リハビリがてら、2,500字もいかないような超短編の雰囲気投げときます。 「今日はいつもと違うことをします」 そう言ってのけた上司の格好は、いつもの紫の衣装ではなく赤い衣で。はてと考える前に、その横にはソリ。それに腰掛けて手を振ってることを考えるに運べという指示なのはわかった。衣装がいつもと違う点も、ソリと合わせて考えると答えは出てくる。 「何故サンタの真似事を……」 主人は、七大魔王の一員に数えられる程の実力者。色欲の罪を内包するという意味では、そういう姿をするのもおかしくないのか? いやでも魔王だし……と混乱しつつもソリに近寄れば、空中に浮かんだ紋章によって、ソリに繋がる器具が胴体につ