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桃ノ井モトキ
Function-D ep.02「君の役割」
ディスカッション
←PREV NEXT→ 【Part 1/3】 * 意識を取り戻した少年――坂本翼(さかもとたすく)の感覚が最初に捉えたものは、暗闇。光や音、熱さえも感じさせないベタ塗りの暗黒の中では、翼自身と、手を握り合った《相棒》ドラコモン以外の何者の存在も知覚できない。ドラコモンが右手の先にいることさえも、手指に伝わる温もり以外に証左とできるものは無い。 ただただ暗いその空間で、翼とドラコモンは
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Apr 06
快晴
『Everyone wept for Mary』第4話
ディスカッション
≪≪前の話 次の話≫≫ 数年ぶりに太陽を見上げたあの日、俺の目尻からは止めどなく涙が零れ落ち続けた。 陽の光を美しく感じただとか、そんな感動的なシチュエーションでは無い。ただ単に、俺の目玉が天上の光球に耐えられなかったのだ。 酒の肴にとせめてもの色彩を求めて外していたサングラスを、溜め息交じりにかけなおす。 すっかり慣れてしまったこの疑似的な薄暗がりのせいで、今や俺の瞳には、
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Apr 08
ユキサーン
デジモンに成った人間の物語 序章の二
ディスカッション
・ 前話へ デジタルワールド。 数多の情報のデータが集まって形成されたその世界には、人工知能を持つデータの生物であるデジタルモンスター……略称『デジモン』が生息しており、様々な種が生まれ持った個性を活かして生きている。 そのデジタルワールドの大陸上に存在する村の一つ――発芽の町。 丘のある草原の上に建てられたこの村には、木造にしろ石造にしろ扉の無い建物が多く建っており、丘の最上部から湧
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Apr 03
ユキサーン
デジモンに成った人間の物語 第一章の一
ディスカッション
前話へ 月が太陽に置き換わり、自然の摂理のままにデジタルワールドの時は朝へと転じる。 夜明けの光がベアモンの家の中を穏やかに照らし、それによってユウキは目を覚ます。 「……朝か」 外の明るさを確認すると気だるそうに体を起こし、両手を上げて背伸びすると共に大きなあくびが出る。 それらはユウキにとって、普段通りの動作で普段通りの日常の始まりを意味するものだった。 ほんの、昨日までは。 「
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Apr 01
ざがねくん
デジモンハッピーワーク テリアモンのお話その二
ディスカッション
[その一はこちら https://www.digimonsalon.com/top/totupupezi/dezimonhatupiwaku-teriamonnoohua ] ボクはテリアモンでぃす。 この喋り方は癖なのでぃす。 ボクはデジタルワールドから来たのでぃす。 そして色々あって、デジモンの派遣会社「ハッピーワーク」で働くことになったのでぃす。 今日はそんなボクの後輩を紹介するのでぃす
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Mar 23
快晴
『デジモンアクアリウム』Episode3:嘘吐き
ディスカッション
Episode1 Episode2 Episode3≪≪ 頭が痛くなることはありますか? めまいを起こしたことはありますか? 小学生の私はその質問に正直に答えて、そしたら学校は、病院の検査でよく見てもらうようにと。そんな手紙を、親に書いて寄越した。 色々調べてもらって、その結果。私の身体はどこもかしこも異常無し、で。 帰り道、無言を貫いたまま速足で私との距離を作ろうとする母に、怖くなった
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Mar 20
へりこにあん
Threads of D 第一話 幽霊
ディスカッション
バイロンの詩の中には事実は小説よりも奇なりという言葉があった。 ジェール・ヴェルヌは人間が想像することは人間が必ず実現できるとも語った。 ならば、小説に描かれるのはいずれ実現できる現実と既に起きた現実の組み合わせ。だけど、事実は人々が想像していなかったことも起きてしまったら事実なのだから、バイロンの言葉はあまりにも当たり前。 あまり普段考えない人もわかったつもりにならなくては世間にまでは広まらない
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Feb 24
wB(わらび)
燃やせ雑草魂
ディスカッション
※本作品は、2018年1月28日開催のデジモン二次創作イベント「DIGIコレ6」にてDYNE(@dyne_gcl)様主催のオリジナルデジモン小説アンソロジー「DiGiMON WRiTERS 02」に参加させていただいた際の作品です。 そして、「アンソロ初参加の初短編作品」です。初短編作品です(大事なことなので(ry *****************************************
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Apr 08
へりこにあん
Threads of D 第六話 こっくりさん
ディスカッション
「おーい! 雅火いる?」 「……いや、いないですよ。この時間は」 金髪を揺らしながら元気よく入ってきた黒松に、尾池は一瞬体をびくりと震わせた後、そう返した。 「そっか、残念だケド……せっかくだし聞いてくれるヨネ?」 「えぇ……他に聞いてくれる人いないんですか?」 これから運動部が朝練する様な時刻に学校いる子、他に誰がいると思うと黒松に言われて、尾池は呻く他になかった。 「で、話なんだケド。雅火から
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Apr 06
ユキサーン
デジモンに成った人間の物語 第一章の三(終)
ディスカッション
前話へ 時は少し遡る。 自身の所属する組織『ギルド』のリーダーであるデジモン――レオモンの命令を受け、個体名で『レッサー』と名乗るミケモンは水棲生物型のデジモンと共に多くの水源が目に映る山――『滝登りの山』へと、やって来ていた。 「……こっちも特に異常は無しっと」 周囲の木々や生息しているデジモンの様子を見てミケモンはそう呟き、通り縋った際に木に成っている所を見つけた黄色い果実を齧りなが
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Apr 03
ユキサーン
デジモンに成った人間の物語 序章の一
ディスカッション
――ピピピピッ!! ピピピピッ!! 「……ぅん、ん~……」 目覚まし時計のアラームが響く、色々な物を散らかしている部屋の中。 一人の青年が、室内に立ち込める蒸し暑さに呻き声を発しながら意識を覚醒させる。 視界にモザイクが掛かってよく見えないまま、機械音声を発している目覚まし時計の上部のボタンを押す。 音が止み気だるそうに体を起こすと、口から大きなあくびが出た。 「朝、か……」 もっと
