ある舗装された道を、一台のゼンマイ式バギーがのろのろと走っていた。
「ミドリ、気が進まないのはわかるけれど行かないわけにもいかないでしょ?」
そう言った白い花園のと呼ばれているティンカーモンは白いポンチョを着ていた。
「でもさ、人間が多い街ってやっばり行きたくないなって」
そう答えた髪をひとつ結びにした黒いコートの人間、ミドリは心底嫌そうにそう口にした。
「食料がもたないのはわかるでしょ?」
仕方なくミドリはアクセルを踏んだ。門の中に入るまで白い花園の問いかけをミドリは無視し続けた。
「ではこちらに記入を」
「……なんですか?これ」
審査を終え、街に入ってよしと判断されたミドリと白い花園のの前に出された紙は、名前に出身や種族なんかの既に聞かれた審査に必要だろう項目以外に、好みのタイプやらこだわりの条件等の項目が並んでいた。
「プロフィールカードです」
なんだそれはとミドリが嫌な顔をすると、審査官はこの街はそういう街なんですよと話し出した。
「この街は、ある結婚相談所がその前身になった街でして、故にこの街に入る人達には皆プロフィールカードを書いてもらうことになっているのです。こちらは街に入ってもらう為の審査と違い、書きたくないことは書かなくても結構です。別にパートナーを作らなければいけない義務もありませんからね……ミドリさんが嫌ならば名前も写真も隠して大丈夫なんです」
ミドリはなるほど、と言いながらこれは思ったより好都合な場所かもしれないと思った。ここに人間お断りと書いておけば人間に絡まれる事を避けられるかもしれないし、彫金師という事をわかって接触してくる人は仕事に結びつくかもしれない。定住するつもりもないという事も書いておけばより確実だろうと。
白い花園のは、この街は長居しない方がいいなと真逆の事を思った。ミドリの機嫌はきっと悪くなるそう確信もしていた。
滞在して一日もすると、ミドリの機嫌はすっかり悪くなっていた。
会いにくるのが人間ばかりという事はなかったが、それでも人間は一定数会いに来たし、ここのデジモンはミドリが今まで会ったデジモン達と少し様子が違ったのだ。
皆、ミドリに対して求めるものがある意味では人間的過ぎたのだ。デジモンからひどく性的な視線を向けられるのは初めてであるだけでなく、不快だった。
そこにいたデジモン達が求めていたのは、愛や恋や生活を共にするパートナーではなく、後腐れのない快楽を共にする相手だった。
人間にとっては子孫を残す為だったり愛を確かめる行為だったりするそれは、本能に裏打ちされないデジモン達にとっては快楽を得る行為以外の何物でもなかった。
人間はそうした事に喜びを覚える、そういうものである、そう思ってしまったデジモン達が人間が嫌いだというミドリのプロフィールを見た時、ミドリがそれを望まない可能性などその頭には、デジモンとそういう行為をしたい筈だという考えしかなかったのだ。
定住する気がないというのも、遊ぶには都合が良い。そう捉えたデジモン達は浅慮ではあれ悪くはない。白い花園のが止めていればあるいは違ったかもしれないが、人間嫌いでも自分ならばと群がってくる人間がいる事からわかる様に全てを回避する事は土台無理な事で、白い花園のはどうしたって嫌な気になるならば嫌い切れないよりも最初から嫌いになれた方がいいと思って伏せたのだ。
「部屋を変えようかな……」
「でもちゃんとしたホテルとかだと国境に確認が行って、多分例のやつが更新されるだけだよ」
「安定した街だからお金はあるはずなんだけど、アクセサリーの需要もないなんて……」
「アクセサリーの需要はないんじゃなくて、あるけど既に満たされているんだと思うよ。ペアリングとか、婚約指輪に結婚指輪、機会はあるだろうけれど、基本はオーダーメイドだって、書かれた旅行記があった」
知った街なんだとミドリが責める様に聞くと、少しだけと白い花園のは返した。
