて近付かないのは納得であろう。
そんな畏怖の対象とされているメギドラモンは腰から長く伸びた尻尾の先端を器用に地面につけるとするすると身体を下ろし、荒々しい登場の仕方と比べて随分と静かに地面に降り立っていた。
その手には不釣り合いな小さな包みが収まっており、何かしらの目的を持ってここを訪れたであろう事が見て取れる。
「よォ友。今年も来てやったぞ」
暫くの間メギドラモンは何かを確認するようにジロリと周囲を睥睨していたが、やがて花の輪が掛けられた岩へと視線を移し声を発した。
聞いたものを押し潰し恐怖に打ち震わせるだろう重低音が辺りに響き、放たれた言葉はその声色に相応しい不遜な口ぶりであった。
だがよく観察してみれば偉ぶった態度とは裏腹に岩を見つめる大きな黄金の瞳は優しい色を映しており、少なくともここは彼の大切な場所である事が伺えた。
ここであった懐かしき過ぎ去りし日々を思い返すように瞳が細められ、天を仰ぐ。
遠い過去へと想いを馳せているのだろうか。
その姿だけを見るならば誰もこのデジモンが邪悪と知られるメギドラモンとは想像が付かないのではないか。
ついそう思わせてしまうほど、あまりにもそのメギドラモンは世に知られる姿からはかけ離れていて穏やかな雰囲気を纏っていた。
ただただ緩やかに時間が過ぎる中、カサリと風を受けて手にした包みが揺れた事でここへ来た当初の目的を思い出したらしい。
視線を岩へと戻し、誰に聞かせるでもなく軽く咳払いをすると壊れ物を扱うようにそっと手にしていた小さな包みを岩の前へと置く。
「テメェが好きだった酒だ。感謝しろよ?手に入れるのが大変だったんだからな」
包みを解いて現れる二本の酒瓶を同じく包みの中から現れた二つの大きな盃にそれぞれ注ぎつつ。メギドラモンの口から語られるのはこれを手に入れるのにどれだけ苦労したのかという一つの冒険譚であった。
いつも酒を造っているデジモンが知らない間に拠点を移していたのでまずは探す所から始まり、ようやく見つけるも酒を造る材料がないというのでデジタルワールド中を飛び回って集めてくる羽目になり。
集める旅だって簡単なものではなく相当な苦労の末に集められたものであった上、酒を造るの際にもトラブルが起きて。
苦労の連続の果てにようやく手に入れる事が出来たのだと彼は語る。
それはまるで幼い子供が1日の思い出を母親に語って聞かせるかの如く。楽しげな姿であった。
そうして一度語り出せば次から次へと話題が浮かぶのか、メギドラモンの口は止まらない。
「そういやテメェが初めてこの酒を呑んだ時の事、覚えてるかよ?俺ァ忘れてねぇぜ、俺が大事に大事に取っといた酒瓶を俺が見てない隙に一人で全部呑んじまった姿をな!……ったく、アレは何百年も前に知り合いから貰った奴だったんだぜ?うめぇ酒だからチマチマと呑んでいくつもりだったのによォ……何が『漢はそんなみみっちぃ事は言わねぇもんだ』だ、もう手に入らねェかもしんねぇモンを大事に取っといて何が悪いんだっての」
今でこそ毎年のように酒を用意して貰えるようになったがかつては呑んだが最後、手に入るかわからないものだったという。
彼の話に出る登場人物はそんな事気にしないポジティブ思考というかある意味豪快な人物だったようだが。
話の内容やこれまでの対応からメギドラモン自身が相手に心を許しているのはわかるものの、皆から畏れられている邪竜を前にしてその態度とは相当肝が太い存在である。
否、そんな相手だからこそメギドラモンも心を許し好物を用意する程に懐いているのかもしれない。
当のメギドラモンはとっておきを取られ悔しかった気持ちも同時に思い出したのか恨めしそうに岩を睨みつけるが、その行為に意味などない事を理解しているのだろう。
深く深くため息を吐くだけでそれ以上は恨み言を口には出さず、並々と注がれた盃の一つを手に取りもう一つの盃にぶつけて高々と掲げるとそのままぐいとあおった。
呑み込み切れなかった分が口から溢れて地面を濡らし、ぐっと口元を拭う。
どこか人間臭さを感じさせる仕草だった。
「っかぁーー、うめぇ!!やっぱコイツは最高の酒だな!!ツマミでも持ってくりゃ良かったぜ。最近美味いツマミを作ってるとこを見つけてよォ……テメェにも食わせてやりてェくれェうめぇんだよ」
どれだけそのツマミが美味いか、どこでそれを見つけたのかを語る瞳は嬉しげであったがどこか寂しげでもあった。