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Mar 31
へりこにあん
Threads of D 第三話 くねくね
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ゴールデンウィーク初日の昼のこと。 尾池は幌付きの軽トラの荷台に膝立ちで、ゴミバケツの中に張った水の中にいる七美を心配そうに見ていた。その恰好は普段の制服ではなく、長袖のTシャツにジーンズ、スニーカーとラフな格好で、シャツには大きなヤツメウナギのイラストと八目鰻と漢字が描かれていた。 トラックがブレーキをかけると、固定されていたゴミバケツはそのままだったが、膝立ちだった尾池はあえなくバランスを崩し
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Mar 23
へりこにあん
Threads of D 第四話 魔王
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「骨折とかはとりあえずなくて、たんこぶはあるけど脳内出血とかもなさそう、らしいです。でも手首は捻ってたので、固定してもらいました」 一度病院に行って戻ってきた尾池は、口でそう言っているのとは裏腹に至るところに包帯を巻いていた。 「本当に手首捻っただけなのか?」 「あ、はい。擦りむいた範囲が広くて、その場所にはこうラップみたいなの貼って固定のため? の包帯は巻かれましたけど……CTとかも撮りましたけ
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Mar 08
おでんなドルモン
Closing Garden 08「敬愛と対価」
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「ボクの贈る『対価』が少しでも君の抱えている『憂い』を取りはらえればいいな」 ヘクセブラウモンは軽く顔を傾けて微笑みながら、デュナスモンの方に目を向ける 「どういうことだ?」 「言い方を変えれば『君が愛した者』達のこれからの行く末を【視た】ボクからそれぞれに一つ贈り物をしようってことだね」 そんなことが可能なのか?―そうデュナスモンが尋ねる ヘクセブラウモンは続ける 「可能だよ。やれることは限られ
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Feb 18
パラレル
X-Traveler Episode.12 "ポイント・オブ・ノーリターン"
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<< 前話へ 目次 次話へ>> Episode.12 "ポイント・オブ・ノーリターン" 「今日の真魚くんの予定を知らないかい?」 そんな恭介からの電話に対して「は?」の一文字が口を突かなくてよかったと渡は心から思った。「バイトでもないなら女子高生のプライベートですよ」なんて冗談は論外だろう。そう断言出来るほどに彼が焦っているのが声音だけで分かる。 「多分特異点F(あっち)かと。キョウカと
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Apr 08
ユキサーン
デジモンに成った人間の物語 第二章の一
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前の章へ その空間には、人の気配が存在しない。 辺りに存在するのは紛れもなく都会に数多く存在するコンクリートの壁であり、外側から内部を覗き見る事も出来うる窓も存在し、人間の能力に見合った数多くの機材だって数え切れないほど有るにも関わらず、その空間には人間と呼べる存在がただの一つも存在しておらず、建物として全く機能していないように『普通の人間には』見える。 そんな、現実の世界でも電子の世界
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Apr 05
ユキサーン
デジモンに成った人間の物語 第一章の二
ディスカッション
前話へ フライモンから受けた傷と毒をパルモンの家である程度治療してから、三十分ほどの時間が過ぎた。 右足の感覚が未だに麻痺している所為で、歩行が難しい様子のベアモンの手を掴んで支えながら、ユウキはエレキモンと街道を歩いている。 向かおうとしている場所はベアモンの家では無く、これから働く予定である『ギルド』と言う組織の拠点である建物。 その理由はベアモンから口である程度の説明は受けたもの
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Apr 02
へりこにあん
Threads of D 第五話 メリーさんの電話
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ゴールデンウィークが終わって、尾池の生活はまた少し変わった。 尾池は科学部に入ってまだほんの一ヶ月ぐらい。だけど、幽谷はセクハラはともかくそんな悪い人とは思えないし、硯石に関しては文句なしのいい人に思えていた。 部員がほとんどいないことや何故か部内で事件をおさめようとすること等の謎はあるとはいえ、科学部は尾池にとって結構落ち着ける居場所だった。 でも、少し謎が放置していられない気になってきた。 個
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Mar 27
おでんなドルモン
Closing Garden 10「魔法の国のおとぎ話」
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ここはデジタルワールドの何処かに存在すると言われる魔法の国、名を『ウィッチェルニー』と言う。今尚存在する数々の魔法使いに属するデジモン達の多くがこの国から旅立っていったとされている場所である。心地の良い風が吹く、『魔法』がデジモン達を導く世界。その歴史は長く、数百年ともいわれている程だ。四季も存在し、今は春の季節が訪れていた。この世界には『ウィッチェルニー魔法学園』という学校が存在し、同時に国全
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Mar 23
へりこにあん
Threads of D 第二話 口裂け女
ディスカッション
尾池礼奈の朝は早い。 「じゃあ、行くよ七美」 そう言って、尾池は自室の水槽にビニール袋を沈める。水槽には高さ長さ共に三十センチ近くある七色の体色をした熱帯魚、七美がいる。 沈めたビニール袋は到底七美が入るとは思えないサイズであったが、ビニール袋に入ろうとするに従って七美の体は比率そのままに縮小していき、かなり余裕を持って収まるに至った。 尾池は慣れた手つきで素早く袋の口を結ぶと、袋
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Feb 26