「この街に関しての本は大抵、赤い花園の領分の哲学とか精神性にまつわるものだから、私が知ってるのはあんまりない……青い花園の領分でならもう少し話せる事はあるけれど」
「そっちの方がこの街自体より好み。聞かせて」
「……この街を作った人間とデジモンは、青い花園にこう聞きに来た。人間とデジモンの間に子供を作れる技術はないですか、と。確立した研究はその時はまだなかった、でも、あの街に仮説を立てているデジモン達はいた。青い花園のは彼等を紹介し、聞きにきた二人と研究者達は一緒に帰っていった」
それだけ? とミドリが聞くと、それだけと白い花園のは答えた。
「私達は花と出会わせるだけ、研究中なら資料を求めて足繁く通ってくることも少なくないけれど……彼等は研究の場所自体を移ってしまったから、私はその成果を書いた本が来ないと知る事はできないの」
「でも、旅行記とかあったんでしょ?」
「旅行記にあったのは、この街の人とデジモンは結婚という文化を中心に生活を作っているという点が主で、人間とデジモンが夫婦となって子供を養っている様も記してはいたけれど、それが養子として取っているのか実の子なのかとかは書いてなかった。著者がアンドロモンだから生殖に関しての実感が薄かったのか、それとも実の子である事にこだわる気持ちがわからなかったのか。デジモンからすると、血の繋がりはないのが当たり前だから、あるなら特に大切にしようとはなっても、なければいけないという考えになりにくいのかも」
そんなものなのかとミドリは天井を見上げるようにベッドに寝転がった。ミドリ自身、血の繋がりが大切だという考え方とは縁遠い。縁遠いが全く理解できないとはならないのは人間故なのかもしれないと思った。
「じゃあ、白い花園のから見てもなんでこうなったのかとかはわからないんだ」
「私は知識を書かれた本を丸暗記してるだけで、理解してる訳じゃないからね。でも、多分デジモンの生殖器についての研究にシフトしたんだろうなってことはわかる」
「デジモンにも生殖器があることは少なくない。ただ、本来はそれに熱中するほどの快楽が伴うことは稀。デジモンの多くは生殖器があったとしても生殖能力を有さないし、生殖器自体も言ってしまえばデジモンが成立する過程でたまたま消えなかっただけの名残のようなもの。機能自体が衰えているのだから感覚も鈍いというのが通説の筈。でも、ミドリを訪ねてきたデジモン達は一体二体じゃなかった。たまたまそういう個体が集まったということはまずありえないだろうから、きっと彼らの研究はデジモンの生殖能力を取り戻すという方向にシフトしたんだと思う」
その結果がこれか、とミドリは部屋の入口の方を見た。すぐにドアが叩かれる。部屋の前で足音が止まるのが聞こえていたのだ。
「はいはい……」
ミドリがいやいやドアを開けると、そこにいたのは人間の男だった。
「ミドリさん。うっとおしい婚活に左右されない宿に興味はありませんか?」
「……ありません」
ミドリは扉を閉めた。旅をしているものとしての常識である、その地方の自治体サービスよりいいよとか安いよとか言ってくるのは大抵後でぼったくられる。素直に受け取っていい時もあるが、ミドリは相手が人間だったら全部信じないことに決めていた。
それにしても、こんな詐欺が成立する惨状という事は自分だけこうではないということ、治安も悪いことを思うとミドリはますますこの街が嫌いになった。
「……食糧と水買ったら、明日の朝にでも出よう」
「うん、そうだね」
だけど、と白い花園のは続ける。
「その前に今日の内に訪ねておきたいところがあるんだけど」
ここにいるよりはまだいいだろうしと、ミドリはその提案に頷いた。
水と食料の買い出しを終えると、白い花園のは道行くデジモンにある人名を言って住居を尋ねた。
