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フォーラム記事

ぴのすけ
2020年1月29日
In デジモン創作サロン
ワーガルルモン『ナイト、本気か!?』 ナイトモン『あぁ、カオスデザイアから行きたいと思っている。』 ワーガルルモン『いやいや、あそこの連中はあんまり関わりないし、なんか良くない噂とかも聞いてて正直行きたくない…というか…』 ワーガルルモンは声をくぐもらせながら言う。 ワイズモン『確かに、ガルルの言っている事は一理ある。わざわざ良くない噂が流れているデザイアへ1番に行くのは相応の理由があると見たが…』 ワーガルルモンはワイズモンの言葉を聞くなり、激しく2回頷く。 ワーガルルモン『そ、そうだぜ!なぁナイト…考え直さねぇか?もし仮に今回の騒動が奴らの仕業だったらアレだぜ? レベル上げしないでラスボス挑む事になるぜ?? 低レベルクリアRTAなんか動画だけにしたいぜ…』 ワーガルルモンは不安げな顔をのぞかせた。 ナイトモン『…わがままを言ってすまなかった。だが、私はそうは思わないんだよ。』 ワイズモン『理由を聞こう、判断はそれからでも遅くはない。』 ワーガルルモン『ぅ〜ん…ナイトがそれでも行きたい理由ってなんだ?』 ナイトモン『私の友人が残されているかもしれない。』 ワイズモン『ほぉ、ナイトの友人が居るかもしれないのか。』 ワーガルルモン『ぇ? え!?!? ナイト俺たちに黙って友達増やしてたのか???』 ワイズモン『あの2人のことだろう、確かに残っているかもしれないな。』 ワーガルルモン『ぇ? なんでワイズは知ってるの??』 ワイズモン『僕は話を聞かせてもらったからね。君はナイトが遠出して帰って来た日、眠いからって話を聞かずにすぐ寝ただろ?』 ワーガルルモン『ぁ…あの日はちょっと頑張りすぎてだなぁ!!!!』 ワイズモン『天気もいいからってガルルモンの群れを従えて川で遊びまくってたんだよな?』 ワーガルルモン『な!なんで知ってんの!!!』 ワイズモン『僕が知ろうとすれば容易く情報は手に入るのだよ…。』 ワーガルルモン『ぁ、ずっりー!!!』 ナイトモン『今軽く話してもいいけど…。』 ワーガルルモン『俺にも教えてくれ!その友達はどんなやつなんだ? デザイアでも稀に見る良いやつか!?』 ナイトモン『シールズドラモンだ。 所属部隊はテネブリス。一緒にコマンドラモンもいる。』 ワーガルルモン『…ぇ…、今…なんて?』 ナイトモンの言葉を聞いたワーガルルモンは表情を曇らせる。 ナイトモン『シールズドラモンとコマンドラモンだ。』 ワーガルルモン『そこじゃない…、所属なんちゃらって聞こえたんだが…それをもう1回言ってくれ…聞き違いであってほしい…。』 ナイトモン『所属部隊はテネブリスだ。』 ワーガルルモンの顔から血の気が引いていく。 ワーガルルモン『終わった…。ヤバいなんてもんじゃない…。』 ナイトモンはキョトンとしている。 ワイズモン『怖気付いたか?』 ワーガルルモン『いや…、シールズドラモンって聞いてまさかとは思ったが…、よりによって暗部組織最上層の奴じゃないか…。テネブリスのシールズドラモンに狙われて消えなかった奴は居ないうえ、血も涙も無くまるで感情すら無いってもっぱらの噂の…はぁ…。』 ナイトモン『そんな噂が…。』 ワーガルルモン『ナイト〜…悪い事は言わねぇ、友達選べよ〜ぉ…』 ワイズモン『うむ、確かにその黒い噂、聞いた事がある。しかし、噂というものがどんな役割を担うか考えたところ、僕は読めた。会いに行こう。』 ワーガルルモン『えー??? はぁ…、どうなっても知らないぞ!!もう!!』 ナイトモン『ありがとう、2人とも!』 3人はカオスデザイアに向けて歩きだした。 続く。
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ぴのすけ