それは聞かせる相手から反応がない虚しさからか、もう飲食を共に出来ない寂しさからか。
彼の瞳から読み取ることは出来なかった。
恐らくメギドラモンにとってとても大切な、掛け替えのない存在であったのだろう。
それほどまでに慕っていた存在が今彼の隣に居ないこと、ここへ来た目的を考えれば何があったのか自ずと答えは出てしまうが。
しんみりと沈みかけた気持ちを切り替えるように緩く首を振りまた酒をあおる。
思い出話を聞かせるように呟いてはまた酒をあおり、気付けば岩の前には空になった二つの盃と二つの酒瓶が転がるのみとなり。
そろそろお開きかというところで彼が見たのはやはり岩だった。
「俺ァ長生きだからよ、まだまだテメェよりは生きるだろうさ。だがいつかはそっちに行くし、うめぇ酒が手に入りゃまた会いに来てやっからよォ。土産話を楽しみにしとけ。つってもテメェの事だ、俺が居なくても楽しくやってるんだろうがな」
呆れたように。しかし愛しげに。
初めに友と呼び掛けた岩に向けられる眼差しはどこまでも暖かくて優しくて。
メギドラモンと呼ばれるデジモンらしからぬものであった。
夕暮れ時。
世界が自らと同じ真紅色に染まる中、持って来たもの全てを包みに纏めて飛び去っていくメギドラモン。
その後ろ姿を岩の影にいつの間にかひっそりと立つ一人の男が見送っていた。
『ああ、待っているとも。酒もテメェの土産話もな。だからテメェはもっと長生きして人生を楽しめ。儂の大事な友、メギドラモンよ』
そう呟き一つ残し。
男はメギドラモンの姿が小さくなり見えなくなるまで見守ってから姿を消した。
男の側にあった岩には乱雑な字でこう刻まれていた。
──親愛なる友にして我がテイマー、ここに眠る──
初めまして。
サロンでは投稿はしていませんが、コメントでちょっかいかけて回っている変な男ですが、よろしくお願いします。
拝見しましたのでご報告を。
随分と人間臭いメギドラモンだなぁと思いながら読み終えて、あとがきで全体像を把握した感じです。
酒を手に入れるまでの武勇伝(?)、おい、そこ、もう少し詳しく聞かせろ!!
というのが一番の感想です。
あ、自分、酒はあまり飲むわけではないのですが、酒を酌み交わすほどの仲というのは、見ていて微笑ましいです。
そこまでの仲になるまでのいろいろな出来事も、想像すると話が膨らみます。
テイマーさんもメギドラモンと仲良くなるくらいですから、見た目はもちろん、心もかなりの豪傑なんでしょうね。
デジモンと言えば、子供(若者)とのコンビが定番になっていますが、今回のような長年付き合ったパートナーが登場するお話も今後拝めたらいいなぁなんて思います。
つたない感想で失礼いたしました。
今後の投稿も楽しみにしております^^
デジモン創作サロンでは初めましてですね、wB(わらび)でございます。
サロン初投稿を祝して、僭越ながら感想をお送りいたします。
まるで洋画のエピローグでも観ているかのような、心暖まるお話でした。
メギドラモンという種族が持つイメージを覆す、推しているからこその大胆な描写には、僕も共感のあまり首をヘドバンの如くブンブン振らざるを得ませんでした。
四大竜一の邪悪さと凶暴さを畏れられる彼にとって、人間であるにも関わらず対等に接してくれるテイマーの存在がどれほど心強かったか……。そして彼を喪った哀しみと苦しみはどれほどのものか……。
こうしてお墓参りに来られるようになるまで、途方もない時間を要したことは想像に難くないですね。
お彼岸企画ということでホラーチックな作品が多い中、人間とパートナーの絆をストレートに伝えてくる本作品は非常に読みやすく、穏やかな気分に浸れました。
亡き友の墓に酒を手向けて偲ぶシチュエーションが嫌いな輩がいるでしょうか。いや、いない。テイマーも死して霊となり、声は届かずとも見届ける。互いに触れ合わない感じも好みです。
死因が寿命とは限りませんが、遺された者の寿命が明らかに長いだろうこと、そして同じようなやり取りをこれからも繰り返すであろうことが想像できて、お彼岸の作品としてストレートながらいい余韻に浸れる作品でした。
短くなりますが、これにて感想とさせていただきます。
初めまして、夏P(ナッピー)と申します。以後お見知りおきを。