「コナーという人間の男性を知りませんか?」
「その人って、例の青い花園に来た人?」
「そう。あの人達が作りたかった街はどんな街だったんだろうって、興味が出てきて」
へぇとミドリは流した。白い花園のの顔はとても興味があってという顔ではなかった。何か責任を感じている様に見えた。
住居は簡単に教えてもらえた。この街に住む人やデジモンならば大抵は知っていると言われる程に知られた家の様だった。
そうして辿り着いたのは、大きな屋敷だった。門番もいたが、屋敷の主人は旅の人と話すのが好きだからという事で、あっさりと入れてもらえた。
それでいいのか門番とミドリは思ったが、中に入るとすぐにその理由が知れた。
館の主人は完全体の、鳥の様な翼と脚、獣の様な腕と耳、それでいて顔は人の様なシルフィーモンというデジモンだった。ミドリよりも二回りは大きかったが、圧迫感はなく安心させる雰囲気を持っていた。
「……コナーさんは今家にいないのですか?」
白い花園のがそう問うと、シルフィーモンは残念ながら、と前置きをして話し始めた。
「えぇ、私はアルバ。コナーの子です。父と母は私が十八になるのを見届けて、街を出たのです。まだ街の近くにいる様ではあるのですけどね。しかし、父を知っている旅の方がいるとは驚きました」
そう言ってアルバはちらりと壁に掛けられた写真を見た。
釣られてミドリも見てみると、写真には赤毛の男性と一緒に人と猫の間の子の様なデジモンが映っていた。男性は白いタキシードを着て、人の様な猫の様なデジモンはティアラを付けて白いベールを被っている。デジタルワールドではあまり見ることのない人間界式の結婚式の様子だった。
「ところで、父とはどういう知り合いだったんですか?」
「調べ物をしに、私のいた街に来たんです。私はそこで図書館の司書をしていました」
白い花園のがそう応えると、アルバは聞いていますと頷いた。
「では、あなたが青い花園のティンカーモンさんですか?」
「……いえ、私は青い花園に行くように勧めた白い花園のティンカーモンです」
白い花園のは嘘を吐いた。
「そうですか……よければ私に旅の話を聞かせてもらえませんか? ただでとは言いません、何か必要なものがあれば用意しましょう」
それならば、とミドリと白い花園のは幾らか旅の話をした。
アオについても聞いたが、アルバが調べさせたところディアトリモンが街に入った記録はない様だった。
「それで、必要なものとしては何がありますか?食糧や水、車のメンテナンスなんかも手配する事はできますが」
ミドリはホテルに泊まりたくないのでこっちに泊めて欲しいと頼みたかったが、車のメンテナンスもいいなと思って考えている内に、白い花園のが答えた。
「この街の歴史について教えてもらってもいいですか?」
「そんな事は普通にお話ししますよ。父と母の作り上げた街です。私としても話すのはやぶさかではありません。他にありませんか?」
「じゃあ、この屋敷に泊めてもらっていいですか?」
ミドリのお願いに、アルバはすぐに荷物をうちの者に運ばせましょうとデジモンを遣わした。
「さて、それでこの街の歴史についてでしたね。この街は、二十数年前、中国系の駐屯地が放棄されていたのを利用して興りました」
そう、アルバは話し始めた。
「父と母から聞いた話では、父は脱走兵でした。しかし、デジタルワールドで生きていく事は難しく、他に人間のいる場所を探して帰ろうとここに辿り着いたそうです。その駐屯地は戦闘は行われずに放棄された場所だったので、状態がよく、既に流れのデジモン達の溜まり場と化していたそうです」
「溜まり場?」