2020年1月28日
In デジモン創作サロン
3体がゲートを潜ろうと動き始めたその時、急にゲートが閉まった。 ワーガルルモン『ぇ!? なんで!? どーなってんの!? スレイプモン??』 スレイプモン『…分からぬ。』 ワイズモン『状況が掴めない事は把握した。』 ワーガルルモン『ま、まさか…俺が遅刻したから…なのか? そんな…』 ナイトモン『ガルル、それは無いと思うよ。このゲートを正常に閉めてこのエリアの記憶をログとして記憶し、残す為にこの鍵が存在している。』 ワーガルルモン『つまり…なんらかの異常事態が起きたという事だな? 良かった〜…俺の遅刻が原因だったらどうしようかと…って、良くねーか…。』 スレイプモンは少し呆れた顔をした。 スレイプモン『…ん? ロイヤル回線での通信が入った、3人とも少し待たれよ…。』 ???【異常事態だ、急にゲートが閉じた。】 スレイプモン【こちらスレイプ、異常事態発生の件は既に承知している。原因は分かっているのか? デューク】 デュークモン【いいや、不明だが…マグナ、ロードナイト、ドゥフト、ガンクゥ、アルフォースが非常ルートよりデラーレからアリウスへ調査に向かった。】 スレイプモン【そうか、私はグラスランドを調査する、デュークはグランドキャニオンの調査をよろしく頼む。】 デュークモン【分かった、くれぐれも気を抜くな、スレイ……ン。 そ……ら、…ー……n…】 スレイプモン【デューク、聞こえないぞ、何かあったのか?】 デュークモン【…ッ!!! ック!!!…、貴様h……グ………ンッ!!! 】 スレイプモン【何があったデューク!!応答しろ!!!】 スレイプモンの表情の変化に3人は気付く。 ワーガルルモン『お、おい、スレイプモン?? どうした??』 スレイプモン『…デュークモンとの回線が途切れた。皆!気を付けろ!!!何が起きてもおかしくない!!気を引き締めるんだ!!!』 ナイトモン『デュークモンは…』 スレイプモン『分からん…グランドキャニオンで何かが起きた。しかし、奴は簡単にやられるデジモンではない…。私はこのエリアの調査に当たる。3人にお願いがある。』 ワイズモン 『…ロイヤルナイツとしての頼みか?』 いつになくワイズモンの声がすごんでいたのでワーガルルモンは口を挟まずにいた。 スレイプモン『そうだ。』 ワイズモン 『そうか、どんな内容だ?』 スレイプモン『各エリアの状況を調査してきてほしい。今回の異常事態の原因となるものを見つけ次第グラスランドで落ち合おう。』 ナイトモン『分かった。』 ワーガルルモン『なんか特殊な回線で連絡を…と思ったんだが、敵にモロバレしたらマズイからなぁ…。自分たちの足で戻るしかないか…』 ワイズモン『諦める事だな。』 ワーガルルモン『へいへい。俺たち完全体で頼りないかもだけど、頑張るか…』 スレイプモン『そんな事は無い、少しでも情報が欲しい。よろしく頼む。』 ワーガルルモン『ホントか!?嬉しいなぁ///』 スレイプモン『しかし、決して無理はしないでくれ。』 ナイトモン『約束しよう。』 3人はスレイプモンと別れ、目的地を決めるべくマップを見た。 ワーガルル『なぁ…どっから攻める?? 順当にいくと…ティアーズレイクか??』 ナイトモン『2人には悪いが先に行きたいエリアがある。』 ワーガルルモン『お? 珍しく乗り気じゃないか!ナイト!』 ワイズモン 『ガルルよりはマシな意見が聞けそうだな。』 ワーガルル『んだと?コラァ!!俺は堅実派だぞ??? で? どこ行く気だ?ナイト』 ナイトモン『カオスデザイア』 ワーガルル『『な!!!なにぃぃぃ!!?!?!?!』 続く…
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ぴのすけ
2020年1月20日
In デジモン創作サロン