企画の期間が来てから書き始められたということですが、それを感じさせないどこか穏やかで趣のあるお話しでした。メギドラモンという名前だけで不穏なものを感じさせつつ、実際にはそうではない、誰かをただ想うような雰囲気、彼岸花と同じ体色という要素が無くともお彼岸の墓参りを思わされました。思わず酒が飲みたくなる。
一度読み終えてからもっかい最初から読み返すと、実は最初から「よォ友」と呼び掛けているのに改めて気付いてハッとする。メギドラモンといえばやはり設定上、穏やかなんて単語とは最も縁遠いと言ってもいいデジモンだろうに、こちらのメギドラモンは終始穏やかで切なげで、そしてどこか寂し気でございました。酒を冒険譚を墓標に語り聞かせつつ、それでもパーッと空元気の如く騒いでしまうのはその辺の感情故かなと思っていたら、本文でハッキリと「あれほどまでに慕っていた」と明言されて鼻血噴く。
ジイさんと巡り合うことはもう無く、どこかモヤモヤした気持ちが晴れることは無いのかもしれないけれど、亡き友を想う気持ちもまた決して消えず、その様は美しいと感じ得るような物語でした。
それではこの辺で感想とさせて頂きます。
どうも、企画の方とかでいつもお世話にならせてもらってるユキサーンです。こちらでははじめまして。
まさかちこさんまでお彼岸企画に参加なされるとは……!! と舌を巻いていざご拝読してみると、いやはや知ってたというかめちゃくちゃ堂々を推しを主役に添えていくぅ……!! いやまぁ実際メギドラモンは地獄だし赤だしお彼岸にピッタリだと思いますよ!!
かつて自分のテイマーだった相手の墓参り、と言葉で説明すると簡単ですが、テイマーの墓が現実世界ではなくデジタルワールドにあり、死んだ時点でのテイマーのお年が60代、互いに酒を好んでいる――とある時点でめちゃくちゃバックボーンが気になる話ですねぇ……そもそもこのメギドラモンにもかつては成長期成熟期完全体としての時間があったはずですし……うおお気になる!! それまでのメギドラモンについてもこれからのメギドラモンについても想像の余地が尽きない……。
お彼岸らしくもあり、メギドラモンの物語としてもなんかしっくりする、とても良い物語を描いていると思います。書き始めた時期とか考えると尚更すごい……。
久々のメギドラモン供給、そして企画のテーマにシンプルに寄り添った物語、改めまして本当に面白かったです!! またいずれちこさんの作品を読める日を楽しみにしながら、今回の感想を終えたいと思います。
では!!
こんにちは、企画では大変お世話になっておりました、快晴です。ようこそデジモン創作サロンへ! ちこ様が来て下さった事、本当に嬉しく思います。
拙い物ではありますが、感想の方、投稿させてもらいます。
ちこ様の推し・メギドラモンのお話という事で、どういったものが来るのだろうとワクワクしていたのですが、なるほど、お彼岸らしくお墓参りのお話でしたか。
人間とデジモン、それも竜種と成るとやはり寿命に差があり、先にテイマーの方が……というのは、異種族間の交流を取り扱う上で避けては通れないテーマのように思います。しかしながら読後感はとてもさわやかで、それだけに、生前のテイマーさんとメギドラモンとの関係性が伺えるようでした。
それはそれとして、序盤のメギドラモンというデジモン特有のおどろおどろしい描写、メギドラモン推しなちこ様なだけあって造詣が深いといいますか。人が推しを語るときの描写が大好物なので、この度もにこにこしながら拝見させてもらいました。
2人の絆を象徴するアイテムとして、お酒が登場するのも良いですね。
寿命が2人を隔てるものであるのなら、酒は2人が同じように楽しんでいたもの、というのがメギドラモンの優しい語りで聞かされる昔話からも伝わってきて、きっと以前は返って来る言葉もあったのだろうなと思うと、やはり一抹の切なさも感じられて。
でも、2人はまたいつか会えるのだと。最後の描写も含めてそう思える、全体を通して温かな気持ちになれる、そして本当にお彼岸らしい、素敵な物語でした。
最後になりましたが、私が勝手に言い出したお彼岸こじつけを採用して下さり、本当にありがとうございました。半ば押し付けるようなかたちでのお節介になってしまって申し訳ないのと同時に、デジモン創作サロンでもちこ様の作品を読めたこと、重ね重ねになちますが、大変嬉しく思っております。
と、色々散らかった内容になってしまいましたが、こちらを私の感想とさせてもらいます。
素晴らしいお彼岸の物語を、ありがとうございました!