「そうです。父より先にその駐屯地にいたという母によると、各々勝手に住みついている状態で、互いに干渉する事はほとんどなく、あるとしてもそれは必ずと言っていい程揉め事だったそうです。父は、こう言うとアレなのですが……自分は一人で人間界に帰れないだろうしデジタルワールドで生きていけないと、そう考えてマッチング業を始めたんです。そこにいるデジモン達をつぶさに観察し、互いに求め合う形になるデジモン達を引き合わせる。そうしていく内にただの集まりが社会へと変わっていきました。父と母の最初の関係は、父の用心棒でした。体格が近いのが都合がよかったとかで……そうして、常に行動している内に惹かれあったんです。その頃には既に街といえるものがここには生じていました。デジモンが集まり、人が集まり、父と母の様に惹かれ合う人間とデジモンもまた出てきた」
そこで、とアルバは白い花園のを見た。
「父は外にデジモンと人間の間に子供を作る方法を求めました。個人的な理由が先立っていたのはもちろんですが、できたならばデジモン達の中に人間が自然と混ざって社会を形成できる様になる。逆もまたしかり、父は故郷に母を連れて行きたかったようです」
「様です?」
「えぇ、私は確かに産まれましたが、デジタルワールドでは人間もデータである事を利用し、父の遺伝子を持った不完全なデジコアを作成。同様にデジモンである母の遺伝子を持った不完全なデジコアも作成。それらを繋ぎ合わせて完全な一つのデジコアを作る。人工授精はまだ生物本来の機能をアシストする様なものですが、私の産まれは自然とは程遠い。私と母が父の祖国の国籍を得ることはできませんでした。私は父の祖国の法では人間ではないんです」
話を戻しましょうか、とアルバは笑いながら鼻をかいた、写真に写る父コナーに口元がよく似ていたが、その笑みの意味するものは異なっていた。
「さて、私は人とデジモンの間に生まれた子供第一号として姓を授かりましたが、その時点でもうこの街はマッチング事業をある種の特産とする様になっていました。プロフィールを公開情報として書いてもらい、その特性を見て他のデジモンや人が声をかける。そういったことが当たり前になっていたのです。しかし、デジモンと人の間に子供を作る研究は街の財政を圧迫してもおり、子どもを作る為にかかるコストも膨大。打ち切りの危機どころか打ち切った上で街をどうするべきかと悩まなければならない程の財政難を迎えていました」
そこに、悪魔の囁きが聞こえてきたのです。アルバは、茶化して言ったがあまりよく思ってないのだろうと察するのはミドリにも容易だった。
「色欲の魔王リリスモンが資金提供を申し出たのです。既に成果が出ていた私を作った技術から、人間のデータからデジコアを作る技術を抜き出して応用し、デジモンに人間の様な生殖機能を伴う生殖器を作る研究とし、それを中心として街を作り直すならば、街を再興する資金は全て自分が出すと」
白い花園のは一つ深く頷いた。
「その結果が今のこの街」
「そういう事です。マッチングさせるのは恋愛や性欲を伴う関係ばかり、私はそこに愛があるのか疑問に思う部分もあり、しかしリリスモンがこの街を動かすお金を出している以上、変わることはないでしょう。研究者達は研究ができさえすればいいようですしね。父と母がいなくなってからはさらに治安も悪くなるばかりです」
アルバはそう苦々しく言ったあと、冗談ですよ今の街も気に入っています、愛ある関係もまた多くなったはずですとまた笑った。
白い花園のは、そんなアルバに特に声をかける事はなく、ミドリもまた、何も言わなかった。
ミドリと白い花園のはそのまま夕食もご馳走になり、風呂にもゆったりと浸かり、ふかふかのベッドは横になった。
そして朝になり、ミドリと白い花園のが屋敷を後にしようとしても、アルバは見送りに来なかった。
仕方なく、予定よりも荷物の増えたバギーを走らせてミドリと白い花園のはアルバの屋敷を後にした。
何事もなく街を出て、三十分程経つとミドリは屋敷に入って出るまでの間に増えた荷物を解いた。
「……やっぱり、いた」