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 心とは、持つ者全てに与えられた如何様にもなりえるものである。 例えそれが光から生まれようと、闇より産声をあげようと… ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- レオモン『…そろそろ時間だが、ガルルはまだ来ないのか?』 ナイトモン 『すまない、忘れ物をしたと言って戻ったきりだ。』 ワイズモン『…あのワンコには手を焼くよ、まったく。』 レオモン『ハッハッハ、まぁそう言うなワイズ。これを聞いたらまたガルルが怒るぞ?w』 スレイプモン『…時が迫っている。』 レオモン『すまないな、スレイプモン。ロイヤルナイツの仕事が忙しいのに、こうして待たせてしまって…。』 スレイプモン『なぁに、これも仕事の一環だ。気にしなくても良い、グラスランド領主レオモンよ。』 レオモン『ナイト、これを。』 レオモンはナイトモンへ鍵のような形をした物を預ける。 ナイトモン 『これは…。』 レオモン『グラスランドのアカシックレコードだ。ガルルが来たら、このゲートを抜けた後、それでこのエリアの記録と鍵を頼む。』 ナイトモン 『だがコレは領主しか…』 レオモン『お前になら託しても問題はない。それに、アリウスへ行ったグラスランドの皆が心配でな…一足先に行こうと思う。また成長期の子達が好き勝手してると後が大変だからな…。』 ワイズモン『…ふふ。領主は大変だな、レオ。』 レオモン『茶化してくれるなよ、ワイズ。皆が居てこそのグラスランドだからな。2人とも、ガルルを頼んだぞ。スレイプモン、迷惑かけてすまないがよろしく頼む。』 スレイプモン『うむ、任せておけ。』 レオモンはゲートをくぐり、姿を消した。 その後すぐにワイズモンが小声で呟く。 ワイズモン『行ったか、上手くやれよ…。』 ナイトモンは言葉を聞き取れなかったが何かを呟いた事に気付き聞き返す。 ナイトモン『どうした?ワイズ。』 ワイズモン『いや、何でもない。』 ???『オーーーーーイ!!!』 そうこうしているうちにワーガルルモンが大声で手を振りながら走ってくる。 ワーガルルモン『ゴメン!待った!?』 ナイトモン『忘れ物は持ってきたのか?』 ワーガルルモン『おう!ほらコレ!』 ワーガルルモンはドッグタグを掲げ、首元にぶら下げる。 ワーガルルモン『コレ無いと首元が寂しくてなぁ!アハハ!!』 ワイズモン『…ふふ、飼い犬にはお似合いの首輪だな。』 ワーガルルモン『んだとコラァ!! 俺は犬じゃねぇ!!狼だって何回言えば分かんだワイズテメェ!!!』 ナイトモン『まぁまぁ、2人とも。』 ワーガルルモン『ナイトォ!俺が犬に見えるか? 狼だよな? 絶対狼だよな!? 紛れもなく狼だよな!?!?』 ワーガルルモンはつい尻尾を振りながらナイトモンへ質問をなげかける。 ワイズモン『ほう…これは興味深い。いつからナイトモンが飼い主になったのかな? 本には確か…犬は飼い主に尻尾を振ると記述があったのを思い出したぞ。』 ワーガルルモン『テメェ本ばっか読んでるくせに犬と狼の見分けもつかねーのかこの野郎!』 ワイズモン『そうだなぁ…【犬に例外有り、狼のフリをしている種もいる】と追記しておこう。』 ワーガルルモン『ああー!!!!!もう!!!』 スレイプモン『…賑やかなところすまないが…、そろそろ時間だ。ゲートを通ってアリウスへ。』 ナイトモン『すまない、迷惑をかけてしまった。』 ワーガルルモン『ぜってぇ後で吠え面かかせてやるぜワイズ!!』 ワイズモン『既に吠えてる君が言うセリフでは無いと思うがね。』 スレイプモン『さぁ、アリウスへ。』 3体がゲートをくぐろうとした瞬間の出来事だった。 続く。
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