彼岸花の蕾が開きに参加して頂きありがとうございます。
期間が始まってから創作サロンに登録して投稿という超スピード展開素晴らしいですね。共通点を丁寧に挙げられてはやはりメギドラモンはお彼岸らしいデジモンと認めざるを得ませんね。
話の内容としてもとてもお彼岸らしく、墓参りして死んだテイマーに向けて話しかける。ただそれだけなのにその奥に色々な二人の思い出が見えてきてとてもすてきなお話でした。
改めて、彼岸花の蕾が開きに参加して下さってありがとうございました。楽しく読ませていただきました。
・あとがき
初めましてこんにちはこんばんは。ちこと申します。
この度へりこにあん様の素敵なお彼岸企画に参加&以前から気になっていたサロンへの初作品投稿をさせて頂きました。
簡単な内容としてはかつてパートナーを持っていたメギドラモンによるお墓参りになります。
お彼岸の企画の内容としてはピッタリなのではないでしょうか。
本編の補足としてはメギドラモンがいるぞと噂になっているので皆丘には近づきません。
大きな岩はメギドラモンがどこからか持ってきて丘に突き刺しました。
メギドラモンは新デジカで某オメガな騎士を片手で握っていたことから相当大きいと思います。つまりこのメギドラモンは新デジカ基準の大きさ。岩だって運べるし、ちょっとした丘程度ならば覆い尽くせるほどデカくても問題ないですよね。
あと本編内でお酒飲む描写がありますが、飲んでるのはデジモンだから大丈夫なはず…!
それに墓参りなどで故人が好きだったものを持って行くのはよくある話。今回はそれがお酒でした。
メギドラモンが慕っていたテイマーの男性ですが、60代くらいの元気な元気なお爺ちゃんです。結構ムキムキで初対面のメギドラモンにも畏れず啖呵切っちゃうタイプの御仁。
メギドラモンが喧嘩友達みたいなノリでに突っかかって行ける人であると想像しています。実際に喧嘩したらメギドラモンの圧勝ですが口では勝てないのではないかなと。
そんな3,000字前後の短い文章ですがどうぞ納め下さい。
・メギドラモンとお彼岸の関係性とは?
まず企画のタイトルにも使われている彼岸花。
彼岸花の見た目は赤い花なのです。その赤は名前の由来にもなっており英語では『レッドスパイダーリリー』『マジックレッドリリー』と呼ばれております。
レッドといえば日本語で赤。また聞いた所によれば彼岸花の別の呼び名である曼珠沙華はサンスクリット語で「赤い」を意味しているとか。
これでもかと赤を押していますね。
気になるメギドラモンもその身体は赤い色を持っています。彼岸花とメギドラモン、両方とも赤いという共通点がある事がわかります。
二つ目にメギドラモンの使う技には「ヘル・ハウリング」という技があります。このヘルというのは英語で地獄を意味します。
図鑑を見て頂くと分かる通り「ヘル・ハウリング」は地獄の咆哮を放つと表記されています。
そして上記とはまた違う彼岸花の別名の中には「地獄花」というものがあるのです。
メギドラモンと彼岸花はここでも共通点があることがわかりますね。
赤い地獄花である彼岸花と、地獄の咆哮を放つ赤き竜であるメギドラモン。
彼岸と関連性のある証明になるのではないでしょうか。
最後に素敵な企画を開催して下さったへりこにあん様、参加してみたいけれどメギドラモンと彼岸との関連性が思いつかない…という悩みにも相談に乗って下さり、また後書きの参考にさせて頂きそれを許可して下さったデジモンの文字書きの同志様。
この作品を最後まで読んで下さった皆様に感謝を述べさせて頂きます。
本当にありがとうございました。