「すみません。でも、こうでもしないと私はあの街から出られませんでした」
荷物から這い出てきたアルバは、そう言って笑った。嬉しさが抑えきれずこぼれ出てしまった様だった。
「この後どうするかは決めてるんですか? 私達には三人で旅をする余裕はないけれど」
「父と母の居所は知っているんです。バギーで大体数時間も走れば着きます。父と母と一緒にどこかあの街から離れたところに行けたらと考えています」
白い花園のはそう、と少し微笑ましそうに頷いていた。ミドリはそれを見て白い花園のから見たら私も子どもなんだろうかと少しどうでもいい事を考えたが、すぐにやめた。
「本当に、会いに行くの?」
代わりにそう尋ねた。
「……えぇ?」
わかったと言った後、ミドリはもう何も尋ねずにアルバの指示通りにバギーを走らせた。
言われた通り数時間程でバギーは小さな小屋に着いた。小屋は素人が建てたとはとても思えない作りで、隠そうとしているわけでもなく、小綺麗に作られていた。
アルバがバギーから降りると、ミドリは続こうとした白い花園のを止めた。
止められた白い花園のが振り返って、ミドリの顔を見ている間に、アルバは小屋の扉を開けて中へと入っていった?
「行かない方がいい。アルバが出てくるまでは、行かない方がいい」
「どうして?」
「多分だけど、アルバの両親はアルバと違ってあの街はあのままでいいと思っている」
ミドリの言葉に白い花園のは驚いた。
「コナーさん達は私には、純粋に愛し合っている様に見えたけど」
「この家の玄関はアルバのサイズになっていた。両親は人間サイズなのに。多分両親にとってはあのままの街でよくて、最初はアルバをこっちにやろうとしていた。でも、多分アルバは人柄が良すぎたんだと思う。慕われていて、誰もがアルバが後を継ぐものだと思ったんじゃないかな」
「……じゃあ、両親がいなくなってから治安が悪くなったのは……」
「両親にアルバが泣きついてくると想定したんじゃないかな。そうしたら、自然に交代できる。一旦ここに住まわせて、そこからさらに別の街へ行かせればいい
。来るまで、いや、来てからも確信はなかったけれどさ……」
ふと、小屋の扉が開いてアルバが出てきた。頭を抱える様にしながらよろよろと歩いて出てきたアルバはそのままバギーにもたれかかった。
「あぁ、アルバ……」
白い花園のの小さな手ではアルバの肩に手を置くのがやっとで、抱きしめてあげたくともそれはできないことだった。
「……私の知らない間に、母は手術を終えていました。私には両親がわかりません。愛し合ってみえたのに、私だっているのに、そんな事しなくても愛し合えていたのに……どうして……」
ミドリは、自分の隣に座る様にアルバに促した。
「次の街まで一緒に行く?
「ありがとうございます。でも、大丈夫です。リリスモンに両親が消されていたら、そういう想定もしていましたから……だから、ここでお別れです。振り返らずに、ミドリさんと白い花園のさんは目的地を目指してください。私は私の道を行きます」
そっか、とミドリは頷いてバギーを走らせた。白い花園のは振り返らずにと言われたが、少し走ったところで振り返った。でも、もうすでに小屋の前にアルバはいなかった。
最新話拝読しました。
デジモンと人間のマッチングと子作りというモンスター物としてはこれまた難しいテーマに切り込んできましたね。
人とデジモンが出会い、愛を育くむ町といってもその成り立ちも一筋縄ではなければ、そこで産まれ残された子供も純粋に愛着があるかというと……だからこそ、再会した結果がより響いたのかなとも。
親の選択とそれを知った子の反応がまたなんともきつい……。親とは言え個々人の選択で、それでも受け取る側の感情を強制することは誰にもできない訳で。結局一旦離れるのがベターな訳ですが。
答えとかない感じの感想になってしまいましたが、こんなところで失礼します。